照「わたしに妹はいない」久「……そう」
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195:名無しNIPPER[sage saga]
2018/09/02(日) 18:43:05.10 ID:rr1Aanow0
後悔の念をさらけ出す優希に、不可解と言いたげな色が混じる。口が滑った。本当はもう少し慎重に事を進めたかったけれど……格好なんてつけるもんじゃないわねまったく。言ってしまった以上はしょうがない、四人のところに切り込むとしよう。

「まこ、牌譜のコピーどうなった?」

「ん? おお、ここの職員室でコピー機を借りてくれるそうじゃ」
以下略 AAS



196:名無しNIPPER[sage saga]
2018/09/02(日) 18:44:47.19 ID:rr1Aanow0
やけに静かだと思ったけど、ここで本丸だ。わかってる、いくら弘世さんを言いくるめても意味はない。弘世さん自身が今回の件については彼女の意向に従うと言っていたんだ。

「あなたの言うとおりに、屁理屈は言ってないつもりなんだけど」

「うん、そうかもね。でもそういう細かい話をするんなら、問題は道理に合うかじゃなくてどう解釈するかでしょ」
以下略 AAS



197:名無しNIPPER[sage saga]
2018/09/02(日) 18:45:58.74 ID:rr1Aanow0
無理だ。障壁があったとしたら、今回私はその2以上の数字を持ち出す側の人間だったってことみたいだ。待ちに待って、共に練習して。それなのに。口が裂けてもYESとは言いたくない。

「そう言ってくれて安心した。今回の対局、竹井さんのアドバイスが入ってたよね。片岡さんと原村さんが戻ったら同じ質問してみる?」

「結構よ。それであの二人が首を縦に振ったら私、三日三晩寝込んじゃいそうだし」
以下略 AAS



198:名無しNIPPER[sage saga]
2018/09/02(日) 18:47:28.56 ID:rr1Aanow0
そこからは五分ほどの沈黙が続いた。清澄対白糸台、本日二度目の対局が行われることとなった、その旨をメールでまこに伝えて戻ってきてもらう。
ルールは先ほどと同じものだ。大会ルールに従い赤ドラをいれないかと持ち掛けてはみたけれどこれは弘世さんに一蹴された。場決めで東を引いたのは宮永照。彼女が起家となり、南家染谷まこ、西家弘世菫、北家竹井久で半荘戦開幕だ。

「まこ。和と優希はどうしてるの?」

以下略 AAS



199:名無しNIPPER[sage saga]
2018/09/02(日) 18:48:37.63 ID:rr1Aanow0
少し声を張って宣言し、牌を上方に跳ね上げ……ないでおこう。他校の牌だし、それをやるとまあ今回はちょっと都合が良くない。大人しく牌を裏返す。北の字。手牌を晒して、裏ドラを確認する。
西と二筒が表を向く。

「リーヅモ七対、ドラ4。4000、8000!」 

以下略 AAS



200:名無しNIPPER[sage saga]
2018/09/02(日) 18:49:55.41 ID:rr1Aanow0
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-三十分前・白糸台本校舎女子トイレ-
以下略 AAS



201:名無しNIPPER[sage saga]
2018/09/02(日) 18:51:01.82 ID:rr1Aanow0

「久……、まさか君はそんなことを言うためにわざわざこんな話をしたのか」

「筋は通るでしょ?」

以下略 AAS



202:名無しNIPPER[sage]
2018/09/02(日) 19:04:21.10 ID:rr1Aanow0
(なかなか進まなくて申し訳ないです。ちょっと時間が取れなくなりそうでアレなんですがなんとか二週間以内には……)


203:名無しNIPPER[sage]
2018/09/02(日) 19:40:11.81 ID:iZkawazb0
面白い
おつ


204:名無しNIPPER[sage]
2018/12/11(火) 03:47:45.04 ID:QuKTlHXDo
おつおつ
ステモやっぱすげえ


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