【かぐや様は告らせたい】かぐや様は祭りに行きたい
1- 20
1:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:29:40.89 ID:zdArzUoP0
石上「どうもです、会長。ずいぶんはやいですね」

白銀「そうか?今来たところだぞ」

石上「いえ、僕は祭りの待ち合わせの時間より早く来ちゃったなって思ってたところなんで」

白銀「なるほど。それにしても、石上は甚平を着てくるとは意外だったな」

石上「家にあったんで、パッと着てきました。会長はもしかしたら制服かもって思ってたんすけど、普通に私服ですね」

白銀「俺は制服でいこうとしてたんだがな、妹がうるさくてな……」

石上「そうですか。そういえば四宮先輩達はまだですよね?」

白銀「ああ。まだ来ていないが」

石上「いや、生徒会で遊ぶの初めてなんで、どういう格好でくるのかなと」

白銀「祭だしな、藤原書記は浴衣できそうだな。四宮も、浴衣じゃないか?」

石上「なんか四宮先輩は浴衣似合いそうっすよね」

白銀「そうか?浴衣なんで誰が着てもあまり変わらんだろう。日本人ならそれなりに似合うものだ」


2:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:30:51.65 ID:zdArzUoP0
石上「そんなもんですか……って、会長!体ブルブル震えてますけど大丈夫ですか!?」

白銀「だ、だ、大丈夫だ。風邪でも引いたかな」

石上「風邪とかいうレベルじゃなくて、バイブレーションみたいになってますよ!!残像見えてますよ!」
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:31:22.44 ID:zdArzUoP0
石上「具合悪いなら今日はやめにしますか?」

白銀「問題ない!ほら、震えは止まっただろう」

石上「止まりましたけど……。無理はしないほうがいいっすよ」
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:32:10.05 ID:zdArzUoP0
石上「はい……ってそっち反対ですよ!どこいくんですか!」

白銀「ああ。すまない。こっちだったか」

白銀(平常心、平常心だ!!いくらちょっと四宮の浴衣がかわいいくたってそれで心を乱されてはならない……)
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:32:38.29 ID:zdArzUoP0
〜〜射的〜〜

射的。それは祭に置いて花形と言っていいほどの存在感を誇る出店である。というのは、祭に来た男は女にアピールするために、避けては通れない関門だからである。

かっこよく獲物を撃ち抜き、それをさり気なく女にプレゼントする。男ならば誰でも一度は考えるシチュエーション。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:33:17.18 ID:zdArzUoP0
かぐや「なるほど。あの銃で倒した商品を持ち帰れるのですか」

石上「そうです……って四宮先輩射的初めてですか?」

かぐや「はい、あまりこういう場に来る機会がなかったものですから」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:34:04.21 ID:77H8MpV6O
白銀(そして、狙うのはあのぬいぐるみ)

白銀の目に写っているのはピンク色のクマのぬいぐるみだった。

白銀(間違えて当ててしまったといって、四宮に渡せばいいだろう。そうすれば、浴衣に動揺したことを上回るほどの一手となる)
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:34:32.21 ID:77H8MpV6O
白銀に手渡されたのはCD。おもて面には『イケメンが励ますCD』と書いてあり、にこやかに笑みを浮かべるイケメンが二人、此方に手を伸ばしている。

藤原「えー、それを狙ってたんですか……。会長にはそういう趣味が……。同性なのに……」

石上「趣味は人それぞれですから、僕は何も言いませんが……。明日からは後ろに気を付けます」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:35:03.21 ID:77H8MpV6O
〜〜露店〜〜

かぐや(藤原さんはベビーカステラに夢中で、石上くんも金魚掬いを眺めている。今がチャンスですね)

かぐら「会長、向こうの方になにやらおもしろそうなお店があるのでいってみましょう」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:35:59.54 ID:77H8MpV6O
かぐや(顔が赤くなってますよ会長。私の手の上で踊っているとも知らずに……。私の指示通りに事は進んでいるようですね)

そう!この店に誘導したのは四宮の罠であった!

