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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 Ⅱ
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854 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/07(土) 22:45:35.38 ID:YRLx4ZzeO
サーシャ「グレイグさん、よろしくお願いします!」
リーゼリット「今度は負けないから!」
アインズ「悪いが、勝たせてもらうぞ」
アモ「そういう訳だから、覚悟してくださいね?」
グレイグ「クッ……ハッハッハッ!こりゃ手強そうだ!こっちも加減はナシだ!全員まとめてかかってきなぁ!!!」
メルル「泣きべそかくのは、そっちかもよ!」
それぞれの得物を構える一同「」スッ
サーシャ「援護は任せて……!」
リーゼリット「隙ができたら撃つ……!」
アインズ「正面は私が抑える!アモ、準備はいいか?」
アモ「いつでも大丈夫……合わせられるよ」
メルル「隙を見つけたら一気に……」
ガイ「……行くぞ」ダッ
855 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/07(土) 22:46:55.99 ID:YRLx4ZzeO
グレイグ「なんだ、前と手は一緒か?それなら今回も──」
アインズ「こちらで相対するのは初めてだろう?」
大剣「」ブンッ
グレイグ「おおっ!?」
ハルバード「」ガキンッ
アインズ「まだだ……槍ほどの連続した攻撃は出来ないが、その分威力は大きく勝るッ!」ブンッ
グレイグ「ぐっ……!これじゃ風魔法を使う隙が無ぇな……!」キンッ
グレイグ「ぐっ……!?」
グレイグの肩に当たって消滅する魔力弾「」
リーゼリット「よし、命中……模擬戦だから、軽く痺れるくらいの威力に収まってるけどね!」
アインズ「皆の力を借りるまでもなかったかもな……!」ブンッ
グレイグ「やるじゃねえか……だが、俺を侮りすぎだ!」バッ
暴風「」ビュオオオオオオ──
後ろへ下がるアインズ「何!?」バッ
リーゼリット「しまった!風魔法が放たれた!」
グレイグ「少し、冷や汗かいたぜ……!だが、こうなりゃ前と同じように俺が勝っちまう──」
アモ「今回は違うよ?」ユラァ……
グレイグ「なっ!?こんな近くに、いつの間に……」
透明→メルル「にゃはは!私がアモちゃんをここまで近づけたんだ!この距離なら、対策をしていない心属性の魔法は滅茶苦茶効くはず!」スゥゥ──
グレイグ「ぬっ……」フラッ……
消えていく暴風「」ビュオ─
グレイグ「うおおおおおおおおお!!!!!!」ダンッ
アモを抱えて離れるメルル「嘘ォ!?」バッ
アモ「気合いで影響を少なくしてるの!?なんて無茶苦茶なことを……でも、コレで」チラ
メルル「うん……あとはあの2人が!」
グレイグに向かう魔力の矢「」ヒュンッ
グレイグ「くっ……矢は弾き飛ばせば──」
消えていく魔力の矢「」サァァ──
グレイグ「消えた!?」
サーシャ「今のは囮。本命は──」
アインズ「風が消えているぞ!」バッ
グレイグ「くっ……!これが本命!?だが、防ぎ切ったぞ!」ガキンッ
シュンッ
グレイグの後ろから首に短剣を当てるガイ「……これが本命だ」
グレイグ「……ハッハッハッ!!!参ったな、降参だ!!!」
地面に落ちるハルバード「」カラン……
アモ「それじゃあ……」
メルル「私達の勝ちだァ〜〜〜!!!」
856 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/07(土) 22:47:35.79 ID:YRLx4ZzeO
アインズ「フッ……これで1勝1敗だな」
グレイグ「ああ……見事だったな。良い連携だ……」
短剣を引くガイ「……仲間の力がなければ、勝てなかった」スッ
アインズ「当然だ。私たちはパーティなのだからな」
サーシャ「でも、最後の踏み込みはガイだからできたことだよ。ちゃんと決めてくれてよかった……!」
リーゼリット「……うん。あそこで迷ってたら、きっと負けてた」
アモ「ふふっ……皆がちゃんと信じて動けてたからこその勝利だね」
メルル「いやー、完璧完璧!私の透明化も冴えてたし、アモちゃんの魔法もばっちり決まったし、サーシャちゃんの囮も上手かったし!」
グレイグ「ははっ、賑やかな連中だな……だが本当に、前とは別物だ。特にガイ、お前だよ」
ガイ「俺……?」
グレイグ「前のお前は、自分が全部背負おうとしすぎてた。仲間を信用してねえって訳じゃねえが、どこかで最後は自分一人で決めるしかないって面してやがった」
ガイ「……」
グレイグ「だが今は違う。仲間に任せるところは任せて、自分が決めるべき一手に全力を注げてる。ようやく、ちゃんとパーティの前衛になったって顔だ」
アインズ「……ふふっ、言われているぞ」
ガイ「茶化すな……」
サーシャ「でも、ちょっとわかるかも。今のガイは、記憶を無くす前みたいにちゃんと周りを見てくれてる感じがするし」
リーゼリット「……私も、そう思う」
アモ「えへへ……信頼してもらえるのって、嬉しいね」
メルル「よーし、この調子で明日からもがんばろー!」
グレイグ「浮かれるのはそこまでにしとけよ。今回は模擬戦、それも相手は俺一人だ。本番じゃこう綺麗にはいかねえことが多い」
アインズ「わかっている。だからこそ、良い確認になった」
グレイグ「そういうこった……それとな、さっきの話は忘れるなよ。備えだけはしっかりしておけ」
ガイ「ああ……肝に銘じておく」
857 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/07(土) 22:48:07.66 ID:YRLx4ZzeO
グレイグ「ま、今日のところは及第点だ。少なくとも今のお前らなら、一緒に戦っても背中は預けられる……そう思える程度にはな」
サーシャ「それって、結構すごい褒め言葉じゃない?」
リーゼリット「……うん。グレイグさん、あんまり素直に褒めなさそうだし」
グレイグ「おいおい、俺がひねくれ者みてぇじゃねえか」
メルル「違うの?」
グレイグ「違わねえけどな!」
アモ「ふふっ」
ガイ「……グレイグ」
グレイグ「ん?」
ガイ「胸を貸してくれて、感謝する。おかげで……確かめられた」
グレイグ「そうかい。なら何よりだ」
ガイ「……俺は、もう一人で戦うつもりはない。皆で勝つ」
サーシャ「……!」
アインズ「……ふっ」
リーゼリット「うん……」
アモ「ふふっ……」
腕を組むメルル「」ウンウン
グレイグ「ハッハッハッ! いいじゃねえか、それで。そういうのはちゃんと言葉にしといた方が、いざって時に強えんだよ」
アインズ「では、鍛錬はこれで終わりにするか。汗もかいたしな」
メルル「さんせーい! 早くお風呂お風呂ー!」
サーシャ「私も着替えたい……砂と汗ですごいことになってるし……」
グレイグ「おう、しっかり休め。休むのも強くなる為の内だ」
ガイ「……ああ」
スタスタ……
少し遅れて歩き出すガイ「……」
ガイ(皆で勝つ……か。言葉にしてみると、妙な感じだな……だが、悪くない。何が来ても、今度は、一人で抱え込まない。俺には、仲間がいる)グッ
⭐︎模擬戦に勝利しました。
⭐︎『連携技』の補正が+40になりました。
858 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/07(土) 23:46:31.56 ID:Yw/N5WIMO
ーーニナの工房
試作飛空挺「」ズン……
サーシャ「わぁ……思ってたよりずっと大きいね!」
アモ「うん……クルーザーくらいの大きさを予想してたけど、それよりも全然……」
ガイ「驚いたな。もう組み上がったのか?」
ニナ「試作型だがな。けど、ほぼ完成品と言ってもいい……あとはこれを基に細かい調整を施すだけだ。ちょうどいい、乗ってみるか?」
アインズ「……いいのか?」キラキラ
アインズの尻尾「」ブンブン
ニナ「ククッ……自分で飛べるだろうに、こういうのに竜も興味が湧くんだな」
アインズ「む……変か?」
ニナ「そんなことはない。むしろ興味を持ってくれるのはありがたい限りだ」
リーゼリット「これだけ大きいと、運転も大変そう……」
ニナ「空を飛ぶってなると、どうしても複雑になってしまってな……これでも簡単にはした方だ。操作を説明してやる、ついてこい」スタスタ
◆
ニナ「──といった感じだ。わかったか?」
サーシャ「……え、えーと……」
リーゼリット「ちょ、ちょっと工程とか気にすることが多すぎるかも……」
アモ「空を飛ぶって大変なんだね……」
アインズ「ふむ。大体わかったぞ。たしかに複雑だが、覚えきれないという程でもない。操作しても構わないか?」
ガイ「……大丈夫か?」
アインズ「任せておけ。ニナ、飛ばして構わないんだな?」
ニナ「ああ。やってみろ」
試作飛空挺「」ゴウン……ゴゴゴ……
◆
859 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/07(土) 23:47:01.71 ID:Yw/N5WIMO
ーートウゲン国政区
ザワザワ……
兵隊A「な、なんだあの飛翔物は!?」
兵隊B「新手の魔導兵器か!?」
ロヴィア「何あれ……?大きい、船……?」
聖女「……驚きました。あんな大きさのものが、空を飛ぶなんて……」
ホロウ「すごい……しかも、雲と同じくらいの速さで動いてる!?」
◆
ーートウゲン城
ザワザワ……
リュウトウ「何事だ!?あれは一体なんだ!?」
イヨ「わ、わかりません!ただ、外国から飛んできたものではないと、確認はとれていますが──」
キキョウ「……あんなの、これまで見たことない。"今回"は本当に、私の知らないことばかり起きるな……」
◆
ーーすたれ村
イクセ「アキトお兄ちゃん、あれ何!?」
アキト「拙者も初めて見たでござる……!街ではあんな物が作られているのか!?」
イクセ「……クロシュちゃんが見たら、なんて言うかな……」
◆
ーー試作飛空挺 甲板
ビュオオオ──
サーシャ「ほ、ほんとに飛んでるの!?」
リーゼリット「街があんなに小さく……ニナさん、これ凄いですよ!!!」
ニナ「ククッ、そう褒めるな。これでもまだ、コイツは最高速度の半分も出していない」
アモ「これより速く飛べるんですか!?」
ニナ「ああ……尤も、そこまでの速度は求められていないだろうから使うことはないと思うがな」
アインズ「うん……うん、これはいい。自分で飛ぶのとは違った楽しさがある……!ははっ、ニナ、最高だ!!!これはとんでもなく素晴らしいぞ!!!」キャッキャッ
ガイ(あんなに嬉しそうに……空だからだろうか。いや、みんなで同じ景色を見られるのが、単純に嬉しいのかもしれない)
ニナ「ククッ……気に入ったようで何よりだ。気が済んだら、工房に戻ってくれ」ニヤリ
⭐︎試作飛空挺の試運転を行いました。
860 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/07(土) 23:52:43.91 ID:Yw/N5WIMO
というわけで本日は終わります。
次回はサーシャの誘惑(?)から始めたいと思います。よければお付き合いください。
それでは、また。
861 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/08(日) 01:15:22.09 ID:wyaDLqQgo
おつ
パーティが纏まって雪辱も果たせたか
しかし総掛かりでようやくだから最古幹部は強いな
862 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/08(日) 09:20:09.11 ID:glZjh5Nk0
おつ
アインズさん意外と器用だな。
863 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/08(日) 15:28:36.74 ID:UPGXRUHvO
>>861
グレイグさんは幹部になってからも鍛錬を続けていますので、それなりに強いようです。その強さが発揮されるような事態が起きなければいいのですが。
>>862
アインズさんは割と機械全般に強いみたいです。とくに、乗り物の類いには大山脈に住んでいた頃から興味があったようです。
ウォーターポートに滞在しているときにはイーリンと話し合っていたりする姿が見られています。
864 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/08(日) 15:30:02.79 ID:UPGXRUHvO
ーーココロイシ道具店
ガイ(これで飛行手段の問題は解決したな。この国の光を回収したら、そのまま浮島に向かうか……それとも一度ウォーターポートに戻るべきか……)
チョイチョイ
ガイ「ん?」クルッ
着物サーシャ「じゃーん!どう?」ヒラリ
ガイ「……似合っているな」
サーシャ「ふふっ……これ、サララさんに着るの手伝ってもらったんだ♪」
ガイ「その服、着るのはそんなに大変なのか?」
サーシャ「うーん……慣れたら一人でもできそうだけどね。意外と難しいんだよ」
ガイ「そういうものか……準備はできている。出かけよう」スッ
◆
ーートウゲン宿場町 遊郭
ワイワイガヤガヤ ウフフ
ガイ(特に行く場所も決めてないと言うから、適当に歩いていたら……場違いな所に来てしまったな)
サーシャ「え、えーと……ガイ、ここに来たのってもしかして……?///」
ガイ「……違う。断じて、違う!!!」
サーシャ「そ、そうだよね!!!///その、てっきり……私のこと、そういうふうに誘ってるのかと……///」
ガイ「何を言っているんだ、お前は……!」
サーシャ「だ、だってほら……アインズと、そういうことしたんでしょ!?///」
ガイ「……それは……その、だな……」
サーシャ「や、やっぱりしたんだ……!」
ガイ「否定はしないが、今日はそういう目的じゃない!本当に偶然だ!」
サーシャ「ガイがそう言うなら信じるけど……でも、どうしてこんな場所に?」
ガイ「土地勘の無いまま、無軌道に歩いただけだ……歩かせて悪いな。国政区の方に戻ろう」
サーシャ「うん、そうだね……」
ガイ(答えを出す前に、サーシャとそういう関係になるのは……違う気がする。今は、まだ越えちゃいけない線だ)
サーシャ(ちょっとビックリしちゃったけど……もし本当にそうだったら、嫌じゃ……なかったんだけどな……)
◆サーシャと何か話す?(または行動等)
安価下1〜2
865 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/08(日) 15:36:01.07 ID:zbW4e/SBO
転んで着物がはだけた(下着つけてない)サーシャを庇ってその場を去る
866 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/08(日) 16:55:03.13 ID:G4ZKvVhZo
興奮状態を時間魔法で作った時間でクールダウンさせることで何にもなかった風に取り繕う。時間魔法の錬度上昇。
867 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/08(日) 19:36:11.94 ID:F19Z0vpMO
ーートウゲン国政区
ワイワイガヤガヤ
スタスタ……
店を眺めるサーシャ「……」ジッ
ガイ「……サーシャ、あの店が気になるのか?」
サーシャ「えっ?あ、ううん!違う違う!その……ちょっと目に入っただけだよ」
ガイ「俺に気を使う必要はない。たしかに、あのヨーカンは美味そうだしな」
サーシャ「でも……味、しないんでしょ?それなら、私だけしか楽しめないし……」
ガイ「構わない。お前が美味しそうに食べてる所を見るのが好きなんだ」
サーシャ「な、なにそれ……///」
ガイ「とにかく、遠慮するな。行くぞ」
◆
サーシャ「思ったとおり、すっごく美味しかったぁ……!」
ガイ「ずっと笑顔だったな」
サーシャ「……ガイがじっと見てくるから、ちょっと落ち着かなったよ」
ガイ「邪魔をする気はなかったんだが……すまない」
サーシャ「……私は寛大なので許します!」
ガイ「フッ、それはありがたいな……そろそろ帰るか」
転ぶサーシャ「そうだね……っと、わっ……」コテッ
ガイ「大丈夫か?」スッ
サーシャ「いてて……えへ、転んじゃった。大丈夫だよ、ありがと──」
着物の帯「」シュル……
ガイ「……まて、立つな」
サーシャ「へ?どうしたの、急に──!?」
サーシャ「ど、どうしよう……今ので帯が解けちゃったんだ……!ガイ、直せる?///」
ガイ「……いや、厳しいな。どういう風になっていたのかまったく見当がつかない……ん?」
着物の隙間から見えるサーシャの身体「」チラッ
ガイ「……下着、つけてないのか?」
サーシャ「それが伝統的な着方だって、言ってたから……!」
ガイ「……すまない、少し触るぞ」スッ
抱き上げられるサーシャ「えっ!?ちょ、ちょっと……!?///」
お姫様抱っこをするガイ(軽いな。この身体の胃袋に、あの量の食べ物がどうやって入っているのだろうか……)
お姫様抱っこをされるサーシャ「う、うう……///」
ガイ「少しの辛抱だ。最速で帰るから人目は気にするな。そのまま捕まっていろ──」
サーシャ「まさか、時間魔法を使うの?──」
シュンッ
ガイ(俺1人だけが加速するなら、消費は軽い。だが……他の人物ごと動くとなると単純に倍の消耗はしてしまうな。それに、移動間の意識も俺だけしか残っていないみたいだな)チラ
ガイに捕まったままのサーシャ「」ギュッ
ガイ(……やっぱり、綺麗だな)
シュンッ
◆
868 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/08(日) 19:36:42.00 ID:F19Z0vpMO
ーーココロイシ道具店
ガイ「……着いたぞ、サーシャ」スタ
サーシャ「……ほんとだ。あっという間に……」
着物「」パサッ……
サーシャ「きゃっ!?///」バッ
ガイ「……とりあえず、着替えてこい」
サーシャ「うん……///」
ガイ「サーシャ」
サーシャ「……何?///」
ガイ「また、一緒に出かけてくれるか?」
サーシャ「!……もちろんだよ!次は、途中で帰らなくていい日にしようね!」ニコリ
ガイ「……ああ」
⭐︎サーシャと街を回りました。
869 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/08(日) 21:28:13.28 ID:RhI0IozyO
ーーデロデロ教会 第2オノゴロ支部
ロヴィア「……」ムスー
ホロウ「機嫌悪そうだね。どうかしたの?」
ロヴィア「ガイの偽物がまったく見つからなくて……街中探しても、まったく手応えないしー」
ホロウ「あの人か……一度会ってから2週間は見かけてないなぁ。無愛想で、口数少なくて……」
ロヴィア「……アイツ、そんな所まで真似してるんだ。許せない……!」ギリッ
ホロウ「そうだね。あの人は、私の友達を殺した……世界めくれで消滅なんてさせてあげない。輪廻の輪に永遠に閉じ込めてやらないと、私の気がすまないよ」
聖女「……可能であれば、その怒りを飲み込んで全てを消滅させてほしいものですが」スタスタ
ロヴィア「……聖女さまー、私、今のところあの偽物見つけられてなくてー……」
聖女「構いません。途中で障害になるようであれば、必ず出会います。一度、捜索は打ち切りましょう」
ロヴィア「はい、分かりましたー……」
聖女「……ロヴィア、ホロウ。近いうちにビャクヤが動きます。それまでに不安要素を排除しておきたいのですが、2人にお願いしてもかまいませんか?」
ホロウ「具体的には、何をすればいいんですか?」
聖女「フェルメールの素性を調べてください。彼女は私たちと相容れない考えを持っている可能性があります」
ロヴィア「その根拠ってなんですかー?」
聖女「違和感を感じました。もしかしたら、私達は既に彼女の魔法の影響を受けているのかもしれません」
ホロウ「魔法の影響……記憶とか、認識を弄られてるってこと?」
聖女「ええ。彼女の受け答えは自然でした……ですが、自然すぎた。こちらが何も疑わないことまで、計算に入っているような気配がありました」
ロヴィア「うわー、嫌な感じですねー……」
聖女「穏便に済むならそれが一番ですが……難しいようであれば、排除も視野に入れてください」
ホロウ「分かりました。監視して、交友関係と行動を洗えばいいんですね」
ロヴィア「あの偽物探しは一旦やめるけど、もし途中で見つけたら……」
聖女「その時は、任せます。ですが忘れないでください。今の優先順位はフェルメールです」
ロヴィア「はーい……」
ホロウ「でも、もし本当に私たちがもう魔法にかかってるなら、調べること自体が遅いんじゃない?」
聖女「その可能性もあります。ですが、違和感を覚えた時点で綻びは生まれている。完全な支配なら、私が疑問を抱くことすらないはずです」
ロヴィア「なるほどー……じゃあ、綻びから引っ張ればいいわけですね」
聖女「そういうことです。派手に動く必要はありません。静かに、確実に。ビャクヤが動く時に、背中に刃が無い状態を作りなさい」
ホロウ「了解」
ロヴィア「了解でーす」
スタスタ……
聖女「……フェルメール。もし貴女がこちらを欺いているのだとしたら……残念です。この国で、余計な誤算は増やしたくないのですがね……」
◆動きがあるまで
コンマ下1
01-30 残り3日
31-70 残り7日
71-00 残り10日
870 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/08(日) 21:36:42.43 ID:Cb+/BM6O0
あ
871 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/08(日) 21:58:12.95 ID:WIBjNRYOO
ーーココロイシ道具店
ガイ(……なんだか胸騒ぎがするな。気のせいだろうか)ズズ……
リーゼリット「……アンタが普通にお茶飲んでると違和感あるね」
ガイ「前から飲んでただろ。そんなに珍しいことか?」
サーシャ「記憶と味覚が無くなる前は、水とかジュースばかり飲んでたよね……ちょっと懐かしいな」
ガイ「……」
メルル「へェー、意外だねェ。見た目に寄らず、意外と子供っぽいところがあるんだ?」
アモ「ふふっ……私もジュースは好きだよ、ガイ」
アインズ「なに、気にするな。甘いものを好むのは別に恥ではない。むしろ、変に気取るよりよほどいい」
ガイ「……もういい。行動しよう」
サーシャ「ふふっ……」
◆現在はオノゴロ諸島です。(20日目)
何をする?
安価下1~3
あるキャラ達の死亡判定
コンマ下1
01-10 3人死亡
11-30 2人死亡
31-50 1人死亡
51-00 死者なし
⭐︎試練を受けることができるようになりました。受ける場合はその旨を記載してください。
⭐︎27日目に何かが起こるみたいです。
872 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/08(日) 21:59:06.45 ID:glZjh5Nk0
メルル、珍しく酔ってるサララを慰める
873 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/08(日) 21:59:21.20 ID:VyWKZFpt0
寺子屋で銀狐の歴史についての授業をしていたので一緒に聞く
874 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2026/03/08(日) 22:00:10.25 ID:o5QEJjQKO
>>852
875 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/09(月) 00:04:42.43 ID:j7/i0RZfO
ーー寺子屋
サーシャ「こんにちは!」
アモ「こんにちは〜」
イブキ「……おや、こんにちは」
坊主頭の子ども「あ!!!エルフの姉ちゃんとエッチな姉ちゃん!!!」
イブキ「こら!失礼でしょう!」ゴン
坊主頭の子ども「いってぇ!?」
アモ「ふふっ……気にしないでください。そう言われるのは種族柄慣れてるので」
イブキ「本当に申し訳ありません……」
しゃがむアモ「ねぇ、ボク?」スッ
坊主頭の子ども「は、はい!!!」ビシッ
アモ「私はいいけど、言葉はもっと選んだ方がいいよ?気にしてる人も中にはいるだろうから」
坊主頭の子ども「ごめんなさい……」
アモ「ふふっ。ちゃんと謝れて偉いねぇ♡素直な子は将来きっと、いい男の子になれるよ♡」ナデナデ
坊主頭の子ども「わ……わぁ……!///」プシュー
鬼の子ども「あ、アイツ……羨ましいな……!」ゴクリ
おかっぱ髪の幼女「あれが大人の魅力……!」
サーシャ(アモちゃん、この子たちの大切な何かを捻じ曲げちゃったんじゃ……?)
イブキ「……こほん。そろそろ授業をはじめますよ」
鬼の子ども「せ、先生……」
坊主頭の子ども「いい男の子……」ポケー
イブキ「ほら、皆席について」
子どもたち「はーい……」
トテトテ ガタガタ
アモ「ごめんなさい、少し騒がせちゃいました」
イブキ「いえ……まあ、子どもたちにとっては良くも悪くも刺激が強かったようですが」
サーシャ「良くも悪くも、なんだ……」
イブキ「それで、今日はどういったご用件で?」
アモ「実は、とくにこれといってなくて……授業を見にきたんです」
イブキ「そうでしたか。今から、この子たちに銀狐について教えるところだったんです。よければ、聞いていってください」
サーシャ「はい、ぜひ!」
坊主頭の子ども「ぎんぎつね?」
鬼の子ども「それって昔話に出てくる狐のことか?」
イブキ「昔話ではありません。この国に、かつて本当にいた者たちの話です」
坊主頭の子ども「先生、銀狐ってほんとにいたの!?」
イブキ「いましたよ。今から二十年ほど前までは、このオノゴロ諸島のあちこちに。特に……霊峰にある村には、多くの銀狐たちがまとまって暮らしていたんです」
イブキ「銀狐は、とても美しい毛並みを持つ種族でした。月の光を浴びると雪のように淡く輝いて……それはそれは見事だった、と」
876 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/09(月) 00:05:10.61 ID:j7/i0RZfO
イブキ「……ですが、その美しさが災いしました。銀狐の毛皮は高値で売れたそうです。人間たちにとっては、喉から手が出るほど価値のある品だった。だから……狩られたのです。狐としてではなく、金になる獣として」
坊主頭の子ども「……」
鬼の子ども「ひどい……」
イブキ「最初は山で姿を消す者が増えるだけでした。けれど、やがてそれでは済まなくなった。銀狐が多く暮らす場所はどこか、誰がどこに隠れているのか……そういう情報まで狙われるようになり、最後には村ごと襲われました」
イブキ「そして、すたれ村は焼かれました。逃げ延びた者がどれだけいたのかも、正確にはわかっていません。少なくとも、公には……あれで銀狐は滅びたとされています」
おかっぱ髪の幼女「……朝廷は何もしなかったんですか?」
イブキ「いいえ。何もしなかったわけではありません。密猟を禁じるお触れも出されましたし、取り締まりも強化されていたのですが……間に合わなかった」
鬼の子ども「守れなかったんだ……」
イブキ「そうです。どれだけ後から手を打とうと、滅んでしまった命は戻らない。残された者にとっては、何かしたことなど慰めにはならないでしょう」
坊主頭の子ども「じゃあ……銀狐の人たちは、みんな……」
イブキ「……そうとは限りません」
子どもたち「!」
イブキ「生き残りが一人もいなかったと、誰が証明できるでしょう。山深く逃れた者がいたかもしれない。名を変え、姿を変え、どこかで息を潜めていた者がいたかもしれない……」
イブキ「そしてもし、その生き残りが……家族も故郷も同族も、すべて奪われた者だったなら……その胸に何が残るのか。恨みか、悲しみか、それとも……復讐か。少なくとも、穏やかな感情ではないでしょうね……さて。今はここまでにしておきましょうか。続きは次回にします」
坊主頭の子ども「……先生」
イブキ「なんですか?」
坊主頭の子ども「その銀狐の人たち……悪いことしたの?」
イブキ「していませんよ。少なくとも、滅ぼされなければならないような理由はなかったはずです」
鬼の子ども「じゃあ、かわいそうじゃん……」
イブキ「そうですね。かわいそうです。とても。だからといって、恨みのままに無関係の人々を傷つけていい理由にはならない。奪われた側の悲しみは本物です。ですが、その悲しみが新しい悲劇を生むのなら……誰かが止めなければならない」
おかっぱ髪の幼女「先生……銀狐さんたち……お墓、あるのかな」
イブキ「……さあ。あるかもしれませんし、ないかもしれません。けれど、誰にも弔われないまま忘れられていい命ではない……私はそう思います」
坊主頭の子ども「……ちゃんと、覚えてた方がいいんだな」
イブキ「せめて、忘れないことです。どうして滅びたのか。何を奪われたのか。そして……同じことを繰り返さないために、何をしなければならないのか……あなた達なりに考えてみてください」
サーシャ「……改めて聞いても、悲しい話だね」
アモ「聞いてるだけでつらいのに、当事者の悲しみはもっと深いだろうね……」
⭐︎銀狐の歴史を知りました。
877 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/09(月) 00:05:53.24 ID:j7/i0RZfO
ーーココロイシ道具店
メルル「ちょっと、サララ……飲み過ぎだって。いい加減やめなよォ」
酔いサララ「うるひゃい!お姉ちゃんは、よゆうがあるからそんなこと言えるんだよぅ……!」フラフラ
メルル「余裕って……何の話?」
酔いサララ「わ、わたひは……っ、あの夜からずっと気になっててぇ……!」グスッ
メルル「……あー」
酔いサララ「ガイさんとアインズさんが、あんなに……あんなに……///」ブンブン
メルル「はいはい、落ち着こうねェ。深呼吸しよ?ほら、吸ってー、吐いてー」
酔いサララ「むりぃ……!あんなの聞かされて、落ち着いてられるわけないでしょぉ……!///」
カランカラン……
リーゼリット「ニナさんの所から帰ってきたら……って、サララさん!?顔赤っ!?」
アインズ「酒の匂いが濃いな……」
ガイ「何があった」
メルル「何っていうか……妹が珍しく酔って、例の件をずっと気にしてる感じ」
酔いサララ「れ、例の件って言わないでく……!///」
アインズ「……ああ、あの夜か」
酔いサララ「ひゃあああ!?アインズさん本人がそんなにあっさり認めないでくだしゃいー!?///」
メルル「にゃはは……かわいそ。脳が処理落ちしてる」
リーゼリット「笑ってないで介抱してあげなよ……」
メルル「してるしてる。ちゃんと慰めてるよォ。ほらサララちゃん、大丈夫。気になるのは普通だし、変でも何でもないから」
酔いサララ「で、でもぉ……勝手に聞いちゃった上に、勝手に想像して、勝手に変な気持ちになってる私が一番だめな気がしてぇ……!」
メルル「そこまで自分を責めなくていいって。誰だって、気になる時は気になるもん……」
リーゼリット「……まあ、あの声量で“気にするな”っていうのは無理があるし」
アインズ「まさか、あの時みんな起きていたのか?」
リーゼリット「サーシャとアモはわかんないけどね……」
ガイ「……すまない」
878 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/09(月) 00:06:27.73 ID:j7/i0RZfO
酔いサララ「そ、そうやって真面目に謝られると、余計恥ずかしいですぅ……!」
メルル「サララ。まず一個言っとくけど、“興味を持った”だけで悪い子じゃないからね」
酔いサララ「……ほんとに?」
メルル「ほんとほんと。むしろ年頃の女の子として普通でしょ」
リーゼリット「その言い方もどうなんだろ……」
酔いサララ「……うぅ……で、でもぉ……気になるものは気になるじゃないですかぁ……」
アインズ「何がだ」
酔いサララ「な、何がって……その……そういうのって、実際どうなんですか……?///」
アインズ「どう、とは?」
酔いサララ「ど、どうって……その……何を思って、そういうことになるのかなって……!///」
リーゼリット「そっち!?」
メルル「にゃは……思ったより真面目な疑問だったねェ」
アインズ「……触れたいと思ったからだ」
酔いサララ「ひゃうっ!?///」
リーゼリット「いきなり直球すぎるでしょ!」
アインズ「回りくどい説明が要るか?」
メルル「もうちょいオブラートってものをさァ……」
酔いサララ「うぅぅぅ……/// じゃ、じゃあ……ガイさんも、そう思ったんですか……?///」
ガイ「……ああ」
酔いサララ「わ、わぁぁ……やっぱりそうなんだぁ……!///」
ガイ「少なくとも、軽い気持ちじゃない」
酔いサララ「うぅ……」
メルル「はい、そこまで。酔ってる時に恋愛講座をすると脳が焼けちゃうからねェ」
アインズ「もう十分焼けているだろう」
酔いサララ「や、焼けてませんよぉ……!///」
ガイ「……もう寝ろ。明日には多少マシになる」
酔いサララ「うぅ……そうします……」
メルル「はい、お姉ちゃんが連れてくから。解散解散!」
⭐︎サララたちと話しました。
879 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/09(月) 00:07:49.19 ID:j7/i0RZfO
ーーデロデロ教会 オノゴロ支部
燃え上がる火「」ゴオオオオオオ──
壊れた椅子「」
焼け落ちる絵画「」ボロッ……
ボロボロのラルフ「ハァ……ハァ……へへ、まったく……こんだけ強かったら、あの時も捕まるようなヘマはしなかったんじゃねぇのか……?」
ロヴィア「強くなったのはガイに助けられた後ですから……悲しいですよ、彼を育ててくれた方を手にかけなければいけないなんて……」スッ
ホロウ「あなた、カリスに弄られてたんだね。どのみち長くはない命だけど、お金で雇われた人のためにわざわざ殺されるなんて割に合わないでしょ。フェルメールとリュアンの居場所を教えてくれたら見逃してもいいよ」
ラルフ「ハッ……魅力的な提案だが、断らせてもらう。仕事はきっちりこなす主義でね……」
ロヴィア「そうですか……残念です。ガイと同じ場所に送ってあげます。どうか、安らかに──」
ラルフ(ここまでか。あの2人、逃げ切れてるといいんだが……ガイ。せっかく会えたが、俺は終わりだ。お前は長生きしろよ──)ググッ
ドゴォン!!!
ラルフ「」ベシャッ……
ロヴィア「……ホロウ、この人のこと消せる?」
ホロウ「うん。任せて……」スッ
消えていくラルフの死体「」シュウン……
ロヴィア「……ありがとう。もうここには用事も無いし、早く出よっか」
ホロウ「これくらいの火なら平気だけど……」
ロヴィア「この国の兵士さんとか来ちゃうでしょー?ここに残ってたら事情聴取とかで面倒なことになっちゃうしー」
ホロウ「……それは嫌だね。早く行こっか。それにしても、あのコボルド……私たちに何も知らせないようにするためにここまでするなんてね……」
ロヴィア「ガイの師匠だからね。流石だよ、本当に……」
スタスタ……
焼け落ちていくデロデロ教会「」メラメラ……
◆
880 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/09(月) 00:08:31.17 ID:j7/i0RZfO
本日はここまでです。
次回もよければお付き合いください。
それでは、また。
881 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/09(月) 00:36:13.98 ID:fja8fx0jo
これは悠長にしてると人死が増えるやつか
882 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/09(月) 01:14:19.14 ID:3PmD48Lbo
おつ
1人ってそこの人数かよぉ!
こりゃ急いで対応しないとまずい事になるな
883 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/09(月) 11:04:48.24 ID:xBmutl380
乙です。
試作飛行機イベでフェルメール達のリアクションがなかったのは伏線だったのか。
884 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/11(水) 23:33:58.80 ID:cI0VsM4wO
急なのですが自由行動の安価だけ募集したいと思います。
>>881
増えるかは安価とコンマ次第です。それを考慮して自由安価で行動してみてください。何かが変わるかもしれません。
>>882
ここで襲撃される場所は隠した方が面白いかなと思い、このような形でコンマ表を作成しました。今後もこういった感じで出すと思います。
>>883
(実は
>>1
が描写を忘れていただけとはとても言えない)
フェルメールさんたちはまだ国外には逃げてはいないようで、どこかに隠れているみたいです。よければ参考までに。
885 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/11(水) 23:36:20.39 ID:HLTugmvjO
ーートウゲン城
ビャクヤ「──以上の点から、このデロデロ教会の火事に事件性は無く、教団内部の不始末によるものと思われます」
リュウトウ「そうか。報告、ご苦労……もう下がれ」
ビャクヤ「……」ペコリ
スタスタ……
リュウトウ「……どう思う?イヨ」
イヨ「ただの内部争い……というだけでは無い気がしますね。現場から挙げられた情報を加味すると、何者かが意図して火を放った可能性も十分あります」
リュウトウ「私もそう思う。この件は念の為キキョウにも伝えておいてくれ」
イヨ「わかりました……最初の頃より、ずっと堂々として見えます。将軍らしくなりましたね」
リュウトウ「……私は、これまでの姫巫女達に比べれば上に立つ者としてはまだまだ未熟だよ。イヨやキキョウの手を借りないと、どこかで謀反を起こされてたかもな」
イヨ「……そんなことは、私たちがさせない。だからあなたは、将軍らしくどっしり構えておけばいいの!」
リュウトウ「……頼りにしてるよ、イヨ」
◆
ーートウゲン城 廊下
スタスタ……
ビャクヤ(準備は着々と進んでいる。今は綺麗事を並べて民の上に立っているがいい、リュウトウ……父さん、母さん。罪のない2人を殺したこの国に、必ずや天誅を与えてみせます。だから、見守っていてください。この国の最期を……)ギリッ
木の上からビャクヤを見るイケメン美女「……フゥー……参ったね、こりゃ。アウルの時みたいなやり方だけは御免だったのに、連中はもう壊す方に酔い始めてる……結局、暴力でしか物事は変えられないのかねぇ」
キセル「」プカプカ
◆
ーートウゲン城 キキョウの部屋
キキョウ(今回はビャクヤが動き出すのがいつもより早いな……さて、今回はどのタイミングで私は死ぬんだろう。城が燃える前に暗殺されるか、反朝廷軍によって将軍様の前で首を刎ねられるか。暴徒になった市民たちに殺されるか……)
キキョウ(……どれでもいいか。どうせまた巻き戻るし。何を警告しても、何を先回りしても……少し形を変えて、結局どこかで破綻する)
キキョウ(ただ……今回は状況がいつもと違う。空を飛ぶ船なんて初めてのことだし、この繰り返しの中でガイ……君が現れたのは、これで2度目。君がいてくれるなら……今回もダメでしたって決めつけるには……少し、早いか)
◆
886 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/11(水) 23:37:01.32 ID:HLTugmvjO
ーーココロイシ道具店
新聞「デロデロ教会で大火事!奇跡的に死傷者はゼロ!」
ガイ「……」
リーゼリット「これ……フェルメールさん達のいた教会じゃない!?」
ガイ「昨日の夜、騒がしかったのはこれが理由か。死者や怪我人は居ないようだが……」
サーシャ「心配だね……でも、火事なんて起こすような迂闊な人たちには見えなかったけど……?」
ガイ「不注意なんてことはまずないだろう……もしかしたら、リュアンを匿っていることが勘付かれたのかもしれない」
リーゼリット「……それって凄く不味くない?」
ガイ「ああ。教会が燃えたのが事故じゃないなら……口封じか、炙り出しだ」
サーシャ「炙り出し……」
リーゼリット「もしバレてたら、フェルメールさんたちも無事じゃ済まないよね……?」
ガイ「新聞に死者や怪我人の記載がないのが、逆に気になる。逃げたのか、あるいは……」
メルル「気になるなら一度行ってみる?多分、朝廷の兵士が沢山いるだろうから詳しくは調べられないかもしれないけど……」
ガイ「行くとしたら少人数だな。多いと目立つ……アインズとアモはどこにいる?」
サーシャ「サララさんを手伝ってるよ。呼んでこようか?」
ガイ「ああ。今日の行動を決めよう」
◆現在はオノゴロ諸島です。(21日目)
何をする?
