504: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/17(木) 20:42:07.67 ID:zgNk9AA8O
「それにしても、どうして西住殿のお姉さまは妹に銃を突きつけるなんて事ができたのでしょう?私に兄弟はいませんが、父や母に銃を向けるなんて考えただけで……」
「……一度だけ、聞いた事があります。本当に撃つ気だったか、と。姉は頷き、
505: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/17(木) 20:42:36.30 ID:zgNk9AA8O
「ところで、もう一つのお話というのは何でありますか?」
優花里さんが次の話を振ってきた。ありがたい。精神的交流を図れた以上あまり用はない。そもそもどちらも好んで使いたい話題じゃないんだから
506: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/17(木) 20:44:22.62 ID:zgNk9AA8O
「……明日は、勝てたとしても被害が確実に出ます」
これだけは、避けられない
507: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/17(木) 20:45:59.23 ID:zgNk9AA8O
小さな地震の様な揺れでホシノは目を覚ました。折角眠ってたのに。イラつきながら身を起こすとそのせいか隣のナカジマも起きる
「ごめん、起こした?」
508: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/17(木) 20:46:41.16 ID:zgNk9AA8O
〜
防衛隊と親衛隊
黒森峰女学園には2つの軍事組織がある。学園都市防衛隊と学園長親衛隊である。これら2つは成立経緯が異なり、防衛隊は学園艦時代の船舶科を、親衛隊は学園艦時代の治安維持隊をルーツとしており、地位的には親衛隊が優位とされている
509: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/21(月) 22:52:23.65 ID:YuTUMZY30
昨日はできなくてすみません
2315からやります
510: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/21(月) 23:27:20.31 ID:YuTUMZY30
〜
黒森峰女学園は学園都市の戦争がなんたるか、を真っ先に把握していた。それは高い士気と精鋭化、そして軍需物資の十分な備蓄である、と。
学園都市間の戦争はその都市の規模から、必然的に短期戦となった。すなわち長期戦にするメリットが双方なかったのである。だからこそいかに集中的に勝利を収めるのかが戦局を左右することとなった。
511: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/21(月) 23:28:06.27 ID:YuTUMZY30
天気は……どんよりとした曇り。遂に当日だ。風は大きくなく、湿度も高くない。そして6時10分に起きた私は、窓の外の様子からそれを冷静に察知できている。隣の人もすぐに寝ていたらしく、まだ起きる気配はない
ゆっくりと布団から這い出て一度大きく伸びをしたあと、部屋の外の洗面台で顔を洗いにいく。まだ起きている人はいない。皆の寝顔はまだ生きてそこにある
冷たい水を顔に浴びせ、部屋に戻って寝間着から着替えている間に、ちらほらと目覚める人が現れた。その中で何故かパイタッチを狙ってきたマゾに対しては、お望み通り張り手を一発。やはり煩いな、これは。そしてそこまで嫌そうでもないところを見ると、やはり本物らしい
512: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/21(月) 23:29:00.26 ID:YuTUMZY30
部屋の中央にテーブルが置かれ、大皿の上には17個の黒パンのサンドイッチがある。ラップで包まれており、こぼれにくくなっているが、1個当たりはそこまで大きくない。それを1人を除いて食べ終えると、皆自分の支度に戻る。私もぱっぱと済ませ、水を一杯飲み干すと、やるべきことを脳内でまとめ始める
次の試合は圧倒的不利だ。車輌数とその質のみならず、会場が黒森峰学園都市内部に存在しており、黒森峰の戦車道や戦車師団が日常的に使っている演習場である、という点も勘案しなくてはならない
513: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/21(月) 23:30:00.63 ID:YuTUMZY30
6時50分、出発予定時刻10分前。その1人を布団から引っぺがそうと沙織さんが奮闘する
「麻子起きて!あと10分でみんな出発しちゃうよ!」
514: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/21(月) 23:30:47.50 ID:YuTUMZY30
皆の支度が終わり、窓の外を眺めたり床に横たわってくつろいでいた頃、予定時刻丁度に扉が開く
「大洗女子学園の皆さん、時間です。出発してください」
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