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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 Ⅱ
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932 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/21(土) 20:40:00.19 ID:eyFDtCB/O
ーートウゲン城 天守閣
リュウトウ「──ことのあらましは理解した。この国の代表として、貴君らに礼を申し上げる」ペコリ
サーシャ「そんな、頭を上げてください……!」
ガイ「……礼は不要だ。まだ、何も終わっていない」
リュウトウ「……ああ。その通りだ。姫巫女を取り逃がした以上、敵が次に動くのは確実だ。しかも厄介なことに、城の内にも既にビャクヤの手が入り込んでいる可能性が高い……状況は最悪に近い」
アモ「……アキトさんも、もう……」
シーン……
メルル「……姫巫女様とずっと一緒だった人なんでしょ?説明は、したの?」
ガイ「……まだだ。今の状況で伝えるには酷だ……姫巫女は今も、アキトが生きていると信じている」
メルル「……そっか」
イヨ「……将軍。僭越ながら、ここで一つ提案がございます」
リュウトウ「言ってみろ、イヨ」
イヨ「現状、ガイ殿たちを城の外へ戻すのは危険です。敵は姫巫女様の奪取に失敗した……となれば次は、それを阻んだ者たちから潰しに来る可能性が高い。加えて、ビャクヤが内と外の両方に手を回していた以上、城下のどこに目があるかも分かりません」
リーゼリット「……ココロイシ道具店に戻るのも危ないってこと?」
イヨ「ええ。あそこは目立つ場所です。居所を知られているなら、張られるのも時間の問題でしょう」
リュウトウ「こちらとしても、貴君らと即座に連携を取れる状態を作っておきたい。今のオノゴロでは、情報の遅れがそのまま致命傷になる」
ガイ「……それで?」
リュウトウ「単刀直入に言おう。しばらくの間、拠点をトウゲン城へ移してはくれないか」
933 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/21(土) 20:40:27.79 ID:eyFDtCB/O
サーシャ「城に……?」
アモ「私たちが、ですか?」
リュウトウ「ああ。無論、監視のためではない。協力の依頼だ。姫巫女を守り切った今、貴君らの力はこの国にとって無視できないものになった。ならばこちらも、それに見合う場所と権限を用意すべきだろう」
イヨ「部屋はこちらで確保します。なるべく動きやすい場所を押さえましょう。必要なら武具の整備場所も、伝令役もつけます」
メルル「おおー……急に待遇がすごくなったねェ」
アインズ「ふむ……悪くない話だ。こちらも毎度呼び出される手間が省ける」
ガイ「……条件がある」
リュウトウ「言え」
ガイ「俺たちは朝廷の兵じゃない。命令に無条件で従う気はないし、動くかどうかの判断は俺たちで下す」
リュウトウ「当然だ。貴君らを縛るつもりはない。客将のようなものだと思っている」
ガイ「もう一つ。姫巫女の件は最優先で秘匿しろ。城の中に敵の目があるなら、居場所も護送経路も、知る者は極力絞るべきだ」
イヨ「その点は既に絞っています。将軍、私、そしてごく一部のみです」
リュウトウ「姫巫女様の身柄も、表向きは“依然として行方不明”として扱う。敵には、まだ確保できる余地があると思わせておいた方が動きを誘える」
アモ「囮にするってこと……?」
リュウトウ「そうだ。気分の良い策ではない。だが、相手がこちらを食い破る気でいる以上、綺麗事だけでは守れん」
ガイ「……理解はできる」
サーシャ「私は賛成。今は離れてるより、まとまってた方がいいと思う」
アインズ「異論なしだ」
アモ「……うん。みんなと一緒なら、私も大丈夫」
ガイ「……わかった。しばらくの間、拠点をここに移す」
リュウトウ「感謝する」
イヨ「では、すぐに手配します。荷物の移送もこちらで人を出しましょう」
メルル「……じゃあ、サララに護衛をつけてくれないかな?あの子まで狙われるようなことになったら、私は安心して動けない」
イヨ「承知しました。信頼のおける兵を何人か回します。やり取りはしばらく手紙が中心になるでしょうが、安全は保証しましょう」
メルル「……ありがとう。それなら安心できるよ」
サーシャ「……姫巫女様の方は?」
リュウトウ「今は別室で休んでいる。目が覚めた後、誰がどこまで話すかは……こちらで決めるべきではないな」
ガイ「……」
ガイ(すたれ村にはアウルがいた筈だ。フェルメールたちが向かった可能性も高い。あれだけの騒ぎで何の反応もなかったのは不自然だ……既に村を離れているのか、最初から静観を決め込んでいたのか。いずれにせよ、もう一度行く必要がある)
ガイ(それと……キキョウとも話さなければならない。こうなることが分かっていたような発言をしていたが……酔いに任せた戯言として片付けるには、不自然すぎる)
ガイ(ネオデロデロ教もどう動くかわからない。警戒を強めておこう)
⭐︎拠点がトウゲン城に移りました。
934 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/21(土) 20:40:57.68 ID:eyFDtCB/O
◆現在はオノゴロ諸島です。(24日目)
何をする?
