13: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:40:24.59 ID:mVZBQuHy0
える「それなら、良かったです!」
奉太郎「良くはないが……」
ああ、全くもって良くはない。
14: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:41:42.08 ID:mVZBQuHy0
奉太郎(姉貴は部屋にでもいるのか、くそ)
奉太郎(にしても、誰だ、こんな時間に)
傍から見たら、面倒くさそうに受話器を取る。
15: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:42:10.07 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「そうか、じゃあ待ってる」
える「はい!」
そう言うと千反田は電話を切った。
16: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:44:22.00 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「はあ、まあいい」
奉太郎「用件ってのは、なんだったんだ」
える「そうでした、えっと」
17: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:44:54.72 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「……そうか、ありがとうな」
える「いえ、本当は金曜日に渡せればよかったんですが」
える「ご利益があるお守りも、手に入れるのは難しいんですよ」
18: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:45:30.82 ID:mVZBQuHy0
える「二人乗りですね! 少し、やってみたかったんです」
奉太郎(なんにでも好奇心があるのか、こいつは)
千反田を後ろに乗せ、家に向かう。
19: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:45:58.53 ID:mVZBQuHy0
第一話終わりです。
続いて第二話、投下します。
20: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:46:42.64 ID:mVZBQuHy0
第二話
どうにも寝心地が悪く、目が覚めた。
時計に目をやると、時刻は5時。
21: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:47:08.92 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「千反田か」
千反田はどうやら、少し驚いた様子。
無論、俺も多少驚いた。
22: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:47:38.86 ID:mVZBQuHy0
と言って千反田に紅茶を渡すと、千反田は熱そうにそれを両手で往復させていた。
える「ええっと、お礼……というのは?」
奉太郎「昨日のお守り、飲み物一本で釣り合うとは思えんがな」
23: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:48:04.26 ID:mVZBQuHy0
〜バス〜
そんなこんなで、今はバスに揺られている。
横で里志が、外に見える景色について様々な雑学を披露しているのを聞き、目を瞑る。
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