四宮はこの夏祭りに行くことが決まった時点で、即座に四宮家の人間を潜り込ませていた。何か役立つことがあるだろうと。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:36:33.48 ID:77H8MpV6O
おっちゃん「そんなこと言ってもうえっちなことしちゃってるんだろ」

かぐや(ッッ!踏み込みすぎ!どんだけがっつり行くの!?)

白銀「な、な、な、なにいってんですか。そんなわけないじゃないですか」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:37:22.43 ID:77H8MpV6O
おっちゃん「最近の若い子は、清純そうな顔でもえっちしてたりするからなー。おっちゃんの時はな……」

マシンガンのように繰り出されるおっちゃんのセクハラ!

それは明らかに二人の許容範囲を大きくオーバーしていた!
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:38:09.18 ID:77H8MpV6O
この店では、先ほどの店より上等なアクセサリー類が売っていた。ちょっとしたイヤリングやネックレス、ブレスレットなど、そして指輪。

もちろん。本物の宝石が嵌っているわけではなく、綺麗な石が台座の上に載っているだけの安物である。

おじさん「お似合いのお二人さんですね。仲睦まじさがよくわかりますよ。お安くしておくので、お土産におひとついかがですか」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:38:40.95 ID:77H8MpV6O
かぐや(やっと計画通りに進んだわ。この流れを作ったことで会長のプレゼントの敷居を下げて、指輪をプレゼントしてもらいま……ってあれ?)

四宮、己の行動を振り返る。

かぐや(自分の知り合いを忍び込ませて、その店に誘って、会長が贈り物をするように誘導して、指輪を貰うって……!!)
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:39:26.84 ID:77H8MpV6O
かぐや(もし、このことが知られたら……会長は……)

白銀「そんなに俺からプレゼントして貰いたかったのか、言えば恵んでやったのにな。それに、顔を真っ赤にして。お可愛い奴め」

かぐや(って言うでしょう!それは避けないと!でも、指輪をもらって平静でいられるかしら)
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:40:31.99 ID:77H8MpV6O
かぐや(ッ!)

おじさん「……どうしてです?」

白銀「こういうのはちゃんとしたものを贈りたいんです。安物のじゃなくて、しっかりと想いの籠もった」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:41:09.21 ID:77H8MpV6O
〜〜マスメディア部〜〜

秀知院学園マスメディア部の巨瀬エリカと紀かれんの二人もこの夏祭りに来ていた。

エリカ「あー。どうしてわざわざこんな暑い日に祭りなんて来なきゃいけないのかしら」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:41:48.58 ID:77H8MpV6O
かれん「こういう場所にかぐや様がいらっしゃるわけないでしょう。……いえ、もしや会長がお誘いしていれば、一緒にいらしてるかもしれませんわね……」

紀かれんはかぐや×白銀派だった。

かれん「その神々しい光景を一目!一目見たいですわね!」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:42:16.30 ID:77H8MpV6O
かれん「本当だわ!なぜ……。何か持ってらっしゃる……ってでかいですわ!かき氷でかいですわ!」

エリカ「あんなに大きなかき氷食べられるのかな……」

かれん「生徒会の方々が夏祭りに来てるのかもしれません!エリカ!マスメディア部としてやることは一つですわね!」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:42:43.79 ID:77H8MpV6O
かれん「どこにいらっしゃるのかしら。早く写真を撮りたいですわ。……ッッ!もしかして、あの後ろ姿は!」

かれんが遭遇したのは白銀と四宮がアクセサリーを眺めている場面。

かれん「ああ。なんと神々しい……。仲睦まじくお店で何かを選んでいらっしゃるわ!。一体何を見てらっしゃるのかしら」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 15:44:23.82 ID:77H8MpV6O
エリカ「ああ、かれん。かぐや様見つからないー。ってどうしたのその顔!目がやばい!」

かれん「神はいます。いつも私達に微笑みかけてくれていますわ」

エリカ「どうしたの急に!?大丈夫!?」
以下略 AAS



33Res/25.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice