【かぐや様は告らせたい】かぐや様は撮ってみたい
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6:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:12:48.09 ID:NkLupBRF0
罪悪感である!ここに来て痛恨の失態!ブーメンである!

今、会長のことを困らせているのは、自分の身勝手のせいだという事に気がつき、無意識下に押し留めていた会長に迷惑をかけている事への罪悪感が膨れ上がったのだった。

かぐや(くっ。まさかこんなことで躓くとは。ですが、自分の感情は操作可能です。それよりも恐ろしいのは……)
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:13:29.75 ID:NkLupBRF0
かぐや「やっときたのね、藤原さ……って泣いてる!?」

藤原「ぐすっぐすっ。うぇーーーーーん」

藤原は顔を涙でぐしょぐしょにしながら入ってきた。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:14:49.45 ID:NkLupBRF0
石上「はいはい。分かりましたから、仕事しましょう。急ぎの仕事があるんですよ」

藤原「むぅーー、ん?急ぎの仕事ですか?」

白銀「ああ。実は俺が忘れていたせいなんだが、明後日までに生徒会のPVを撮らなきゃならないんだ。四宮は顔を出せないから俺たち3人が映る事になる」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:15:16.66 ID:NkLupBRF0
藤原「うーん。あそこの場面は難しいから、こっちにしたいけど、急に雪なんて降らないですし……かぐやさん?確か、顔を出せないからPVには出ないんですよね」

かぐや「そうですよ」

藤原「なら大丈夫ですね。決まりました!夕陽をバックに会長とかぐやさんを撮ることにします!」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:16:09.83 ID:NkLupBRF0
藤原「ちっちっちっ。分かってないですねー。石上助手」

石上「なんか嫌なんでその指やめて下さい。それに勝手に助手にしないで下さい」

白銀「顔を見せられない四宮をどうやってPVに出すんだ?」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:16:40.57 ID:NkLupBRF0
白銀暫しの塾考。魅力的な提案であった。夕陽に照らされた四宮はさぞ美しいだろう。それを間近で見られるなんて、なかなかないことだと。だが、同時にそんな近くで見たら絶対に動揺を隠せない。

そう考えを巡らせ拒否しようとしたが、まてよと立ち止まる白銀。ここで理由なく拒否すれば四宮の攻撃材料になってしまうのでは。

そう、例えば、
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:17:09.36 ID:NkLupBRF0
そう思い、白銀は四宮にパスをした。同じ思考に至ると思ってのことだったのだが。

白銀「そんなの四宮が嫌がるだろ。なぁ、四宮?」

かぐや「いえ、それでいきましょう」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:17:56.26 ID:NkLupBRF0
白銀「まぁ、いい意見だが、肝心の仮面がないと話にならな……ってあるんかーい!!!」

藤原は後ろ手に持っていた仮面を見せる。

藤原「こんなこともあろうかと演劇部から持ってきていました」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:18:22.94 ID:NkLupBRF0
藤原「よーい、スタート!」

黄昏。昼と夜とが重なり合う時間。生徒会室には仮面をつけた少女がいた。ぼおっと窓から夕陽を眺めている。

その姿はあまりに儚く、ともすれば何処かに消えてしまいそうな危うさを孕んでいた。赤い色彩で満ちているその部屋に音は存在せず、ただ鮮やかさだけが居残っているようだった。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:18:48.98 ID:NkLupBRF0
少女は逃げられる。今までも少女の仮面を外そうとする人はいた。親切心からも、嗜虐心からも。

少女はずっと逃げてきた。逃げる事は楽だった。それに、泣いたってこの仮面が全て隠してくれる。辛いことをただ耐えればいいだけなのだ。それが人生だと思っていた。でも、その男の手からは逃げられなかった。今までと手とは違うものを感じたから。

だから、少女は目をゆっくり閉じた。冷たく張り付いた仮面を取ってくれると信じて。
以下略 AAS



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