安価下1~3
誰かが何者かに捜索されています。
コンマ下1
01-10 発見された
11-00 発見されない
⭐︎試練を受けることができるようになりました。受ける場合はその旨を記載してください。
⭐︎27日目に何かが起こるみたいです。
887 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/12(木) 01:01:00.00 ID:cW3poghFo
少数精鋭でフェルメール達の行方探し
888 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/12(木) 01:07:00.62 ID:QWX1ULP60
ラルフからの手紙が届く
889 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/12(木) 05:55:45.36 ID:P9G4bR6m0
サララ&メルル、ケジメのためにガイ&アインズと模擬戦
890 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/14(土) 08:53:28.57 ID:ipTxa2TT0
そりゃ姉がアポなしで連れてきた連中が自分ちでアレしてたら許せんよなぁ
891 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/15(日) 09:35:08.21 ID:PZb+LPr70
もしかして昨日寝落ちしてたのかな
892 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/15(日) 13:09:19.37 ID:BW90foI8O
ーーココロイシ道具店
ガイ(……さて、焼けた教会には誰を向かわせるか……おそらく現場には、兵士やデロデロ教の関係者、野次馬が大勢集まっているだろう。ネオデロデロ教の連中も、何か手がかりを探しているはずだ……)
ガイ(サーシャとリーゼでは、仮に戦闘になった時、安全に逃げ切れない。いざとなればその場から離脱できるアインズと、心属性魔法で周囲を無力化できるアモ……それに、気配を消すことに長けた……)
ガイ「……メルル、か」ボソッ
メルル「お姉さんのこと、呼んだかな?」ヒョコッ
ガイ「……教会に向かう人員を考えていた。お前は目立たずに現場を見て来られる。力を貸してくれないか?」
メルル「そりゃ、もちろんいいけど……その前に、やることがあります!」ズイッ
ガイ「……それは一体?」
メルル「サララは優しいからァ、この前のアインズさんとの一件を、大会の手伝いをすることで許してくれたけどォ……私は、それじゃ甘いと思うんだよねェ」
ガイ「足りないなら、相応のことはしたい。何をすればいい?」
メルル「よし! それならアインズさんを呼んできて、裏庭に集合! 時間は取らせないから、すぐに来てねー!」タタッ
◆
ーーココロイシ道具店 裏庭
アインズ「その装い……模擬戦を行う気か?」
サララ「お、お姉ちゃん……どうして急にこんなことを……?」
メルル「決まってるでしょォ? けじめだよ、けじめ」
ガイ「……けじめ、か」
アインズ「今、それをやる必要があるのか? 教会の件は急を要する」
メルル「だからだよ。危ない所に行く前に、うやむやのまま行きたくないの」
サララ「お、お姉ちゃん……」
メルル「サララは優しいから、“もういいです”って言っちゃう。実際、手伝いだってしてくれたし、謝ってもくれた。でもねェ、それで全部終わりみたいな顔をされるのは、私はちょっと違うと思うんだよ」
ガイ「……」
メルル「言葉で反省するのは簡単。でも、今から危ない場所に行くなら、“本当に二人とも噛み合ってるのか”“ちゃんと気持ちに整理がついてるのか”を見せてもらわないと、こっちも安心できない」
アインズ「……私とガイを測るための模擬戦、ということか」
メルル「そういうこと! ほら、構えて構えて! 油断してたらバッサリいっちゃうよ!」ザッ
サララ「えっ……ええと、あの件は私はもう気にしてないんですが……お姉ちゃんがそう言うなら、その……ちゃんと区切りはつけておきたい、です……!」
ガイ「……わかった」
アインズ「短く済ませるぞ」
メルル「うん、それでいいよォ」
ガイ「……行くぞ」ザッ
◆コンマ下1
01-30 敗北
31-50 引き分け
51-00 勝利
893 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/15(日) 13:38:36.54 ID:DSrL8nOgo
はい
894 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/15(日) 15:36:28.97 ID:GwW3Z9dnO
ガイ「」チラ
アインズ「」コクン
ガイ「」シュンッ
サララ「速い!?」
メルル「ガイ君は捉えきれない!サララはアインズさんを止めて!」バッ
妖しく目が光るサララ「……うん!!」
アインズ「はっ!!!」スッ
炎魔法「」ゴウッ!!!
メルル「熱っつ!?当たったら一溜りもなさそうだね、コレは……!」スゥゥゥ──
ガイ「──動くな」ガシッ
メルル「うぇぇっ!?い、いつの間に!!!???」
サララ「えっ!?お姉ちゃん!?」バッ
メルル「サララ!アインズさんから目を離しちゃダメ!!!」
アインズ「──もう少しで動けなくなる所だったが……」スッ
竜角の槍「」ズンッ!!!
ブワアアアアアアッ!!!
首元に竜角の槍を突きつけられたサララ「……こんなあっさり……負けちゃうなんて……」ペタン
ガイ「……メルルは透明になれば手をつけられない。かといってサララに2人がかりで行ってもその目で見られたら俺たちは何もできずに負けていた」
アインズ「故に、それぞれの得意分野に入る前に潰させてもらったという訳だ」フフン
メルル「ず、ズルだァ〜〜〜!」
ガイ「気配のない透明化も十分ズルい気はするが」
メルル「……そ、そんなことないよね!?サララ!?」
サララ「う〜ん……私もガイさんと同じ意見かなぁ……」
メルル「なっ!?ま、まさか我が妹も歯牙にかけたと──」
サララ「もう!なんでそうなるの!?///……こほん。2人とも、けじめとしてはこれで十分です。お付き合いくださり、ありがとうございました」ペコリ
アインズ「む、そうか……ならばよかった。これで心置きなく向かえる」
メルル「ぐぬぬ……本当だったら、私がカッコよく決めて、人混みの中ではこういう風に暗殺されるかもしれないから注意して行こうねェ、って感じでカッコつけるつもりだったのに……」
ガイ「……言いたいことは伝わった。お前は頼りになる。けじめも忠告も、どっちも無駄じゃなかった。ありがとう」
帽子で顔を隠すメルル「……っ、ま、まあ?このメルルさんがついていれば百人力ってことだねェ!……っていうか、そんな真っ直ぐ褒めないで!は、恥ずかしいから……///」
アインズ「フッ……では、早速教会に向かうとしよう。メルル、行くぞ」
⭐︎模擬戦で勝利しました。
895 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/15(日) 15:37:08.77 ID:GwW3Z9dnO
サーシャ「ガイ!」タタッ
ガイ「サーシャ。どうかしたか?」
サーシャ「これ……」
手紙「」スッ
ガイ「手紙?ラルフからか。内容は……」ペラッ
ガイへ
こうして手紙なんぞ書く柄じゃねぇんだが、今は直接ゆっくり話してる余裕が無くてな。先にこっちで伝えておく。
単刀直入に言う。お前たちの力を借りたい。
ネオデロデロ教にフェルメールが疑われている。近いうちに動きがあるかもしれない。この手紙が届くまでに間に合ってればいいんだが。
もし教会が無事なら、この手紙を持ってすぐに来てくれ。
逆に、何か起きた後ならフェルメールとリュアンが生きて逃げた形跡を探してアイツらを助けてやって欲しい。
記憶を失った今のお前からしたら俺たちを助ける義理はないかもしれねぇ。それでも、お前は俺が信頼できる人間の1人だ。気に入らないなら無視してくれても構わない。だが、助けてくれるならそれほど心強いことは無い。
頼りにしてるぜ、ガイ。
ラルフ・ハーヴィー
リーゼリット「……どうするの、ガイ?」
ガイ「……俺も教会に向かう。ラルフとは古い知り合いだったようだしな……付き合いは短いが、放っておけない」
リーゼリット「……俺“も”ってことは、最初は誰かだけを行かせるつもりだったの?」
ガイ「ああ。焼けた直後の現場は厄介だ。兵士、野次馬、デロデロ教の関係者……下手をすれば、火を放った側まで残ってるかもしれない。目立たずに見て来られる者だけ向かわせるつもりだった」
サーシャ「でも、手紙を読んで考えが変わったんだね」
ガイ「……ああ。ラルフがわざわざ俺に託した。なら、俺自身が行かない理由はない」
リーゼリット「そっか……」
サーシャ「手紙には、他に何て?」
ガイ「フェルメールとリュアンが生きて逃げた形跡を探して、助けてやってくれと……そう書いてある」
サーシャ「……やっぱり、ただの火事じゃない」
リーゼリット「うん。新聞の時点でも嫌な感じはしてたけど……これでほぼ確定だね」
ガイ「……サーシャ、リーゼ。ここで待っていてくれ。教会には俺とアインズ、アモとメルルで行く」
サーシャ「うん……みんな、無事だといいね……」
ガイ「……そうだな……」
⭐︎ラルフの手紙が届きました。
