【悪魔のリドル】兎角「一線を越える、ということ」
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26:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 22:32:40.34 ID:u1xI7N2CO
「まずは、そうだな……色々と、その、満足できてなかったんだ……」

 兎角は時系列順に丁寧に話すことにした。
 晴とのセックスで満足できていなかったこと。
 それを言い出せなかったこと。
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 22:36:06.54 ID:u1xI7N2CO
 沈黙はどれほど続いただろうか。
 十分か二十分か。しかしもしかしたらまだ一、二分かもしれない。兎角にとってはそれほどまでに長く感じる時間だった。

 やがて晴がぽつりとつぶやいた。

以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 22:37:28.33 ID:u1xI7N2CO
 晴が1号室から出ると兎角は急に全身の疲れを感じた。
 どうやら心身は思っていたよりもはるかに限界だったらしい。
 兎角は頼りない足取りでベッドへと向かいそのまま倒れる。ぎしりとスプリングが軋み、それに連動するかのように眠気が下りてきた。

 兎角はぼんやりとした頭で今日のことを考える。
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 22:39:28.58 ID:u1xI7N2CO
 木曜の朝、晴はここ数日通り授業開始ギリギリに教室に入ってきた。
 ただいつもと異なり授業が始まるとすぐに兎角にメールを送ってきた。文面は一言、今日も部屋に行きます。兎角も一言だけ、「わかった」とだけ返した。休み時間、晴は教室に残っていたが兎角は無理には話しかけなかった。
 そして放課後。兎角は昨日と同じくゆっくりと1号室に戻った。
 今日は兎角が帰ってから五分としない内に扉がノックされた。

以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 22:41:32.24 ID:u1xI7N2CO
 土曜日、つまりは本日の朝。兎角はいつもより遅い時刻に目覚めた。
 遅いと言ってもまだ七時にもなっていないのだがそれでも普段の兎角からしてみれば遅い起床であった。
 兎角は洗面所の鏡で自分の顔を見る。体調は悪くはなさそうで、むしろここ数週と比べれば大分生気があった。晴との関係の修復の目処が立ったことでストレスが軽減されたのかもしれない。自分の体の単純さに思わず苦笑する。だが確かに自分でわかるくらいに心も体も軽かった。

『晴の言うことは何でも聞いてください』
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:30:49.18 ID:u1xI7N2CO
 スクリーンでは主人公のスパイが夜のビルに侵入しているところであった。そんなシーンのためかBGMは無音で緊張感を高める演出をしている。
 それを意識してか、晴の左手はゆっくりと静かに兎角の性器をクロッチの上から撫でていた。

 晴にピンクローターを渡されたとき、兎角の思考は停止したが代わりに本能が今日のデートがどのようなものになるのかを理解させた。
 つまりはこういう一日になるのだ、と兎角は甘い快楽の中思った。
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:32:34.68 ID:u1xI7N2CO
 どれだけ広げろという指示はなかったが兎角は自主的に広げられるだけ股を開いた。
 スカートがたくしあげられ、これも晴指定のブラと同じ白いショーツがあらわになる。晴は満足そうに微笑んでから改めて兎角の秘部に手を伸ばした。

 ショーツは細かいレースやフリルのついた清楚なものであったが、今のそれは何時間分の愛液をひたすらに吸って濡れきった淫猥な下着にすぎなかった。
 晴はそこに入っていたローターを取り出す。ローターはまるで水飴にでも浸けていたかのようにぬるぬるに濡れ光っていた。
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:35:08.12 ID:u1xI7N2CO
 思考もままならぬほど呆けていた兎角であったが、ふと思い立ちその視線を横に向けてみた。
 ここには自分達だけではなく千足たちもいたのだ。
 彼女達はどうしているのだろうかと隣を見ると、千足もまた今の兎角と同じような格好にされていた。

 千足は今椅子に浅く腰掛け、股を大きく広げ、胸元は完全に露出されている。
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:36:51.82 ID:u1xI7N2CO
 晴はまず兎角の右の乳房に軽くキスをした。
 晴はそのまま舌で柔らかい乳房を舐め上げ、伸ばした右手で兎角の左乳首を責め出した。責める速度はゆっくりであったがそれでも最上級の刺激であった。
 一方の左手は股間へと伸び、濡れたショーツの上から隆起したクリトリスを執拗に掻いていた。晴はこの服の上から責めるのが好きなのだろうか。もしくは兎角がいい反応をするからそれに合わせたのかもしれない。どちらにしてもこれもまた最上級の快楽であったことは言うまでもない。

 兎角は予感した。
以下略 AAS



35:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:37:46.47 ID:u1xI7N2CO
 しかしここで思いもよらぬことが起こった。
 晴が手を止め、刺激を与えることをやめたのだ。

「……え?」

以下略 AAS



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