【モバマス】乃々「キレイな夢を見たんだ」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 01:33:50.97 ID:kEcSo673O
「プロデューサー失格」
「甘えを許しているだけじゃないか」
23:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 01:34:28.60 ID:kEcSo673O
そっと振り返ると、森久保は人込みに流されないよう、俺のジャケットの端を掴んで付いてきている。
まるで俺と彼女が、初めて逃げ込んだ時のように…。
24:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 01:35:19.35 ID:kEcSo673O
「アイドルは商品だ」
と、この業界では良く言われる。
25:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 01:36:14.43 ID:kEcSo673O
森久保と初めて顔を合わせたのは、去年の春のこと。
予約していた小会議室は、眠くなるような生暖かい空気で淀んでいた。換気も兼ねて窓を開けてから、彼女と向き合うように腰を下ろす。
26:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 01:37:07.83 ID:kEcSo673O
諸般の手続きと説明は、三十分もしないで終わった。
次いで、建物内の設備を見学がてら案内する。
27:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 01:38:28.57 ID:kEcSo673O
部屋の中には、新人のトレーナーさんがいた。夕方過ぎに予定されているレッスンの準備をしていたようだ。
「ここがレッスン室です。この十一番と、それから十二番、十三番がうちの部署でよく使うレッスン室なので、覚えておいて下さい。……この建物レッスン室だらけだから、迷わないよう気を付けてね」
28:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 01:39:10.73 ID:kEcSo673O
そんな俺達に対して、トレーナーさんは快活に声を上げる。
「お疲れ様ですっ。もう終わる所でしたので、使って下さって大丈夫ですよ」
29:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 01:39:56.23 ID:kEcSo673O
「ひぃぃぃっ!! ……いっ、いえいえいえ…。だだだ大丈夫です。そもそもその、何も準備してないですしあの…」
青ざめてペラペラと話し出す森久保。しかし、そんな彼女の声を掻き消すように、トレーナーさんが鼻息を荒くした。
30:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 01:40:52.40 ID:kEcSo673O
「……驚いたな、こりゃ」
俺は思わず呟いていた。
31:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 01:41:45.43 ID:kEcSo673O
森久保に目を向けると、彼女はクールダウンとしてトレーナーさんに背中を押されながら、柔軟をしていた。
「ひゃぁぁ」
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