無価値な男「僕は人から必要とされる人間になりたい」無価値な女「私もそう思う」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/18(火) 20:43:11.76 ID:kXabp11vO
「どうかしたの? 朝から溜息なんて吐いて」

ブルーな気分に浸っていると。
美しい声音が、耳に届いた。
振り返ると、清楚な美人が座っていた。
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/18(火) 20:45:06.00 ID:kXabp11vO
「何か悩みがあるなら聞くよ?」
「でも、迷惑になるかも知れないし……」
「そんなの気にしなくていいよ!」

我ながら、かなり食い気味だったと思う。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/18(火) 20:46:10.91 ID:kXabp11vO
「ただいま」
「あ、お父さん。おかえり〜」

場面は変わって、下校後。
私はいつも通り、父親のアパートへ向かった。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/18(火) 20:47:44.77 ID:kXabp11vO
「……流石に早く来すぎたか」

週末。
待ち合わせ場所の駅前にて。
集合時刻の30分前に現地に到着。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/18(火) 20:49:25.90 ID:kXabp11vO
「とりあえず、喫茶店にでも入りませんか?」
「あ、はい」

くそ。主導権を奪われた。
まあ、別にいいんだけどね。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/18(火) 20:50:39.05 ID:kXabp11vO
「もう。待ち合わせの時間、過ぎてるわよ」
「ごめん、ついうっかり」

指摘されて時計を見ると、5分オーバー。

以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/18(火) 20:52:18.27 ID:kXabp11vO
「ところで、あの2人、どう思います?」
「えっ?」

あれから電車で遊園地に向かい。
美人さんとイケメン君に付き従い。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/18(火) 20:54:28.88 ID:kXabp11vO
「……とはいえ」

まるで、ひと息つくように。
おもむろに眼鏡を外して拭きながら。
彼は話題を変えた。変えて、くれた。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/18(火) 20:55:44.71 ID:kXabp11vO
「僕は人から必要とされる人間になりたい」

それは、決意がこもった、宣言。
いや、願いなのかもしれない。
切実な願望であると、そう思えた。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/18(火) 20:57:31.74 ID:kXabp11vO
「……なるほど、そういうことですか」

拒絶の意志を視線に込めると。
彼は事情を察したようで、苦笑した。
わかってくれたならば、臨戦態勢を解く。
以下略 AAS



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