過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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934:名無しNIPPER
2018/11/17(土) 09:30:52.57 ID:Y95m5YSR0
「あ、やっぱりここにいた」
 
 心臓が飛び上がらんばかりに驚いているであろう金髪生徒会長に対し、
 ほのぼのとした笑みを浮かべて近づいてくるμ's二年生組。
 自分の記憶を辿れば、おそらく教室で自己紹介なり何なりをしている時間。
以下略



935:名無しNIPPER
2018/11/17(土) 09:31:44.83 ID:Y95m5YSR0
 とはいえ、力仕事にあたっては海未の力がなにより重視され、
 ポンコツ絢瀬絵里の数倍の速度でさっさと重い荷物や整理整頓で力を発揮。
 当時にμ's二年生組を生徒会なり、自分の手伝いに引っ張り込んでいれば、
 その後の生活において必要以上に苦労することはなかったのではないか?
 なんて、感慨に至りながら判断するのである。
以下略



936:名無しNIPPER[sage]
2018/11/17(土) 12:07:59.99 ID:wUnZweWYO
おねロリはいいぞ


937:名無しNIPPER[saga]
2018/11/17(土) 20:51:46.28 ID:Y95m5YSR0
 東京の千葉に近い方――俗にいうと都心。
 そこから少し離れた住宅街には東條希が住んでいたアパートがあった。
 売れっ子スピリチュアルカウンセラー(肩書き)になっても、
 高校時代に楽しかった思い出が詰まった場所から出るのは抵抗があったらしく、
 周囲に説得されて渋々、今の豪邸(笑)に転居することになったとか。
以下略



938:名無しNIPPER[saga]
2018/11/17(土) 20:52:25.57 ID:Y95m5YSR0
 首を傾げながら、オトノキ時代の記憶を反芻しようとしても、
 ヒナのこととかμ's加入前の記憶はかなりあやふやであるので。
 中学時代までに遡れば、多少なりとも浮かんでくる部分はあるんだけれど、
 あと、絢瀬姉妹がおばあちゃまに引き取られて以降とかね、うん。
 目の前の風景は目まぐるしく移り変わり、やがて希のアパートに進み出た。
以下略



939:名無しNIPPER[saga]
2018/11/17(土) 20:52:58.65 ID:Y95m5YSR0
 いつかきっとまた会えるという発言をして生前のユッキを励ました希だけど、
 まさか本当に再会を果たしてしまうとは、あの子も思ってないに違いない。
 当時私とは交流が途絶えていたはずなのに、そういえばちゃっかり姿を表してたっけ。
 記憶をたどると海未は3年生組卒業以降毎週のようにリリホワで集まっていたとか。
 うん、考えるのはやめよう。
以下略



940:名無しNIPPER[saga]
2018/11/17(土) 20:53:33.70 ID:Y95m5YSR0
 愛おしいものを撫でるように、赤ん坊にひときわ愛情を向けるように、
 絢瀬絵里の盗撮写真を見ながら人形を撫でる希。
 瞳は完全に死んでいて、アンニュイそうな態度で漏れる息は明らかに過呼吸寸前。
 これがもしエロゲーだったら東條希の自分を自分で慰めるシーンが
 ちょっとセンチなBGMで披露されてしまうけれど、そういうことにはならなかった。
以下略



941:名無しNIPPER[saga]
2018/11/17(土) 20:54:07.81 ID:Y95m5YSR0
 その発言を最後に場面は切り替わり、
 やがて音ノ木坂学院へと周囲の風景が変わった。
 ここではR-15指定みたいな場面は出てこないであろうので、
 ユッキと二人今度は何が起こるのだろう? みたいに顔を突き合わせて、
 さっきみたいに病んだ顔を多少改めている希を眺めていた。
以下略



942:名無しNIPPER[saga]
2018/11/17(土) 20:54:42.41 ID:Y95m5YSR0
「なるほど、喧嘩を売るということはこちらに反発をされることも覚悟してのことね?」
「確信した、普段はやっぱりキャラ作りなんだね」
「何が言いたいの?」
「弟子にして」
「はあ?」
以下略



943:名無しNIPPER[saga]
2018/11/17(土) 20:56:31.90 ID:Y95m5YSR0
「友達を大事にするのもいい、アイドルになりたい気持ちを大事にするのもいい、
 でも、どちらか選ばないと」
「どっちもじゃいけないの?」
「裏切られてからじゃ遅いんだよ、これを見て」

以下略



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