過去ログ - これから日記を書く 七冊目
1- 20
86:名無しNIPPER[sage]
2017/04/28(金) 20:06:56.39 ID:hx5VKR8x0
乙乙

ひとまず情報提供者の問題は片付いたけど次はWWPをどこまで引っ掻き回すかが問題だな


87:名無しNIPPER[sage]
2017/04/28(金) 20:31:12.09 ID:r6z9/HQH0
乙!
アンケ書いたけど、本当は必要だと思う物事の所に、ネタで[メタルウルフ(搭乗者に大統領魂を刷り込む仕様)]って書こうとしたけど、最後には冷静さが勝って、普段からの願望を書いといた


88: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/30(日) 00:01:39.10 ID:e4Y5Z9kT0
陽は当に昇っている。朝特有の澄んだ冷たい空気で、放浪者は開けた窓から入るそれを肺に満たした。WWPの動きは慌ただしいが、警戒の度合いを高めたことは容易に理解できる。情報提供者と名乗っていた新井達を救出するのは当然であったとはいえ、これからの任務の難度が上がったことに心の中でため息をつく。

もちろん、だからといって放浪者がこれからすべき任務。ここにいる目的を知るための偵察をしない、という選択肢はそもそもなかった。新井達の件は、言ってしまえば本来DJフレンド達で解消すべき事態。だが、WWPは彼等だけでは手が余る事態で、そこにエコーが絡んできた。

隠れおおせれば、WWPのこともどうにかはなるだろうと考えていた放浪者も、エコーが絡んだことで静観できる状況ではない判断を下すしかなかった。もっとも、彼にとってはエコーという超能力者を、とりあえず一時協力させることもでき、DJフレンドの活動を正常化できるちょうどいい理由付けとは思ったようだが。
以下略



89: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/30(日) 00:34:36.08 ID:e4Y5Z9kT0
唯一の危惧があるとすれば、この任務、バレットパレードの補佐をしているサポートチームの負荷だ。すでにエクスはVRによるハッキングで体力を消耗しており、BAPの解析を進めるアリスが付いている。何より、生体回線とも言えるビジョンの負荷は、接続を継続している以上は避けられない。

一気にけりを付けたかった放浪者にとっては、昇ってしまった朝日は恨めしいものだが、急ぎすぎることは任務の失敗を招きかねない。危惧していることや、自身の体調のことを考えればそろそろ小休止が必要だ。1人で放浪していた時代なら、3時間以上眠れる機会があれば幸せなことだった。それを思えば今回もそれぐらいは眠れそうな算段がつく以上、気楽な任務だろう。

「…聞こえるか?」
以下略



90: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/30(日) 01:05:50.63 ID:e4Y5Z9kT0
放浪者がDJフレンドの隠れアジトに戻る。彼としては自然に入ってきたつもりだが、その姿にミーナやミーシャが驚くのを見て、少しだけ不思議そうな顔をする。

「せ、せめて入るとか言ってくれよ」

「放浪者さん、実は昔暗殺者だったりしたのかな☆」
以下略



91: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/30(日) 01:28:13.46 ID:e4Y5Z9kT0
「…2人は?」

DJフレンドはわずかに思案して、フェアリーとエコーは用意した部屋で休んでいると答えた。そして軽く、フェアリーを見てどのメンバーも驚いていたと軽口をたたいてみるが、放浪者が表情を崩さないままなのを見て口を閉ざす。

「…すまない。後は3人組も用意された部屋というところか」
以下略



92: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/30(日) 02:13:20.57 ID:e4Y5Z9kT0
探索組は、当然放浪者不在のまま、警察署エリアの緩衝地帯確保の任務を進めていた。日は昇り、昼になるかならないか程度と、井門は考えながら周囲を見回す。今いるのは井門を主体とした一ノ瀬、林道の3名の班だ。役割は集合地点の確保とその周囲の探索といったところ。

今は集合地点に彼1人だけ、残った2人が周囲を探索している為だ。安全そうに見えるが、実はそうでもない。一番怖いのは銃を持った生存者、言葉を正せば略奪者だ。狙い撃ち出来るような場所で黙っていれば、ホールドアップは間違いなしで、だからと言って回収した物資を盗られるのも癪。

なので、定期的に周囲を確認しつつ、適度に集合地点を動き回る。適度な緊張を維持できるというのは、優れた兵士と言えるだろう。油断をしている素振りは、一切見えない。
以下略



93: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/04/30(日) 02:21:06.17 ID:e4Y5Z9kT0
>>86
その前のひとまずの休憩です

>>87
れっつぱーりぃー!! 
以下略



94: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/01(月) 02:52:44.29 ID:ZRCdqGsh0
素早く丁寧に、一弾一弾をゾンビの頭部に滑り込ませる。このあたりは制圧が終わり、ここまでのゾンビがいるはずはない。潜んでいた、と考えるのが無難だろう。そんな策を実行してくる相手は、パラノイアか例のコマンダーゾンビの亜種のどちらか。

井門は、あの警察署包囲網時以外でも戦っている経験から、この理知的さはパラノイアにはないと判断して、亜種が襲ってきていると判断していた。となると、自分は徐々に包囲されていると考えるべきかと、いったん射撃を止めて周囲を見回す。

「(…。いねぇな)」
以下略



95: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/01(月) 03:13:02.27 ID:ZRCdqGsh0
「急がなきゃ!」

発砲音が聞こえた2人、一ノ瀬と林道は集合ポイントへと走っていた。井門の戦闘スタイルは、あまり音が出ないよう、基本はサプレッサー付きの拳銃とナイフで戦うことが多い。発砲をするということは、その音によって後々ゾンビが集まる可能性を差し引いても、必要な状況ということだ。

それがなんであるかは、2人も大方察しはついている。だから、最も近くにいる自分達がそこにたどり着く必要がある。
以下略



1002Res/657.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice