速水奏「人形の夢」
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8: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/01/24(金) 21:16:01.32 ID:W4W9+UtG0


学生寮・2号館・343号室

寮の部屋に戻ってきて実感したことは、時間は多くあること。転校前は時間がないようにしか思えなかったけれど、それは違ったみたい。時間を浪費する色々なコトから離れると、緊張から解放されたように感じた。勉強する時間も、部活に打ち込む時間も、ルームメイトと談笑する時間も、私にはあった。だから、かな子に夕食のお手伝いを申し出たけど、断られちゃった。
以下略 AAS



9: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/01/24(金) 21:16:56.19 ID:W4W9+UtG0


学生寮・2号館・343号室

食後のデザートはレアチーズケーキだった。レモンが効いていて、お口直しには適した爽やかな味。かな子が淹れてくれたコーヒーとも合う。とても美味しいけれど、半分は多いと思うの。美味しそうにケーキを頬張るかな子に、それは言えないけどね。
以下略 AAS



10: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/01/24(金) 21:17:45.46 ID:W4W9+UtG0


深夜

学生寮・2号館・343号室
以下略 AAS



11: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/01/24(金) 21:18:34.08 ID:W4W9+UtG0


逢魔が時

学生寮・2号館・343号室
以下略 AAS



12: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/01/24(金) 21:19:30.97 ID:W4W9+UtG0




学生寮・2号館・343号室
以下略 AAS



13: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/01/24(金) 21:20:18.71 ID:W4W9+UtG0
10

学生寮・2号館・343号室

結果から言うと、私の想定から外れた反応だった。
以下略 AAS



14: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/01/24(金) 21:21:37.20 ID:W4W9+UtG0
11

喫茶店ユリーズ・木犀浪学園前臨時店舗

「混んでますね」
以下略 AAS



15: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/01/24(金) 21:22:05.57 ID:W4W9+UtG0
カワイイ衣装のメイドさんは行ってしまった。彼女から目を離すと、かな子は既にメニューを真剣に見つめていた。

「おっ!おふたりさん、いらっしゃい」

「店長さん、こんにちは」キッチンカーの中から昨日会った店長さんが声をかけてくれた。声はかけてくれたけど、調理の手は止めない。それにしても、あの量の髪をどうやって調理帽の中に入れているのか不思議だわ。
以下略 AAS



16: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/01/24(金) 21:23:55.42 ID:W4W9+UtG0
12

喫茶店ユリーズ・木犀浪学園前臨時店舗

「サラダもパスタも、美味しかったですね♪」
以下略 AAS



17: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/01/24(金) 21:24:44.31 ID:W4W9+UtG0
13

喫茶店ユリーズ・木犀浪学園前臨時店舗前

「ごちそうさまでした♪」
以下略 AAS



18: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/01/24(金) 21:26:09.45 ID:W4W9+UtG0
14

木犀浪学園・校庭・食堂前

かな子との散歩は穏やかな気持ちと心地よい疲れをもたらしてくれた。そう、物事は幾らでも良く言える。悪く言えば、散歩した道に目ぼしいものはなかった。平坦な道に、まばらな民家と古ぼけた電柱、少しでも視線を逸らせば学園の塀と建物が見えた。かな子と見つけた発見は、半分ほど苔に覆われたお地蔵さんを見つけたことくらい。かな子は自分のハンカチでお地蔵さんの顔を拭いてあげると、手を合わせていた。私も手をあわせて、何かを願ったふりをした。薄目をあけると、私よりもずっと長く目を閉じていたかな子が見えた。散歩の思い出はそのくらい。
以下略 AAS



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