安価下1~3
⭐︎試練を受けることができるようになりました。受ける場合はその旨を記載してください。
⭐︎27日目に何かが起こるみたいです。
935 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/21(土) 20:42:26.54 ID:mftdKGGw0
幻のコマ「インビンシブルクロシュ」がオークションにかけられたので落とす
936 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/21(土) 20:45:18.32 ID:QVtj96kDo
キキョウを後ろから抱き締め捕らえつつ尋問
937 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/21(土) 20:46:40.71 ID:jCM7TMbvO
城にミソラを呼んで宴会料理を作る女性陣
938 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/21(土) 23:29:59.00 ID:NF82zgyQO
ーートウゲン国政区
ワイワイガヤガヤ
ガイ(グレイグの子分と、リュウトウが認める兵士の護衛がついているお陰で1人でも街を出歩けるようになったが……)チラ
ジャケットを着たガラの悪そうな女性魔族の護衛「」ヒラヒラ
マントを付けた真面目そうな女性兵士の護衛「」ペコリ
ガイ(……これはこれで目立ってしまっている気がするな。腕前の方は心配はしていないが、人除けとしては満点でも、偵察には致命的だ……さて、反朝廷勢力かビャクヤに繋がる手がかりがないか見回ろう)
スタスタ……
◆
ーーおもちゃ屋
飾られたコマ「」キラキラ
ガイ(アレは……トゥルークローディア、だったか。大魔女をモチーフにしたコマで、流通も少ないからかなり高値で取引されていた気がするが……)
トゥルーエンド『だから、許すの。だって、あなたのこと、好きなんだもの』
ガイ(……ルー……全部片付いたら、ちゃんと向き合うよ……こんなときに、お前のことを思い出すとはな……)
ガイ「フッ……」
魔族の護衛「……なあアンタ。まさかとは思うけどコマ目当てで外出しに来たのか?」
ガイ「……いや……違う。今は情報収集が先だ。コマは、その……ついでに目に入っただけだ」
近くの客A「おい、聞いたか?今夜の夜競り、とんでもないコマが出るらしいぞ」
近くの客B「ああ……“幻のコマ”だろ?どうせまたハッタリだ」
近くの客A「いや、今回は本命だ。“インビンシブルクロシュ”が出るって話だぜ」
近くの客B「……は?あの伝説級が?本物なら、相当な値がつくぞ……!」
ガイ「……」ゴクリ
魔族の護衛「おい。ついでにって顔じゃなくなってるぞ、アンタ」
兵士の護衛「ですが、こういう裏の催しは人も物も集まります。資金源に利用するために反朝廷やネオデロデロ教に繋がる者が紛れ込んでいるかもしれません」
ガイ「……それなら、尚更見逃せないな。裏で高額の品が動く場なら、金も人も情報も集まる。反朝廷の資金源や、ネオデロデロの協力者が紛れていても不思議はない」
兵士の護衛「確かに……表の市では追えない人脈が出入りする可能性は高いですね」
魔族の護衛「なるほどなぁ。コマ目当てじゃなくて、捜査の一環ってワケだ?」
ガイ「……そうだ」
魔族の護衛「……今、“そういうことにしておこう”って顔したな」
ガイ「していない」
兵士の護衛「……とにかく、話を聞きましょう。あの二人ならまだ近くにいます」
◆
ー 夜
ーーオークション会場
ザワザワ……
司会「さあ、お待ちかね!本日の目玉商品です!」
布「」バッ!!!
インビジブルクロシュ「」キラキラ……
オオ……アレガウワサノ……
ガイ(……さて、どう動くか……)ジッ…
939 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/21(土) 23:30:34.28 ID:NF82zgyQO
本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
940 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 00:13:05.01 ID:/fJeLYASo
乙
犠牲者出たけど姫巫女連れ帰れたのは大金星か
941 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 01:34:20.62 ID:IGpDvCa3o
おつ
最高判定こそ引けたものの依然状況は芳しくないな…
護衛付きだと密かに村の様子を見に行こうにもちょっと難しいか
942 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 07:38:40.33 ID:ul3yvQfG0
乙
確認だけど23日目の最初の安価のコンマが05だったから「誰かが何者かに捜索されています。」になるけどそれって
>>927
〜
>>931
のビャクヤ達の襲撃でいいよね?もしそうならてっきりホロウやロヴィアが襲撃してくると思ってた。
943 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/22(日) 20:56:00.18 ID:vjW9dK9nO
>>940
良いコンマでした。とりあえず最悪は回避できたようです。残り日数も減ってきてしまいましたが、イクセさんとは安価でやり取りできます。参考までに。
>>941
護衛についてる2人がいても、すたれ村に行くことはできます。護衛については姫巫女を救出したボーナス的なものと考えていただければと思います。試練には参加できませんが、手伝ってくれる戦力という想定をしています。
>>942
それであってます。
実は当初、ロヴィアとホロウがフェルメール達を発見するコンマとしていたのですが、
>>919
の安価を見て丁度良かったためビャクヤたちの襲撃へと変更しました。ロヴィア達は引き続き捜索をしているみたいです。
944 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/22(日) 21:02:26.96 ID:2roYYKQmO
司会「それでは入札を開始します! インビジブルクロシュ! 開始価格は5千万から!」
ザワッ……
参加者A「6千万!」
参加者B「7千万!」
参加者C「8千万!」
魔族の護衛「うわ、いきなり景気いいな……イスファハーンかよ、ここ」
兵士の護衛「普通の人間が遊びで出せる額ではありませんね……」
ガイ「……やはり、金のある連中が集まっている」
司会「他には!?他には!?」
スッ……
聖女「では……5億で」
ガイ(……聖女!)
シーン……
司会「……はい?」
聖女「聞こえませんでしたか?……5億です」
ザワッ……
参加者A「ご、5億だと……!?」
参加者B「馬鹿言え……桁がおかしいだろ……!」
参加者C「正気じゃねぇ……!」
魔族の護衛「……は??? あんな小さいコマ1つに5億???」
兵士の護衛「いきなりそこまで跳ね上げるとは……」
ガイ「……」
司会「ご、5億!5億が入りました!ほ、他に挑まれる方は!?」
シーン……
二階席の薄闇の中に座るビャクヤ「」
ガイ「……!」
兵士の護衛「どうしました?」
ガイ「あそこを見ろ……ビャクヤだ」
兵士の護衛「……!斬りますか?」スラッ……
魔族の護衛「待て待て待て!!! こんなところでおっ始めても圧倒的にアタシ等が不利だ!!!」ガシッ
兵士の護衛「しかし……!」
司会「では、5億!5億で落札です!!!」
ザワザワ……
聖女「……」クルッ
ガイ「……?」
聖女(み、つ、け、た)パクパク
945 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/22(日) 21:03:45.16 ID:2roYYKQmO
ガイ「!?しまった……向こうもこちらを探っていたか……!」
短剣「」スラッ
ヒュンッ
腕を槍に変化させたロヴィア「──ようやく見つけた、偽物!!!」バッ
兵士の護衛「ガイ殿!!!」シャキンッ!
ガキィンッ!!!
