123: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:10:22.18 ID:LzjXz4kL0
私はこの事実を知ったときに、あるおぞましい考えが頭をもたげた。
124: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:10:52.36 ID:LzjXz4kL0
きっと今日、私はガヴにフォークをつきたてることになるだろう。
125: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:11:21.66 ID:LzjXz4kL0
「何、急に」
126: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:11:49.77 ID:LzjXz4kL0
「わざわざ正装なんて、しなくてもいいのに」
127: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:12:15.63 ID:LzjXz4kL0
前に掃除してからそれほど経っていないので、ガヴの輪はあまり黒ずんではいなかった。
128: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:12:45.92 ID:LzjXz4kL0
ここで立ち止まって何になる。
例えガヴの別れを我慢して乗り越えたとして、どうせもっと辛いことが待ち受けているに違いない。
129: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:13:17.25 ID:LzjXz4kL0
私は覚悟を決め、両手を振り上げ、フォークを実体化させる。
130: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:13:45.47 ID:LzjXz4kL0
ガヴの突然の叫びに、スイッチを切られたロボットのようにピタッと動きかけた手をとめた。
131: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:14:15.55 ID:LzjXz4kL0
……なんだか、疲れた。
体が鉛に変わってしまったかのようで、だらりと下げた腕を持ち上げるのも億劫だった。
132: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:14:51.62 ID:LzjXz4kL0
「ガヴ……」
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