過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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909:名無しNIPPER
2018/11/04(日) 15:15:16.24 ID:w17GQmTQ0
 生徒会室でうたた寝をして夕日が沈んでいる景色を一人で見た時、
 夢の中にもっといたかったと思った記憶が複数回あるけれど。
 目を覚ませば、自分に都合の悪い現実が待っている気がして、
 怖いと言うべきか、不安というべきか。
 とにかくまあ、ネガティブな感情が揺り動かされる。
以下略



910:名無しNIPPER[sage]
2018/11/05(月) 04:41:35.04 ID:yB7GvtL/O
かえってこーーーい


911:名無しNIPPER
2018/11/05(月) 15:09:30.51 ID:GQesSRIl0
 自室から外に出た時に、不安が棘のようにチクチクと心を刺してきた。
 暖房が利いているのか、それともいないのか。
 先ほどまでは春の陽射しに包まれていたような心地よさであったのに、
 寒いわけでもなく、暑いわけでもなく、愉快不快の感情を抜きにした、
 温度を感じ取るという行為ができなくなっていることに驚いた。
以下略



912:名無しNIPPER
2018/11/05(月) 15:10:14.96 ID:GQesSRIl0
 天国に行くにしろ、地獄に落とされるにしろ、
 今までの生き方が理想的だったにせよ、俗物的だったにせよ、
 さすがに絢瀬絵里を虐め過ぎではあるまいかと嘆きたくなってしまう。
 ただ、この場で力尽きて崩折れてしまえば、本当にどうしようもない状況下に追い込まれてしまう。
 逃げ出したかった、誰かに助けを求めたかった、泣き出して叫びたくなった。
以下略



913:名無しNIPPER
2018/11/05(月) 15:11:04.86 ID:GQesSRIl0
 耳に届く辛辣な言葉。
 辛辣と言うか、言葉で人を殺せるのならば私は何回か死んでいるレベルの罵詈雑言。
 それが冷徹でキャリアウーマン時の妹であるならば、多少は平気な部分があれど、
 声色は明らかに、お姉ちゃんお姉ちゃんと慕っていてくれていた時期のあどけない妹の声。
 憎悪と呼ぶべき憤懣やるかたない衝動を湧き上がらせた彼女の言葉は、
以下略



914:名無しNIPPER
2018/11/05(月) 15:12:24.73 ID:GQesSRIl0
「人間には良い面も悪い面もあるけれど――
 こと、エリチカに限っては悪い面しか見当たらんなぁ……
 本当に人間であるのか怪しいくらい、邪悪な気が漂ってる。
 お互い様という言葉があるけれど、彼女に限っては――
 ほんと、迷惑しかかけられなかったんなあ……」
以下略



915:名無しNIPPER
2018/11/05(月) 15:13:55.73 ID:GQesSRIl0
 船の中だと思っていた景色が、聞こえ続けていた声が、次々と吹き飛ばされていき、
 目の前にいるのは小さな女の子。
 暗い――本当に真っ暗な風景の中で膝を抱えた少女に私は見覚えがあった。

「西園寺雪姫ちゃん……?」
以下略



916:名無しNIPPER[sage]
2018/11/06(火) 02:37:47.80 ID:E0BCwHuD0
頑張って完結してくれ


917:名無しNIPPER[sage]
2018/11/06(火) 15:14:12.12 ID:R1Ag20VK0
申し訳ありません、作者です。
この度絢瀬姉妹の父親のモデルになった人物と殴り合いの喧嘩をしまして、
右手を負傷してしまいました。
左手は動くのですが、右手はバイト中1円玉を持つことさえ四苦八苦する始末で、
病院に行ったら間違いなくドクターストップかかるってことで、右手の状態は分かりませんが。
以下略



918:名無しNIPPER[sage]
2018/11/06(火) 17:26:38.34 ID:EHG2t2HM0
綾瀬姉妹の父親にモデルがいたとは…リアル殴り合い喧嘩は辛い…
とりあえず快復優先で、乙です


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