キャアアア!!!ナンダ、ナニゴトダ⁉︎ニゲロ!!!
ロヴィア「……兵隊さん?邪魔しないで、くれるかなぁ……ッ!」ギリギリ……
ガイ「ッ──」
魔導拳銃「」ドギュウン! ドギュウン!
肩を撃たれるロヴィア「あっ……!?」グラッ
兵士の護衛「隙ありッ──」グッ……
魔族の護衛「よせ、後ろに下がれ!!!」
兵士の護衛「!」サッ
虚属性の魔力の塊「」ギュゥゥゥン──
ガイ「なんだ……あの魔力は……」
ホロウ「……ロヴィア、大丈夫?」スタ
肩を押さえるロヴィア「……平気……ちょっと痛かっただけ……でも、やっと見つけたんだから……ここで殺さないと……」ギリッ
ガイ「……俺はお前を知らない。だが、お前は俺を知っているようだな」
ロヴィア「黙れ、偽物ッ!!!」ダッ
ガイ「!?」サッ
ロヴィア「ガイはそんな目を私に向けない!!!」
剣に変化した腕「」ブンッ!
ガイ「」シュンッ
ロヴィア「ガイはそんな言葉、私に言わないッ!!!」
斧に変化した腕「」ブンッ!
ガイ「っ……速い……だけじゃない。形を変えるたびに間合いまで変わるのか……!」シュンッ
ロヴィア「当たり前でしょォ!?アンタみたいな偽物を殺すために、私がどれだけ考えたと思ってるの……ッ!!!」ブンッ! ブンッ!
ガイ「知らないな……!」キィンッ! シュンッ
兵士の護衛「ガイ殿、下がってください! 狭い会場では不利です!」
虚属性の魔力の塊「」ギュゥゥゥン──
ギシッ……メキメキ……
参加者A「ゆ、床が!?」
参加者B「やめろ! こんな所で魔法なんか使うな!!」
参加者C「警備!警備はいないのか!?」
司会「ひぃっ……!だ、誰か止めろぉ!!」
魔族の護衛「会場ごと壊す気かよ!?……待て、壊す?」チラ
シャンデリア「」ユラユラ……
魔族の護衛「いちか、ばちかだ……!いっけェ!!!」スッ
高速で撃ち出される魔力「」スドン!
崩れるシャンデリア「」ガシャァァン!!!
キャアアアア!!!タスケテ!!!デグチハドコダ!!!
ロヴィア「くっ……!」
ホロウ「ガラスの破片が……!」
ガイと兵士を掴む魔族の護衛「今だ!!!逃げるぞ!!!」ガシッ
ガイ「っ!?」グイッ
兵士の護衛「きゃっ!?出口は右です、急いでください!」グイッ
ダダダッ……
◆
946 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/22(日) 21:04:24.98 ID:2roYYKQmO
ホロウ「……逃げられちゃった」
ガラス片「」パラパラ……
シャンデリアの下から出てくるロヴィア「……ああ、もう!あと少しだったのに──」ガシャン……
聖女「……よいのです。見つけられただけでも十分な収穫でした。どうやら彼らはまだ、この国の光を得ていない様子……また、必ず出会いますよ」
ロヴィア「……はーい……」
ビャクヤ「……ここまで暴れるとは思っていなかったぞ」スタスタ
ホロウ「私は抑えた方だよ……ロヴィアは目当てを見つけると一直線だから」
ビャクヤ「その割には、随分と派手にやってくれたものだ。会場ごと潰すつもりかと思ったぞ」
ホロウ「半分くらいはロヴィアのせいでしょ。私はちゃんと加減してたよ」
ロヴィア「だってぇ……!目の前に居たんだよ!?あの偽物がッ……!」ギリッ
聖女「落ち着きなさい、ロヴィア。取り乱したところで結果は変わりません」
ロヴィア「……はい……」
ビャクヤ「……で。どう見る?」
聖女「先程申し上げた通りです。彼らはまだ、この国の光に届いていない……少なくとも、手にしてはいません。もし得ているなら、次の場所へ向かっている筈ですから」
ホロウ「ふぅん……じゃあ、ガイたちもまだ探してる途中なんだ」
ビャクヤ「こちらとしては好都合だな……だが、これ以上あの連中に好き勝手嗅ぎ回らせるのは不愉快だ。城下の不満は既に溜まりきっている。今すぐにでも──」
聖女「いえ。当初の予定通り行ってください。こちらが焦って順序を乱せば、向こうに付け入る隙を与えるだけです」
ビャクヤ「……わかった。ならば私は私の役目を果たそう。民の火種は、予定通り灯してみせる」
聖女「よろしくお願いしますね。では、ここを離れましょうか……」スッ
拾い上げられるインビジブルクロシュ「」
聖女「……あなたは、今も夢を見続けているのですか?あの場所で……」ボソッ
⭐︎オークションの様子を確認しました。
947 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/22(日) 21:33:35.30 ID:2roYYKQmO
ーートウゲン城 大厨房
ジュウウウ……
コトコト……
トントントン……
大鍋「」グツグツ
山積みの野菜と肉「」ドン!
メルル「いやー、城の厨房って広いねェ!道具も立派だし、火力も強いし、なんかもう見てるだけでテンション上がっちゃうよ!」
リーゼリット「テンションが上がるのは分かるけど……私たち、こうしてていいのかな?」
サーシャ「こういう時って、考え込むより手を動かしてた方が楽だし……」
アモ「うん……ガイたちが動いてる間、私たちだけ落ち着かないでいるのも嫌だもんね」
アインズ「うむ。じっとして不安を募らせるよりは、よほどいい。腹を満たせば多少は頭も回る」
ガラッ
ミソラ「お待たせしましたー!潮風亭より、ミソラ参上です!」
メルル「おっ、来た来た!待ってたよミソラ!」
アモ「ミソラさん、わざわざ来てくれてありがとうございます」
ミソラ「ううん。アモちゃんたちが城で大変なことになってるって聞いたら、放っておけないよ。それに……」
食材が入った包み「」ドサッ
ミソラ「ちょうど良い食材も持ってきたからね!」
サーシャ「わぁ……すごい。魚も野菜もいっぱい……!」
リーゼリット「しかも全部、新鮮……」
ミソラ「お城の料理人さんたちにも許可はもらってるよ。“好きに使ってくれ”って。だから今日は遠慮なく、景気よくいこう!」
アインズ「よし、ならば手分けしよう。何を作る?」
イクセ「あの……私にも、手伝わせてくれませんか?」ヒョコ
ミソラ「えっ!?ひ、姫巫女様!?!?!?」
サーシャ「だ、大丈夫なんですか?まだ休んでた方が……」
イクセ「もう体は平気です。それに……皆様だけに働かせるのは、なんだか落ち着かなくての……」
アモ「イクセさん……」
イクセ「こう見えて、料理には自信があるんです!アキトお兄ちゃんからもお墨付きをもらっています!」
メルル「……そっか……それじゃあ、遠慮なく頼っちゃおうかな……」
アインズ「……本人がそうしたいなら、止める理由もあるまい」
ミソラ「?……まあ、そういうことなら手伝っていただけますか?」
イクセ「ふふっ……任せてください!」グッ
安価下1~2 追加の食材を1~3つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉
魚介:サワガニ、ザリガニ、タニシ、イセエビ、イクラマス、マグロ
野菜:野草、ドラ大根、ゴボウの根っこ、フキノトウ、タケノコ、海藻類
穀物:お米、ウドン麦、ソバ麦、ヤマイモ、オオキイ豆
果実:どんぐり、リンゴ、ミカン、ナシ、ブドウ、カキ、クリ
卵乳:トリの卵、ミルク、チーズ、バター
特殊:上白糖、香辛料、スライムゼラチン
948 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 21:36:15.34 ID:7kYKWqO70
リンゴ ミカン ミルク
949 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 21:45:37.81 ID:cOJJL6jM0
スライムゼラチンザリガニタケノコ
950 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/22(日) 23:37:43.21 ID:+0WjmEB1O
ザリガニとタケノコの炊き込みご飯「」ドン!
タケノコの煮物「」ドン!
ザリガニ汁「」ドン!
リンゴとミカンのミルクゼリー寄せ「」ドン!
リーゼリット「……てっきり、お城の人たちはもっと高級な物ばかり食べてると思ってたんだけど、意外とそうでもないんだ」
イクセ「お祝いの日とかは豪勢なんですけどね。平時では皆さんが食べているものと変わらない物が出てきますよ?私が住んでいたときはザリガニはよく出てきていましたが」
メルル「そうだったんだァ……道理でザリガニを捌く手つきがすごく自然だったわけだねェ」
イクセ「といっても1年ほど前は包丁を持つことすら覚束なかったんですけどね……」
アモ「えっ、そうだったんですか?」
イクセ「はい。昔は危なっかしいからと、アキトお兄ちゃんに厨房への立ち入りを止められていたくらいでして……」
イクセ「でも、何度も見ているうちに覚えてしまって。ある日、こっそりやってみたら案の定、手を切ってしまって……すごく怒られました。『刃物は人を守るためにも使えるが、不用意に握れば自分も傷つける』って……料理の話なのに、何故か説教だけ妙に立派で」
アインズ「……ふっ」
アモ「アキトさんらしい、のかな……」
イクセ「はい。真面目で、融通が利かなくて……でも、最後にはきちんと包丁の持ち方から教えてくれました。だから、今こうして作れるのも半分くらいはアキトお兄ちゃんのお陰なんです」
サーシャ「……」
ミソラ「……さ、冷めないうちに食べよっか。折角きれいにできたんだし」
メルル「さんせーい!じゃあまずは炊き込みご飯から!」
リーゼリット「……あ、美味しい!」
アインズ「タケノコの食感も悪くない。歯応えがあるのに、邪魔をしていないな」
アモ「スープも優しい味……なんだか、ほっとするね」
サーシャ「うん……味噌がよくあってるね」
イクセ「ふふっ、皆様のお口に合ったならよかったです」
メルル「せっかくなら、関わった人みんなで食べたかったねェ。将軍様とか太政大臣は忙しくとも、アキトさんとか──」
シーン……
メルル「……あ」
リーゼリット「メ、メルルさん……」
アモ「ご、ごめんね、イクセさん……」
イクセ「……いいのです」
サーシャ「イクセさん……」
イクセ「厨房に立っていると、どこからかひょっこり顔を出して『味見でござる』とか言いながら摘まんでいく人でしたから……今も、そうして現れそうな気がしてしまうだけです」
イクセ「……だから、まだちゃんとは信じられていないんですよ。皆様の顔を見れば、何かあったのだと分かってしまうのに……こうして話していると、すぐ近くにいるような気がしてしまって」
アインズ「……無理に信じる必要はない」
イクセ「え?」
アインズ「受け入れるにも、順番がある。腹が減っている時に重い話をしても、碌なことにならん。今は食え」
メルル「……うん、そうだよ。せっかくイクセちゃんも一緒に作ったんだから、まずはちゃんと食べよ?」
リーゼリット「冷めたらもったいないしね」
アモ「……それに、あとでゼリーもありますよ」
イクセ「……ふふっ」
サーシャ「ええと……」
イクセ「皆様があんまり必死に誤魔化そうとするものですから……なんだか、申し訳なくなってしまって」
メルル「誤魔化してるつもりはないよォ?ただ、今は楽しく食べたいだけ」
ミソラ「そうそう。美味しいものの前で、難しい顔をしてたら料理がかわいそうだよ」
イクセ「それも、そうですね……では」
イクセ「改めて……いただきます」
⭐︎みんなで料理をしました。
951 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/22(日) 23:45:15.20 ID:+0WjmEB1O
ーートウゲン城 キキョウの部屋
ガイ「……入るぞ、キキョウ」
タタッ
ギュッ
抱きつくキキョウ「……よかった……!まだ生きてた……!」ギュッ……
ガイ「……離れてくれ。報告はもう聞いている筈だ。急に抱きつかれる理由がわからない」
キキョウ「……っ」パッ
ガイ「……」
キキョウ「……ごめん。ちょっと、安心しちゃって……」
ガイ「……そうか」
キキョウ「で、でも本当に無事でよかったよ。ネオデロデロ教まで居たんだし……」
ガイ「その話もする。だが、その前に聞くことがある。前に言っていた“繰り返し”のことだ」
キキョウ「……」
ガイ「あのときは時間がなかったから問い詰めはしなかったが……」
一歩詰めるガイ「」スッ
ガイ「──お前は、こうなることを知っているようだった。反朝廷、ビャクヤ、姫巫女の件……全部だ」
キキョウ「……全部ってほどじゃないよ。細部は毎回ずれる」
ガイ「否定はしないんだな?」
キキョウ「今さら、そこを誤魔化しても仕方ないでしょ」
ガイ「なら答えろ。お前の言う“繰り返し”について」
キキョウ「……私にもよくわからない。最初に気づいた時は、ただの悪夢だと思ったんだよ。城が燃えて、将軍様が倒れて、私も死んで……次に目を開けたら、また少し前の自分の部屋に戻ってた」
ガイ「少し前、というのは?」
キキョウ「まちまちだけど、大体は破綻の少し前。全部を止めるには足りなくて、でも何も知らないでいるには長すぎる……嫌な位置」
キキョウ「最初は必死に動いたよ。先回りして人を消したこともあるし、逆に何も起こらないように抱え込んだこともある。反朝廷を潰した回も、デロデロ教を締め上げた回もあった。けど、結果はどれも少し形を変えて破綻。燃える場所が城下になったり、将軍様が死ぬ順番が変わったり、私が先に死んだり……そのくらいの違いでしかなかった」
ガイ「……誰かに話したことはあるのか」
キキョウ「あるよ。信じてくれた人もいた……けど、うまく行かなかったどころか、最悪の状況に近づくだけだった」
ガイ「……最悪の状況、か」
キキョウ「うん。私が知ってる未来を変えようとして、早めに手を打ったら……その分だけ別の場所が歪んだ。ひとつ火を消したつもりが、別のところで二つ三つ燃え上がる……そんな感じ」
ガイ「……それでも、お前は毎回動いたんだな」
キキョウ「動かなかった回の方が少ないよ。ここ何回かは、下手に動かない方がまだ被害が少ないって分かってきたから、できるだけ干渉しないようにしてたけど」
ガイ「その“繰り返し”は、何を境に始まって何を境に戻る」
キキョウ「始まりはわからない。気づいた時にはもう始まってた。戻る条件も、正確には不明……ただ、私の感覚だと死んだら戻ることが多い」
ガイ「多い?」
キキョウ「例外もあった。死なずに最後まで見届けたはずなのに巻き戻ったこともあるんだ……正直、今回も君が現れたとはいえ、お決まりのセリフが聞こえたから諦めていたんだ。けど、まさかイクセちゃんを保護できるなんて……」
ガイ「……今回は何が今までと違う」
キキョウ「いくつかある。大きいのは飛空挺……それと、城下の空気が少し違うこと。コマの流行みたいな、一見どうでもよさそうなものまで含めてね。あとは──」
キキョウ「──君が、もう一度現れてくれたこと」
ガイ「……もう一度、だと?」
キキョウ「うん。最初に君が現れた時のこと、話した方が早いかな……」
◆
952 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/03/22(日) 23:46:30.40 ID:+0WjmEB1O
本日はここまでです。
次回はキキョウの繰り返しの回想から始めたいと思います。
それでは、また。
953 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/22(日) 23:53:33.57 ID:/fJeLYASo
乙
真相告白はヒロインの証
954 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/23(月) 00:30:36.12 ID:3V04itWLO
乙
国のお偉いさんはなんか大体時間魔法を使える傾向
955 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/23(月) 01:21:41.83 ID:jcwp/uQho
おつ
後手に回ってばかりだし何か攻勢に出られる手があればよいのだが
956 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/03/23(月) 02:27:56.83 ID:FoqmeeYGO
乙
兵士の護衛さん脳筋で草
しかしユーシリアより酷い状況である…というかこっちではどこも酷い状況か
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