安部菜々「煙草と元カレ」
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8: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:28:31.86 ID:niQZSR1N0


「菜々さんは……どうして煙草を吸い始めたのですか……?」


以下略 AAS



9: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:31:42.54 ID:niQZSR1N0

「さて、どこから話始めましょうか。私が煙草を吸い始めたのは元カレの影響です。ただ彼に吸わされたわけではありません。

彼との別れ話まで遡ります。ご多分に漏れず、私たちは喧嘩をして別れました。原因は覚えていません。

以下略 AAS



10: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:33:56.46 ID:niQZSR1N0

「今思い返してもひどい話でしたね。あんなにも好きだったのに、終わってしまえば呆気ないものです。

泣いて、泣いて、泣き疲れて。その日はそのままテーブルに突っ伏すようにして眠りました。

以下略 AAS



11: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:37:09.12 ID:niQZSR1N0

頼子ちゃんが不安そうな顔でこちらを見ている。予想していた話と違ったのだろう。たしかに多感な高校生が喜ぶような話ではない。


「そんな顔しないでくださいよ。私まで悲しくなってしまいます」
以下略 AAS



12: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:39:42.50 ID:niQZSR1N0


「仲直りをされたのですか……?」

「はい、しました」
以下略 AAS



13: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:42:11.07 ID:niQZSR1N0

どれくらい涙流せばあなたを忘れられるの?「愛してる」もうあなたには伝えられないなんて、私と同じ17歳のアイドルは歌っていた。

「愛していた」と私は言葉に出来たのだろうか。

以下略 AAS



14: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:44:18.84 ID:niQZSR1N0



昨日あんな話をしてしまったから今日は一日中過去のことを考えていた。もちろん答えは出ていない。

以下略 AAS



15: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:48:06.25 ID:niQZSR1N0

彼は煙草を咥えたが火をつけようとしない。パタパタポケットを叩いている。概ね、ライターを探しているのだろう。


「昨日、頼子ちゃんに煙草を吸っている所を見られちゃいました」
以下略 AAS



16: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:50:28.81 ID:niQZSR1N0

暫く、沈黙が続いていた。二人の間を揺れる煙だけが時が止まってないことを教えてくれた。

今回のジッポのこともそう。わかりきっていたことだが、なんとなくお互いに明言を避けてきた。この喫煙所で一緒になることを二人とも拒んでいた。

以下略 AAS



17: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:53:45.28 ID:niQZSR1N0


「プロデューサーさん、二本目吸いたいのでライター返してください」

「はいよ。俺のだけどね」
以下略 AAS



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