【悪魔のリドル】兎角「一線を越える、ということ」
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31:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:30:49.18 ID:u1xI7N2CO
 スクリーンでは主人公のスパイが夜のビルに侵入しているところであった。そんなシーンのためかBGMは無音で緊張感を高める演出をしている。
 それを意識してか、晴の左手はゆっくりと静かに兎角の性器をクロッチの上から撫でていた。

 晴にピンクローターを渡されたとき、兎角の思考は停止したが代わりに本能が今日のデートがどのようなものになるのかを理解させた。
 つまりはこういう一日になるのだ、と兎角は甘い快楽の中思った。
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:32:34.68 ID:u1xI7N2CO
 どれだけ広げろという指示はなかったが兎角は自主的に広げられるだけ股を開いた。
 スカートがたくしあげられ、これも晴指定のブラと同じ白いショーツがあらわになる。晴は満足そうに微笑んでから改めて兎角の秘部に手を伸ばした。

 ショーツは細かいレースやフリルのついた清楚なものであったが、今のそれは何時間分の愛液をひたすらに吸って濡れきった淫猥な下着にすぎなかった。
 晴はそこに入っていたローターを取り出す。ローターはまるで水飴にでも浸けていたかのようにぬるぬるに濡れ光っていた。
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:35:08.12 ID:u1xI7N2CO
 思考もままならぬほど呆けていた兎角であったが、ふと思い立ちその視線を横に向けてみた。
 ここには自分達だけではなく千足たちもいたのだ。
 彼女達はどうしているのだろうかと隣を見ると、千足もまた今の兎角と同じような格好にされていた。

 千足は今椅子に浅く腰掛け、股を大きく広げ、胸元は完全に露出されている。
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:36:51.82 ID:u1xI7N2CO
 晴はまず兎角の右の乳房に軽くキスをした。
 晴はそのまま舌で柔らかい乳房を舐め上げ、伸ばした右手で兎角の左乳首を責め出した。責める速度はゆっくりであったがそれでも最上級の刺激であった。
 一方の左手は股間へと伸び、濡れたショーツの上から隆起したクリトリスを執拗に掻いていた。晴はこの服の上から責めるのが好きなのだろうか。もしくは兎角がいい反応をするからそれに合わせたのかもしれない。どちらにしてもこれもまた最上級の快楽であったことは言うまでもない。

 兎角は予感した。
以下略 AAS



35:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:37:46.47 ID:u1xI7N2CO
 しかしここで思いもよらぬことが起こった。
 晴が手を止め、刺激を与えることをやめたのだ。

「……え?」

以下略 AAS



36:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:40:53.05 ID:u1xI7N2CO
「っつ……ぅっ!?……晴っ!」

 思わず兎角は小声ながらも叫んだ。二度も極大の絶頂の直前で待ったを食らったのだ。もはや兎角の体は限界に達していた。膝は震え歯もガチガチとならしている。

「頼む……晴……」
以下略 AAS



37:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:42:16.77 ID:u1xI7N2CO
 呆然とする兎角の横で晴がおもむろに立ち上がった。

「映画面白かったですねー。次どこにいきましょうか?」

 しかし今の兎角にそれに返事をする余裕はなかった。
以下略 AAS



38:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:44:44.71 ID:u1xI7N2CO
 タクシー内での席順は晴が助手席に座り、後部座席では右から順に千足、柩、兎角と座っていた。
 車内では晴は時折ローターのスイッチを入れていた。無論兎角の下着に入れてあるそれである。ただしその刺激は強ではない。弱い振動が小刻みに繰り返されていた。

 その刺激を感じながら兎角はある可能性を思い付いた。それはこれから学園の寮に帰り、そこで今度こそ本番が始まるのではないかという期待であった。
 思えば映画館は確かに興奮はしたが最後までするには適してはいなかった。無関係な人もいたし後始末もしにくい。帰ることも考えればあそこで出きるのは精々前戯までであろう。
以下略 AAS



39:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:46:36.27 ID:u1xI7N2CO
 しかし兎角のこんな予想ですら当たることはなかった。
 前を歩く晴が兎角達の部屋、1号室の前を通り過ぎたからだ。
 兎角は驚き晴を見るが、晴はそれが当然という風に歩き続けている。
 これには千足も驚いたのか目を見開き兎角らを見るが、今度はその千足も驚くこととなる。なぜなら柩もまた自分達の4号室の前を通り過ぎたからだ。
 にわかに兎角と千足は不安になる。いったいこれから何が起こるというのか。さっきまでとは違う理由で心臓がばくばくと鳴っていた。
以下略 AAS



40:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:49:23.77 ID:u1xI7N2CO
「は、る……」

 ぎこちなく首を動かし晴を見る兎角。しかし晴は、そして柩は相変わらず笑顔のままである。

「どうしたんですか、兎角さん。さあ、入ってください」
以下略 AAS



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