過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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名無しNIPPER
[sage]
2018/10/18(木) 20:42:23.91 ID:6vPWxeOdo
とある駅前を指定された私は、某検索エンジンで行き方を予習し、
寝坊をしないように早く布団に入った。
それがまさか、今に繋がるような出会いをするとは、
絢瀬絵里は全く思わずにいい気なものである。
以下略
802
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/10/18(木) 20:42:56.46 ID:6vPWxeOdo
しかし後日。
亜里沙に管理された衣服のおかげで、
大学で声をかけられる確率が今までと比べ物にならないほど膨れ上がり、
絢瀬絵里のファッションセンスは北京原人レベルで落ち着く。
以下略
803
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/10/18(木) 20:43:28.53 ID:6vPWxeOdo
と、指さされた場所は私が向かおうとしていた目的地。
とある駅前からバスが走ってる総合病院。
彼女の目的は理解したけれど、親御さんの許可を得ているかとか、
お金を持ち合わせているのかとか、そんな疑念を持ったけれど。
問題点は後から考えればいい、
以下略
804
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/10/18(木) 20:44:00.49 ID:6vPWxeOdo
英玲奈が連れている子に、えらく不機嫌そうに見られる。
金髪が人生の中で珍しいのかと思ったけれど、そうではないみたい。
「すまないな、朱音は私以外の人間に懐かないんだ」
「それは構わないけれど、妹さんの友人のお見舞いなのよね?」
以下略
805
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/10/18(木) 20:50:41.20 ID:6vPWxeOdo
病院の高層階。
エレベーターを使って移動する最中、
なんとも言えない空気の中、
リリーちゃんと朱音ちゃんが、それぞれ右の腕、左の腕に抱きつき、
英玲奈がピンでこちらを恨めしそうな目で見ている。
以下略
806
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/10/18(木) 20:51:39.12 ID:6vPWxeOdo
「うわ……ほ、本当に連れてきてくれたんだ!」
雪姫ちゃんは私の顔を見やると、
輝くような笑顔を浮かべながら喜びの意を示した。
自分のファンって言われても、と思っていたけれど、
以下略
807
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/10/18(木) 20:52:24.68 ID:6vPWxeOdo
ただ、その辺の事情は把握していないけれど、
何ヶ月も入院していて、日々体力が衰えていって、
症状は良くならないどころか重くなり、
面会に来てくれる人も減るどころか増えてきたと言うので、
以下略
808
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/10/18(木) 20:53:21.67 ID:6vPWxeOdo
「素晴らしいわ朱音ちゃん、私もスクールアイドルとしてたくさんの子を見てきたけど
本当に飛び抜けて上手だと思うわ」
「え、英玲奈が言うと信頼度低いけど、あなたがいうならそうなのかもね」
「リリーは、ダンスが上手なんです。だから……もし、
私が大人になれるのなら、二人のアイドルユニットっていうのを見てみたくて」
以下略
809
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/10/18(木) 20:53:53.72 ID:6vPWxeOdo
絢瀬絵里という人間の来訪から一週間。
西園寺雪姫さんは短い生涯を終えた。
葬儀にはμ'sやA-RISEといった元スクールアイドルが故人たっての希望で集い、
外国に行っていた南ことりには私が頼み込んで戻ってきてもらった。
以下略
810
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/10/18(木) 20:54:34.04 ID:6vPWxeOdo
「聞いてください。
私たちは今まで皆様のために準備をしてきました
いたらない所があれば直します。
やめろと言われれば仕方ありません。
誰かのためにと言っても、誰かのためにならない時がある
以下略
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