魔王「まずはいちご100%からだな」側近「随分と懐かしい作品ですね」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:07:50.78 ID:UnLhG+kGO
「まずはいちご100%からだな」
「随分と懐かしい作品ですね」
「まさに温故知新と言えよう」

いちご100% とはかつて週刊少年ジャンプにおいて連載されていたラブコメの代名詞とも呼べる名作であり、主人公は偶然目撃したいちごパンツが忘れられず、そのパンツを頼りにヒロインを探して様々ないちごパンツ娘とエンカウント、攻略していく学園ラブコメディーである。
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:11:24.51 ID:UnLhG+kGO
「次はハヤテのごとく!」
「三千院ナギお嬢様推しですね、わかります」
「ちがわい! 私は桂ヒナギク一筋だ!」
「どっちもどっちじゃないですか」

以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:14:11.39 ID:UnLhG+kGO
「最後はネギまを紹介するぞ! 予め言っておくが、私はエヴァンジェリンが大好きだ!」
「魔王様はエヴァンジェリン・A・K・マグダウェルと同じく金髪のロリ吸血鬼ですからね」
「ロリは余計だ!」

最後に紹介するのは魔法先生ネギま!
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:15:43.85 ID:UnLhG+kGO
「おや? もう戻られるのですか?」
「もうそろそろ勇者が城に攻めてくる時間だ」
「会いたくなったのですね、わかります」
「ち、ちがわい!」

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:17:18.35 ID:UnLhG+kGO
引き続き、魔王モノのオリジナル作品を投稿します。
本編とは一切関係ありませんので、悪しからず。

それでは以下、おまけです。


7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:18:20.71 ID:UnLhG+kGO
「勇者になんかなりたくないんだよなぁ」

幼い頃に読んだ物語に登場する魔王に憧れた私は、魔王が主人公のRPGを探し求めたのだが、生憎とそのようなニーズは世間様は求めていないらしく、これだというものに出会えないでいた。

「まあ、世の中そんなもんだよね」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:19:49.70 ID:UnLhG+kGO
「ああ……どの勇者も捨てがたい」

寝る間を惜しんでレベルを上げて、ゲームスタート時に受け取ったユニークスキルのおかげもあって、私はすぐさま魔王としての頭角を現し、最強プレイヤーの一角に数えられた。

勇者側、魔王側のプレイヤーからも一目を置かれ、ついに大魔王の座を手に入れた私は数多の勇者と対決し、悦に浸っていた。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:22:51.35 ID:UnLhG+kGO
「次はあの初心者にしよう」

ゲームの売り上げは好調で、毎日ひっきりなしに新しいユーザーが新規アカウントを作る。
それは魔王側からリアルタイムで確認することが可能で、始めて間もない新米勇者の元に突如現れし絶対悪として洗礼を与えるのが魔王のお約束である。

以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:24:35.34 ID:UnLhG+kGO
糞の王。
糞魔王。
大便王。
脱糞王。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:28:19.77 ID:UnLhG+kGO
「サービス終了のお知らせ、か……」

瞬く間に歳月は流れ、オワコンとなった。
類似のゲームが世の中に出回り、飽きられたというのも理由のひとつだが、この私の存在によってユーザーが減ったことは否めない。

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:30:00.64 ID:UnLhG+kGO
「ほう? 私の力が効かぬか」

勇者は動じなかった。ただ静かに佇んでいる。

「随分とレベルを上げたようだな」
以下略 AAS



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