896 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/15(日) 15:37:35.35 ID:GwW3Z9dnO
ーートウゲン国政区 デロデロ教会オノゴロ支部跡地
野次馬の民衆「」ザワザワ……
瓦礫を取り除く作業をする兵士たち「」
ガイ「……出遅れたか」
アモ「ううん……隣の建物も一部焼け落ちてるみたい。これだけ大きい火事だったなら、昨日の夜からずっと消化活動をしてたんだろうし、関係のない人はそもそも近づけなかったんじゃないかな?」
メルル「そんな……じゃあ無駄足だった、っていうこと?」
ガイ「……いや。まだだ」
メルル「え?」
ガイ「ラルフの手紙にもあっただろう。俺たちが探すのは“燃えた事実”じゃない。“生きて逃げた形跡”だ」
アインズ「……焼け跡そのものではなく、人の流れの方を見るべき、ということか」
メルル「なるほどねェ……じゃあ、お姉さんが一回近くまで見てこようか?透明になれば兵士の目は誤魔化せるし」
ガイ「ああ。だが無理はするな。妙な気配を感じたらすぐ戻れ」
メルル「りょーかい……」スゥゥゥ──
◆
アモ「……?なんだろ、この、すごく寂しい感じ……」
ガイ「何か見つけたのか、アモ」
アモ「うん……なんていうか、すごく大きな喪失感……かな。誰かが大事なものを失った時みたいな感情が、あそこだけ妙に濃いの」スッ
人混み「」ザワザワ……
焼け落ちた教会を見つめる聖女「……」
ガイ「……あいつか?」
アインズ「……見たところ、デロデロ教の関係者のように見えるが……どうする?」
◆先取3票
1 声をかけてみる
2 気にせずフェルメール達の痕跡を探す
897 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/15(日) 15:40:23.52 ID:HokhBs/+O
1
898 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/15(日) 15:41:07.09 ID:s60DkcIF0
2
899 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/15(日) 15:48:46.75 ID:0CrDu4Qpo
2
900 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/15(日) 15:53:23.31 ID:1GJmtL7jO
1
901 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/15(日) 16:47:09.66 ID:8W+fXU7UO
2
902 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/15(日) 21:04:12.64 ID:uGeiOQRrO
ガイ「……いや、何もしないでおこう。もしかしたらネオデロデロ教の側かもしれない」
アモ「うん、わかった……」
メルル「──ただいまァ」スッ
ガイ「どうだった?」
メルル「中はほぼ片付けられちゃってるねェ。けど、二つほど面白いものがあったよ。一つは、一部の兵士たちは探してるのが"出火した原因"じゃなくて“逃げた痕跡”っぽいこと。床板の焦げ跡とかじゃなくて、裏口と塀際ばっかり見てた」
アインズ「生存者を探しているんじゃないのか?」
メルル「私もそう思ったんだけど、話してた内容からすると、それだけじゃないっぽいんだよねェ……二つ目は、裏の方にまだ人払いされてない細い路地がある。そこにね、焦げた布切れと血、かな。ほんの少しだけ残ってた」
ガイ「案内してくれ」
メルル「おっけー。ついてきて」
スタスタ……
聖女「……?」チラ
人混み「」ザワザワ……
聖女「……気のせいですね」
◆
903 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/15(日) 21:04:40.73 ID:uGeiOQRrO
黒く焦げた壁「」
瓦礫「」ゴロ……
メルル「ここ。兵士からは死角になってる」
ガイ「……」スッ
アモ「何かわかる?」
ガイ「布は上等な服の切れ端だ。教会の信徒ってより……フェルメールの着ていた物に近い」
アモ「本当!?」
ガイ「断定はできん。だが、少なくともここを誰かが通ったのは間違いない」
アモ「血は……?」
ガイ「量が少ない。致命傷ではないと思うが……負傷者はいたらしいな」
メルル「じゃあ、フェルメールさんかリュアンさんが怪我しながら逃げた?」
ガイ「あるいは追手の方だ。だが……」スッ
地面に残る擦れた跡「」
ガイ「……何かを引きずったんじゃない。支えながら運んだ跡だな」
アモ「二人以上で動いてたんだね」
ガイ「ああ。慌てていたが、統率は取れている。焼け落ちる寸前に飛び出した人間の足取りじゃない」
メルル「ってことは……」
ガイ「逃げる先を決めた上で、教会を出た可能性が高い」
アモ「よかった……!じゃあ、まだ助けられるかもしれないんだね!」
ガイ「……その前に、どこへ向かったかだ」
メルル「足跡は?」
ガイ「ここから先は人通りが多すぎる。踏み荒らされて消えてるな」
アインズ「……匂いから辿ることも難しいな。焦げた匂いが強くて追えない」
アモ「……ねぇ、みんな。コレ見て」
半分焼けた小さな紙片「」ヒラ……
メルル「紙……?よく見つけたねェ、アモちゃん」
アインズ「何か書いてあるのか?」
ガイ「地図の一部だな。この印がついている場所は……」
メルル「……すたれ村周辺の地図だ。ここに印がある」
アインズ「フッ、手がかりの一つ、だな?」
ザッ……ザッ……
兵士「ん?……貴様ら、そこで何をしている!関係者以外、この場所には立ち入り禁止だ!」
アモ「わっ!見つかっちゃった!」
ガイ「チッ……散らばって逃げるぞ!あとで落ち合おう!アモ、行くぞ!」ガシッ タタッ
腕を掴まれるアモ「わっ!」
メルル「それじゃあ、またあとでね!!!」スゥゥゥ──
アインズ「やれやれ。人使い……いや、竜使いが荒いな……」スッ
炎「」シュボッ
焼けていく地図「」メラッ……
アインズ「……もう用事はすんだ。これにて失礼する──」ダッ
兵士「待て!貴様ら!!!おい、誰か──」
⭐︎フェルメールたちの行き先がわかりました。
904 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/15(日) 21:14:29.96 ID:uGeiOQRrO
ーーココロイシ道具店
サーシャ「すたれ村、かぁ……」
リーゼリット「イクセさんが住んでる所、だよね?……フェルメールさん達がそこに逃げたなら、無事だといいけど」
ガイ「……少なくとも、あの地図に印があった以上、手がかりとしては無視できない」
メルル「それは私もちょっと気になるねェ。せっかく人目を避けて暮らしてるのに、追っ手まで連れてったら最悪だし」
アインズ「だが、逃げ先としてそこを選んだのなら、少なくとも“守りやすい”か“頼れる相手がいる”かのどちらかだろう」
ガイ「……ああ。フェルメールたちが自分の意思で向かったのなら、何かしらの当てがあるはずだ」
リーゼリット「じゃあ、すぐ追うの?」
ガイ「それも含めて考える。相手が負傷しているなら急ぐべきだが、焦って目立てば今度はこっちが追手になる……」
サーシャ「難しいね……」
ガイ「……だからこそ、慎重に決める。すたれ村に向かうにせよ、他を当たるにせよ……次の一手を誤るわけにはいかない」
メルル「ってことで、ここからは安易に突っ走るの禁止だよォ?」
アインズ「お前が言うと妙に説得力がないな」
メルル「ひどくない!?」
アモ「ふふっ……でも、今はちゃんと考えた方がいいのは本当だね」
ガイ「……ああ。さて、どう動くか」
◆現在はオノゴロ諸島です。(22日目)
何をする?
安価下1~3
誰かが何者かに捜索されています。
コンマ下1
01-20 発見された
21-00 発見されない
⭐︎試練を受けることができるようになりました。受ける場合はその旨を記載してください。
⭐︎27日目に何かが起こるみたいです。
905 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/15(日) 21:14:55.84 ID:PZb+LPr70
リーゼリット ガイが入浴中にタオル一枚の状態で突入し誘惑する
906 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/15(日) 21:15:39.08 ID:Hbqr5efSO
前のコマ大会でのコマが色々売っていたので何個か買ってみた
907 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/15(日) 21:15:40.13 ID:dJF3v3ETO
サララ、サーシャに特殊な矢を作ってあげる
908 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/16(月) 00:09:23.70 ID:d2YySR1NO
ガイ「サララ。何か手伝えることはないか?」
サララ「ガイさん。ええっと、今日は特段手伝ってもらうようなことはないですね。ゆっくりしててください」
ガイ「……そうか。ん?」チラ
大量のコマ「」ドン!
