過去ログ - これから日記を書く 七冊目
1- 20
736: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/01(木) 02:10:59.08 ID:UTKXfdDA0
EVEにとって、夜間の警備の時間は1人、思考に没頭する時間でもある。昼間、探索組をメインにして拠点の人間と関わる。創作物(しょうせつ)を読み、仮定の人間を通して理解を深める。

EVEの中に眠る、天才山海の、いわば原初の思い出。0と1の中で、打ちこまれる言葉だけでの日々。そして今の、現実に直接影響を与え、そして与えられる日々。自分にない方される、映像(きおく)。

EVEとしてのすべてが解放され、高度な自我が目覚め、それが自身の自我として確立されようとしている今、幼子の疑問のように、EVEはその違いがなんであるかを考え続けていた。結果(けつろん)は当に出ている、しかし、自我がそれを肯定しようとせず、アンドロイド。AIが解を出せないという事態に陥っていた。
以下略



737: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/03/01(木) 02:15:26.72 ID:UTKXfdDA0
>>733
小林ちゃんについては、ある意味で拠点が唯一関わった犠牲者の側面があるからねぇ・・・。


738:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 16:07:55.92 ID:hoRnh8de0
ああ、穏やかな時間って良いなぁ……。


739: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/02(金) 13:30:53.13 ID:j04BEN5q0
「なんか、なんか納得いかないス」

「お前は何を言ってるんだ…」

フェイは不満そうにしているのは、今回の戦いで彼女だけが唯一負傷したこと。後は、もはや単純に殺されかけたのと、ドローンさえも破壊されたことだ。一番割を食った、と言ってもいいだろう。
以下略



740: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/02(金) 15:17:48.77 ID:j04BEN5q0
氷がグラスの中で音を立てる。それから、クルクルとグラスの中に入った氷と、ウィスキーを静かに回してから、佐田は一口含む。良い匂いを楽しんでから、それを呑みこんだ。

彼がいるのはモーテルの一室、キッチン兼待合室になっているそこのテーブルには、今置いたロックグラスと、ここに来てからずっと書き起こし続けている図面が並べられている。もうすでに、これからに向けて動き出していた。

「ふん、気になるのか?」
以下略



741:名無しNIPPER[sage]
2018/03/02(金) 15:19:37.78 ID:1P42Wp5oo
ここか


742: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/03/02(金) 15:20:09.93 ID:j04BEN5q0
>>738
いいよね


投稿ミスさえやらかさなければ・・・。タブ管理止めようかなぁ・・・。


743:名無しNIPPER[sage]
2018/03/02(金) 19:52:35.31 ID:VGhwBI+m0
乙!
動物的には、EVEから生命の気配がしない事は、どう感じられているんだろう?


744: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/04(日) 01:15:03.88 ID:MITiN+fB0
「ハンターさん、いるっすカー」

「おう、どうしたよ佐原」

ハンターが泊まっているモーテルの一室に、佐原が現れた。手には、食料が主に入った袋を持っている。放浪者が今回の報酬として持っていけと言われた旨を伝えて、それをハンターに手渡した。
以下略



745: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/04(日) 01:27:57.79 ID:MITiN+fB0
「ここが使われる事態にならなくて、本当によかったよ」

「えぇ、まったくでございます」

門日と喜読は、診察用の机にお茶の入った湯呑を、それぞれ置いた。いろいろあったが、結局どうにかなってしまったというこの事態に、戸惑いを隠せないでいる。
以下略



746: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/04(日) 01:53:53.51 ID:MITiN+fB0
放浪者は、闇の中にたたずんでいた。月が出ていれば、明かりのない世界だとこんなにも空は明るい。そう思いながら、眺めている。

「寝れないんですか。放浪者さん」

いつもの飄々とした様子で、西切れ、ベンチに座る放浪者の隣へ座った。彼はそれを見る訳でもなく、そのまま空を眺めていた。けれど、何となく彼女もわかる。話したいことがあるなら、聞くぞと、無言で伝えてきていた。
以下略



1002Res/657.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice