60: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/02(木) 23:22:52.54 ID:0YAhipt3O
最初に向かった美術館は地域の郷土品が多数展示されていた。
中でも、鎧や兜は男子達に感動を与えていた。
女子はほとんどが興味なさそうにしていて、私も御多分に漏れず。
観覧開始5分で、外にあるミュージアムカフェで一服したくなった。
美術館の中は自由行動だった。みやちゃんと上林さんは、ちろるらのグループに半ば無理矢理連れていかれて今はいなかった。
61: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/02(木) 23:31:36.76 ID:0YAhipt3O
小さな川の上に架かった橋を渡る。いつの間にか、雨がぽつりぽつりと降っていた。
丁寧に刈り込まれた低木に囲まれた庭は、ともすれば絵本の中のようだった。
「……」
62: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/02(木) 23:50:57.80 ID:0YAhipt3O
紅茶とケーキを堪能してから、私たちはひっそりと美術館に舞い戻った。
生徒にも担任にもばれてはいなかった。
やや挙動不審になりつつも、私とやすはは顔を見合わせ、ほっとして笑い合う。
逆に、みやちゃんと上林さんは心底疲れた顔をしていた。
きっとちろるに振りまわされたんだろうけど、今はちろるに感謝。
63: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/02(木) 23:55:02.10 ID:0YAhipt3O
今日はここまでです
おやすみー
64:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2016/06/03(金) 02:16:50.71 ID:i3kk7rNhO
次の更新待ってる
65: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/03(金) 10:23:58.30 ID:hYHb1m9lO
昼飯を食べるため、こじゃれた海鮮食堂に向かうことになった。
ただし、周りにいる人間からすると迷惑この上ないんだけど。
じっちゃんやちろるのグループはそういうのには鈍感で、二人の喧嘩を茶化しては火に油を注いでいた。
海の幸てんこ盛りの海鮮丼を食べる頃には、もはや二人とも完全に分裂していた。
大部屋の端と端に位置して座した二人に呆れながら、私は苦笑いを浮かべる。
66: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/03(金) 10:35:31.21 ID:hYHb1m9lO
本当のやすはの気持ちを、私はこの頃考えたことはなかった。
人に気持ちに鈍感だった。自分の心を守ることでいっぱいだったんだと思う。
「みやちゃんにとって、良くないことだよね」
67: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/03(金) 10:37:08.04 ID:hYHb1m9lO
>>65
の二行目の文章おかしいですが気にしないで
68: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/03(金) 10:47:52.48 ID:hYHb1m9lO
午後、おそらくほとんどの子どもが待ち遠しかったであろう遊園地に到着した。
大人になっても、遊園地というのはわくわくするものがある。
ただし、訪れたのは地方の賑わってる感がかろうじてある遊園地だったが。
みんなどこから乗りたいんだろう。
69: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/03(金) 10:54:01.39 ID:hYHb1m9lO
上林さんは上林さんで動く気配がない。
しょうがない。
「上林さん、最初どこ行きたい?」
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