ガイ「……サララ。品物を買いたいんだが、構わないか?」
サララ「勿論です!ちなみに何を買いたいんですか?」
ガイ「あのコマをいくつか」スッ
サララ「ほうほう……たしかに、生産数が少なかったり強力なコマやレアな色の物はあとで高値で売れたりしますからね!」
ガイ「そういう目的ではなく、ただなんとなくだ……そういえば、このコマの名前はどこかで聞いたことがあるような物が多い気がするんだが、ニナはどういった理由で名前をつけているんだ?」
サララ「あぁ!簡単ですよ。つけられている名前は、世界中の有名な人たちをもとにしているんです。その方が子供達にもわかりやすい、というのもあるんでしょうね」
ガイ「なるほど……しかも、箱に入ってるから開けてみるまでは中身もわからない、と。よく考えられているな……とりあえず、5個買おう」
サララ「毎度、ありがとうございます♪」
⭐︎コマを買いました。
909 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/16(月) 00:09:51.74 ID:d2YySR1NO
ナショナリオフェアリー「」キラキラ
イリスザダークヒーロー「」キラキラ
アイシクルブレーダーミスティ「」キラキラ
メタリックローガン「」キラキラ
グランドアースエバンス「」キラキラ
並べたコマを見つめるガイ(おお……何か足りない気がするが、満足感が凄いな……!遊んでいたときは気が付かなかったが、よく見ると造形が拘って作られているのがわかるぞ……)ジッ……
サーシャ「ふふっ……ガイ、なんだか楽しそう」
サララ「遊ばずに集めるだけの人も沢山いるんですよ?ガイさんは、たぶんそっちのタイプなんでしょうね」
サーシャ「へぇ……あっ、そうだ。サララさん、私の弓に合わせて特殊な矢を用意できませんか?厳しい状況を崩せるような、切り札みたいな物が欲しくて……」
サララ「特殊な矢、ですか?できますよ!矢そのものに細工を入れる方法もありますし、矢じりを交換式にすることもできます」
サーシャ「本当ですか!」
サララ「はい。例えば……着弾した瞬間に強い光を放つ“閃光矢”とか、煙をばら撒いて視界を切る“煙幕矢”、それから相手に絡みつく糸を仕込んだ“拘束矢”あたりは使いやすいと思います」
サララ「サーシャさんは正確に当てられますから、“当てた後に状況を変える矢”と相性がいいんです。普通の矢に閃光玉や煙玉を括りつけても似たことはできますけど、最初から一体化していれば手間も省けますしね」
サーシャ「なるほど……それじゃあ、拘束矢を貰えますか?相手を止められれば、みんなも動きやすくなると思うので」
サララ「わかりました。ニナさんにも相談して、サーシャさんの弓に合うように調整してみますね」
サーシャ「ありがとう、サララさん!」
サララ「ふふっ、どういたしまして。新しいものって、考えてるだけでもワクワクしますよね」
⭐︎サーシャが拘束矢を手に入れました。
910 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/16(月) 00:12:47.30 ID:d2YySR1NO
ーーココロイシ道具店 風呂
チャポ……
ガイ「……ふぅ。温泉もいいが、この程よい狭さの風呂も落ち着くな……さて、明日はどう行動するか……」
戸「」カララ……
ガイ「ん?」クルッ
タオル姿リーゼリット「さて、お風呂お風呂〜……ん?」
ポヨン
ガイ「……」ジッ
ガイ(でっか………)
リーゼリット「……ちょ、ちょっと!何見てんの、アンタ!?///」バッ
ガイ「待て!元はと言えば、先に俺が風呂に入っていたのに、リーゼが入ってきたんだろう!?」
リーゼリット「だ、だからって凝視していい理由にはならないでしょ!?///」
ガイ「……それは、悪かった」
リーゼリット「うぅ……最悪……よりによってアンタが居るなんて……///」
ガイ「俺も予想外だ。落ち着いて入っていたところだったんだが……」
シーン……
湯気「」モクモク……
ガイ「……出るか?」
リーゼリット「へ?」
ガイ「俺が先に出る。そうすれば問題ないだろう」
リーゼリット「……」
ガイ「なんだ」
リーゼリット「……別に、そこまでしなくていい。ガイも入ったばかりなんでしょ?」
ガイ「だが……」
チャポ……バシャー……
ガイ「!」
リーゼリット「……後ろ、向かないでよね」
ガイ「……これだけ狭ければ振り向きようがないだろう」
リーゼリット「……それもそっか」
チャポ……
リーゼリット「……」
ガイ「……」
リーゼリット「……こういう時くらい、何か喋ってよ」
ガイ「必要以上に話しかけるなと言いそうだと思った」
リーゼリット「言わないよ……多分」
ガイ「曖昧だな」
リーゼリット「うるさい……こっちは色々と余裕がないの」
ガイ「……そうか」
チャポ……
911 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/16(月) 00:14:17.39 ID:d2YySR1NO
リーゼリット「……ねぇ、ガイ」
ガイ「なんだ」
リーゼリット「さっき、“出るか?”って言ったの……気を遣ってくれたんでしょ」
ガイ「……ああ」
リーゼリット「ありがと」
ガイ「礼を言われるほどのことじゃない」
リーゼリット「私にとっては、そういうの大事なの。アンタ、たまに雑だけど……変なところでちゃんとしてるから、調子狂うんだよ……」
ガイ「褒めてるのか、貶してるのか、どっちだ」
リーゼリット「半々」
ガイ「……厳しいな」
リーゼリット「当然でしょ」
湯気「」モクモク……
リーゼリット「……そういえばさ」
ガイ「なんだ」
リーゼリット「前に私、闇属性だったってわかったでしょ?あれから一人でも少し試してみたんだ。まだほんのちょっとだけど……前よりは出せるようになった気がする」
ガイ「本当か」
リーゼリット「うん。手のひらに集めるくらいなら、なんとか。でも、形にしようとするとすぐ散っちゃう」
ガイ「十分前進だ。最初から実戦で使える方が珍しい」
リーゼリット「うん。だから今度、また見てよ。闇属性の練習」
ガイ「ああ。その代わり、魔導拳銃の方も付き合ってもらうぞ」
リーゼリット「ふふっ……それ、まだ覚えてたんだ」
ガイ「約束したからな」
リーゼリット「……じゃあ、私の方の約束も覚えてる?」
ガイ「ヴィルトの名のことか」
リーゼリット「うん」
ガイ「忘れるはずがない。全部終わった後、お前がそれでも渡したいと思うなら……その時は名乗らせてもらう」
リーゼリット「……ちゃんと覚えてるんだ」
ガイ「お前が大事そうにしていたことだからな」
リーゼリット「……そっか」
チャポ……
912 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/16(月) 00:14:44.55 ID:d2YySR1NO
リーゼリット「……全部終わった後、か」
ガイ「遠い話に聞こえるか?」
リーゼリット「少しね。でも……前よりは想像できるようになったかも。アンタたちと一緒にいると、“終わった後”ってものが本当に来るのかもしれない、って」
ガイ「来させるさ」
リーゼリット「ふふ……うん。そう言うと思った」
シーン……
リーゼリット「前にさ……もしアンタが完全に線を越えたら、撃ってでも止めてくれって言ったでしょ」
ガイ「……ああ」
リーゼリット「撃つつもりはないから」
ガイ「……」
リーゼリット「その前に止める。私が、私たちが。だから、変な覚悟を一人で決めないで」
ガイ「……そうならないように立ち回る」
リーゼリット「この前も似たようなこと言ってた」
ガイ「覚えているな」
リーゼリット「そりゃ覚えてるよ。あんなこと言われたんだから」
ガイ「……悪かった」
リーゼリット「謝らなくていい。アンタが本気で危ういところに立ってるのは、もうわかったし……だから、見てないところで勝手に落ちていかれる方が嫌」
ガイ「……リーゼ」
リーゼリット「なに?」
ガイ「助かってる」
リーゼリット「……っ」
ガイ「お前が軽口ばかり叩くわりに、ちゃんと見ていてくれるのは知ってる」
リーゼリット「それ、褒めてる?」
ガイ「半々だ」
リーゼリット「……それ、さっきの仕返し?」
ガイ「少しな」
リーゼリット「うわ、性格悪……」
ガイ「お前にだけは言われたくない」
リーゼリット「……ふふっ」
チャポ……
リーゼリット「……でも、こうしてるとさ」
ガイ「ん?」
リーゼリット「なんか、変に落ち着くね。気まずいのに、落ち着く」
ガイ「……なんとなく、わかる」
リーゼリット「ほんとに?」
ガイ「ああ。狭いし、近いし、落ち着く状況ではないはずなんだがな……それでも、落ち着く」
リーゼリット「なのに落ち着くんだ」
ガイ「ああ」
リーゼリット「……ふふっ、変なの」
ガイ「フッ……変だな」
湯気「」モクモク……
⭐︎リーゼリットと入浴しました。
913 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/16(月) 00:17:48.98 ID:d2YySR1NO
本日はここまでです。
昨日は飲み会により
>>1
がくたばっていました。
何も言わずに更新せず、申し訳ない。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
914 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/16(月) 02:11:50.51 ID:Ce6djZLTo
おつ
リーゼの相棒感というか幼馴染属性感というか…良い距離感だ
そういやヴィルトが襲名性なら彼女の本当の家族名は別にあるのかな?いつか掘り下げてもらうか
915 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/20(金) 07:52:30.36 ID:Q3aCZDMLO
乙
ニナさんコマ名つける時可能な限り本人に許可とったんだろうな
916 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/20(金) 18:25:40.82 ID:8c9AaKLQO
>>914
ふと思いついた設定だったので特に決めていませんでした。この世界では苗字にあたるものが無い人も多いみたいなので、ヴィルトとして認められるまで苗字は無い、ということにしておきましょう。
>>915
許可を取れる場合は取っていますが、ほとんどは無断で命名しているようです。その理由は既に亡くなっていたり、返答が無かったり、連絡がつかないことが多いためです。訴えられたりしたら少々考える必要があるな、とニナさんは考えているみたいです。
917 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/20(金) 18:26:08.09 ID:8c9AaKLQO
ーーココロイシ道具店
メルル「ん〜???むむむ……」ジーッ……
ガイ「……メルル。何かしたなら謝るから、凝視するのを辞めてくれないか?」
メルル「……ガイ君ってさァ……」
ガイ「ああ」
メルル「ホントに17歳なんだよねェ?」
ガイ「……10年前から来た話が本当なら、27歳とも言えるが」
メルル「うーん……やっぱり納得いかないなァ。17歳って、もっとこう……落ち着きなくて、単純で、年上のお姉さんに振り回されるくらいが普通じゃない?」
ガイ「……偏見だ」
メルル「偏見じゃありませーん。経験則でーす」
ガイ「その経験則に、俺は当てはまらないと」
メルル「当てはまらないねェ。ガイ君、たまに妙に達観した顔するし、変なところで冷静だし……そのくせ、無自覚に人の心を掻き回すタイプっぽいしィ〜?」
ガイ「何の話だ」
一歩詰め寄るメルル「しかも本人は全くわかってないと──」スッ
ガイ「……近いぞ」
メルル「試してるの。ここまで近づいても顔色一つ変えないのかなー?って……」
ガイ「……」ジーッ…
メルル「……」ジーッ…
ガイ「……俺の表情はあまり変わらないらしい。リーゼにそう言われた」
メルル「ふーん……じゃあ変わるまで、もう少し見ていようかなァ?」ニヤリ
ガイ「好きにしろ」
ガイ(……落ち着かないな。それにしても、こうして間近で見るとメルルはかなり……)
ガイ「……目が綺麗だな」ボソッ
離れるメルル「……はああああッ!?きゅ、急に何を言い出すのかなァ、君は!?///」バッ
ガイ「?」
メルル「今!そういうのを無自覚で言うからタチが悪いんだってばァ!?///」
ガイ「……思ったことが口に出たようだ。気に障ったなら謝る」
メルル「やぶ蛇とはこのことだったかァ……!///」
◆現在はオノゴロ諸島です。(23日目)
何をする?
安価下1~3
誰かが何者かに捜索されています。
コンマ下1
01-40 発見された
41-00 発見されない
⭐︎試練を受けることができるようになりました。受ける場合はその旨を記載してください。
⭐︎27日目に何かが起こるみたいです。
918 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/20(金) 18:31:26.05 ID:jvxS7VOj0
激レアコマ「ブラッディフラナ」を子供たちと探しに行く
919 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/20(金) 18:32:01.07 ID:H6vYt81L0
グレイグと一緒に反朝廷派の偵察
920 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/20(金) 18:32:14.84 ID:do/Z0vMGo
キキョウを落とす
921 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/20(金) 21:28:28.88 ID:XlzMIjImO
ーートウゲン国政区
ワイワイガヤガヤ
フードを被ったガイ「……」スタスタ
坊主頭の子ども「なーなー、ガイ兄ちゃん。どうしてそんなの被ってんだよ?」
ガイ「……吸血鬼だから、日光に弱いんだ」
鬼の子ども「ぜってー嘘だ!この前まで普通に歩いてたじゃん!!!」
ガイ「……事情があってな。往来を歩くのはあまり好ましくないんだ」
おかっぱ髪の幼女「悪いこと、したの?」
サーシャ「そういう訳じゃないんだけどね……ちょっと顔が知られちゃってて、目立つと困るだけなの」
鬼の子ども「ふーん……じゃあ、仕方ねぇか」
坊主頭の子ども「吸血鬼っていったら……ブラッディフラナってコマ、めちゃくちゃかっこいいんだよな!」
ガイ「魔族国の代表をイメージしたコマだったか。この前の大会でも使われているのを見たが、強力なコマだったな」
鬼の子ども「しかも、すっげぇレアでさ!中々手に入らないんだぜ!大会の賞品になったこともないから、オレたちじゃ話にならないくらいの金額で取引されてるんだぜ!」
サーシャ「それって、どのくらいなの?」
サーシャに耳打ちするおかっぱ髪の幼女「えーっとね……」ゴニョゴニョ
サーシャ「……うん。それは結構……いい値段だね」
おかっぱ髪の幼女「……でしょ?」
ガイ「そこまで価値があるのか」
坊主頭の子ども「うん!持ってるだけで自慢できるし、売ったらしばらく遊んで暮らせるって言うヤツもいるくらい!」
鬼の子ども「一度でいいから、じっくり見てみたいよなぁ〜」
ガイ「……それほどの品なら、どこかで話題になっていてもおかしくないな……ふむ……」
サーシャ「……ガイ?」
ガイ「……探してみよう。そこまで言われると、実物を見てみたくなる」
サーシャ「……言っておくけど、買うのはダメだからね?」
ガイ「……」ジッ
サーシャ「うっ……そ、そんな目で見てもダメ!!!見るだけね、見るだけ!!!」
ガイ「……わかった」シュン
おかっぱ髪の幼女「サーシャお姉ちゃん、強い……」
坊主頭の子ども「おお……なんだかウチの親みてーだな……」
◆コンマ下1
01-90 みつかりませんでした
91-00 みつかりました
922 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/20(金) 21:48:27.74 ID:3zdoLoqIo
発見
923 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/20(金) 23:06:55.22 ID:GNI0FtXHO
ガイ「……全然見当たらないな」
サーシャ「そうだね……古物屋も露店も何軒か回ったけど、ブラッディフラナどころか見たことがあるって人すらほとんどいなかったし……」
ガイ「噂が先走っているだけか、持ち主が表に出していないか……あるいは、最初から別のコマを見間違えたかだな」
サーシャ「うーん……でも、子どもたちがあれだけ目を輝かせてたんだし、本当にあるなら一度くらい見てみたかったかも」
ガイ「……ああ」
サーシャ「……あ、やっぱりちょっと残念なんだ」
グレイグ「……お前ら、この状況でずいぶん余裕だな?」ノッシノッシ
サーシャ「グレイグさん!どうしてここに?」
グレイグ「俺は俺で別件だ……んで、お前らが歩いてるのが見えたから声をかけた」
ガイ「別件?」
グレイグ「反朝廷組織の偵察だ」
サーシャ「!」
ガイ「……詳しく聞かせろ」
グレイグ「この辺りの倉庫街で、最近妙な荷の動きがある。武器、食糧、薬……それだけならまだいいが、連中の会話に聞き捨てならねぇ名前が混じった」
ガイ「名前?」
グレイグ「……ビャクヤだ」
サーシャ「えっ……?」
ガイ「ビャクヤ……朝廷の、あのビャクヤか?」
グレイグ「断言はまだしねぇ。だが、城の中に顔が利く“ビャクヤ”なんてそう何人もいると思うか?」
サーシャ「……」
ガイ「見に行くぞ」
グレイグ「踏み込む気は捨てとけ。今日はあくまで“見るだけ”だ」
ガイ「ああ」
◆
924 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/20(金) 23:07:21.21 ID:GNI0FtXHO
ーー倉庫街
見張り「」キョロキョロ
グレイグ(止まれ。ここから先は声を落とせ)
サーシャ(……本当に見張りがいる)
グレイグ(荷倉庫にしちゃ物騒すぎる配置だろ?)
ガイ(荷の中身は?)
グレイグ(重さと運び方からして、軽いもんじゃねぇ。武器か、魔導具か……その辺りだ)
大量の箱「」ドン!
男A「丁重に運べよ。それ、ビャクヤ様から回された分だ」
男B「わかってるって。落として壊したら、こっちの首が飛ぶ」
男C「しかしよ、本当にいいのか?こっちは反朝廷の集まりだぞ。城の人間の名前が出るなんて、笑えねぇ」
男A「黙って運べ。今さら怖気づくな。ビャクヤ様は今の国じゃ駄目だと仰ってる。俺たちはその為に動く、それだけだ」
男B「よっと……今夜の会合も、予定通りか?」
男A「ああ。表で騒ぎが起きても問題ない。門番も巡回も、城の中はビャクヤ様が上手くやってくださる」
男C「しかし、本当に姫巫女を引っ張り出せるのか?」
男A「それができなきゃ意味がない。印がなきゃ民は動かん。反朝廷も、ネオデロデロも、その一点で一致してる」
ガイ(……!)
グレイグ(厄介なのと繋がってやがるな……)
見張り「……?あそこ、人がいるような……」ジーッ…
サーシャ(そろそろ離れないと見つかっちゃいますよ!)
グレイグ(チッ……潮時だな。離れるぞ)
◆
925 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/20(金) 23:08:07.32 ID:GNI0FtXHO
サーシャ「……ここまで来れば、大丈夫かな」
グレイグ「多分な。追ってくる気配もねぇ」
サーシャ「……反朝廷と、ビャクヤが繋がってる。それに……ネオデロデロの名前まで……」
グレイグ「しかも、ただ話が通じてるってレベルじゃねぇ。荷の横流し、会合の手引き、城内の便宜……根が深い」
ガイ「姫巫女を引っ張り出すつもりだとも言っていたな」
サーシャ「印がないと民は動かないって……あれ、やっぱり姫巫女様を旗印にするつもりなんですよね……?」
グレイグ「十中八九そうだろうよ。リュウトウ将軍を正面から倒すんじゃなく、民心を奪って揺さぶる気だ」
ガイ「……厄介だな」
サーシャ「ビャクヤって人……私たち、直接会ったことはないんだよね」
ガイ「ああ。アモとアインズが接触した相手の名として聞いただけだ」
グレイグ「だが、城に食い込んでるビャクヤなんて名前がそう何人もいるとは思えねぇ。少なくとも、無関係とは考えにくいな」
ガイ「……キキョウに伝えるべきか」
グレイグ「伝えるべきだ。だが、雑にぶちまけるな。城に戻った瞬間、誰がどこで聞いてるか分からねぇからな」
サーシャ「……たしかに。ビャクヤが城の中に手を回してるなら、下手に騒いだら向こうに先に伝わっちゃうかも」
ガイ「細心の注意を払うさ……グレイグ、お前はどうする?」
グレイグ「部下を集めて、睨みを効かせる……ちょっとは時間を稼げるはずだ。お前等も気をつけて行け」
ガイ「わかった……サーシャ、行くぞ」
サーシャ「うん……グレイグさんもお気をつけて!」
⭐︎反朝廷組織にネオデロデロ教とビャクヤが関わっていることを知りました。
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