682: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/21(木) 21:34:16.19 ID:jvZx0O4gO
「ここの床は綺麗じゃない。とりあえず立ちたまえ」
「はっ……」
683: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/21(木) 21:35:48.83 ID:jvZx0O4gO
目的地に着く前にトンプソンの弾が切れ、近くに投げ捨てて中に入る。入り口の扉はかなり砕け散っていたが、幸いここはまだ占拠されてはいないようだ。しかし煙はあちこちから登っていて、窓ガラスはどれも割れて破片が散っている
「早く避難しろ!プラウダがすぐそこまで来ている!」
684: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/21(木) 21:36:25.45 ID:jvZx0O4gO
「失礼します」
「……その声は、エリカか」
685: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/21(木) 21:37:07.82 ID:jvZx0O4gO
自嘲する隊長への返答に窮していると、窓の外から金属がひん曲げられ、倒される音が私たちの耳に入ってきた
「きゃあああ!」
686: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/21(木) 21:39:04.28 ID:jvZx0O4gO
顔を上げることなく席を立ち、部屋を出て近くの薬品室に向かう。棚の扉を開き中のいらない薬品の瓶を床にぶちまけながら、目当ての効果のあるものを探す。酸があったらしく靴から滲み出て指先に痛みを与えるが、気にはならない
目当てのものを見つけると、棚にあった紙コップにそれを移し、それを近くに転がっていたトレイに乗せて病室に戻った
687: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/21(木) 21:39:38.69 ID:jvZx0O4gO
病室のトレイの上には水滴の付いたカップと、その近くにある溢れた液体があった。窓の外からの砲声と共に、僅かながら理解できぬ叫び声と階段を駆け上がる音が聞こえてくる
手がかじかむ。そういえば、今日は冬の一日だった。これまでそれに気づかないほど血が沸き立ち過ぎていたのか……
688: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/21(木) 21:40:11.56 ID:jvZx0O4gO
生者がただ一人の空間にそう叫ぶと、銃声が病室を包んだ。背後の壁に放射状に飛散する血痕。そして縦に流れる血の筋の下には崩れ落ちた逸見エリカが遺された
689: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/21(木) 21:40:38.65 ID:jvZx0O4gO
第74回戦車道大会公式記録
黒森峰女学園犠牲者
690: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/21(木) 21:41:13.06 ID:jvZx0O4gO
〜
広報部より報告
黒森峰女学園の動向
691: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/21(木) 21:41:55.14 ID:jvZx0O4gO
今日はここまで
692: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/24(日) 23:40:05.19 ID:AVM5241TO
最後ナリ
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