馬場このみ「シクラメンの花の香」【ミリマスSS】
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1: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 22:53:07.40 ID:dy8vOWdb0
ミリマスSSです。プロデューサーはP表記。
今回は地の文形式です。

シリーズものです。
P「同級生はアイドルに」馬場このみ「ん?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1558787721/
馬場このみ「同級生はプロデューサー」P「ん?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1573475151/
馬場このみ「同級生は好きな人」ミリP「へ?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1584512610/
ミリP「同級生とお出掛け」馬場このみ「……デート?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1589897827/
馬場このみ「同級生は……クシュン!」ミリP「……風邪?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1607607357/
ミリP「同級生と」馬場このみ「バレンタイン?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1613144135/
馬場このみ「同級生と」ミリP「3月のお返し」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1615728212/
ミリP「同級生と」馬場このみ「雨の午後」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1621934622/
ミリP「同級生と」馬場このみ「誕生日」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1623424774/

あらすじ
Pちゃんとこのみさんは元々同級生でしたが、今もあいかわらずイチャイチャしています。



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2: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 22:54:52.00 ID:dy8vOWdb0

 十二月にもなると、アルミサッシから漏れて見える五時過ぎの外の景色は真暗になっていた。

「ねえ、プロデューサー。今夜、時間あるかしら?」

以下略 AAS



3: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 22:55:45.94 ID:dy8vOWdb0


 事務所を後にして外に出ると、日はすっかり暮れきっていた。通りを吹き抜ける風も冷たく、頬も思わずこわばる。

「ホント、冬になったわねえ」
以下略 AAS



4: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 22:56:39.01 ID:dy8vOWdb0


「しかし、今日はあの店は何があるかなあ」

「Pは何が食べたい?」
以下略 AAS



5: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 22:57:20.39 ID:dy8vOWdb0


「それじゃあ、かんぱーい」

 ごちん、と鈍いジョッキグラスのぶつかる音がカウンター席で響く。
以下略 AAS



6: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 22:57:56.76 ID:dy8vOWdb0

「二人とも今日もありがとねぇ。はい、お通し」

「ありがとうございます」

以下略 AAS



7: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 22:58:32.03 ID:dy8vOWdb0


 調理場で作業している大将が、カウンター越しから器を置いた。

「あら、美味しそう」
以下略 AAS



8: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 22:59:06.46 ID:dy8vOWdb0


 ビールもまた一口と進んでしまい、ジョッキに並々注がれていた黄金の液体は、あっという間に空いてしまった。

「次は何飲む?」
以下略 AAS



9: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 23:00:24.14 ID:dy8vOWdb0

 間もなく、お酒の入ったグラスの徳利と、切子の猪口が運ばれてきた。

 まずはお互いに酌をする。だが、遠慮は無いから、二杯目からは手酌だ。

以下略 AAS



10: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 23:00:56.12 ID:dy8vOWdb0


 あっという間に、お酒とタタキが空になってしまった。

「飲み物はどうする?」と私が尋ねた。
以下略 AAS



11: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 23:01:46.60 ID:dy8vOWdb0


「早いなあ、もう年の瀬やもんね」

「年寄り臭い言い方だけど、本当、一年経つのもあっという間だよなあ」
以下略 AAS



12: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 23:02:22.45 ID:dy8vOWdb0

「特に深い意味はないから、そんな真面目に受け取らんでも……。あ、お酒来たわよ」

 お酒と共に、食べ物も運ばれてきた。りゅうきゅうと、葱の揚げだしだ。徳利に入ったのは私の日置桜で、桝の中にグラスを入れた、いわゆる『もっきり』スタイルのお酒は彼が頼んだ花の香だ。

以下略 AAS



13: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 23:03:01.41 ID:dy8vOWdb0


「美味そうに飲むなあ」

 Pがくすくすと笑う。
以下略 AAS



14: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 23:03:36.68 ID:dy8vOWdb0


 揚げ出しは、立派な太さの下仁田葱を二、三センチごとに切って揚げている。大将が丁寧にピラミッド状に盛り付けていて、その上に大根と生姜をおろしたものを乗せ、さらに熱い出汁をかけている。油の香ばしさが混じった出汁の香りに喉が鳴る。

 三つほど取って、一つを頬張る。葱の外側は繊維がしっかりとしていて歯ごたえがよく、シャクッと小気味よい音を立てる。中心は、熱い。揚げていたときの熱をまだ持っているからだろう。はふはふと口の中に空気を入れながら食べる。次第に葱の中心部から、トロっとした蜜のような質感と甘みがあらわれた。
以下略 AAS



15: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 23:04:10.92 ID:dy8vOWdb0


 それから、私は念願の温かいものをということで、焼き白菜と豚肉の炊いたんを注文し、お酒は『九州菊』を燗で頼んだ。炊いたんは出汁がたっぷりと入っていて、そのうえ、焼いた白菜が香ばしく、とても美味しいものだった。九州菊は福岡のお酒で、うまみのある昔ながらのお酒の味で、炊いたんによく合った。

 だんだん胃袋も満たされ、酔いの加減も丁度よくなってきた。要するに、出来上がってきた。
以下略 AAS



16: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 23:04:43.18 ID:dy8vOWdb0


「そうそう。なあ馬場、知ってるか?」

「何?」
以下略 AAS



17: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 23:05:16.93 ID:dy8vOWdb0


「というと?」

「無ければ作っちゃえばええ」
以下略 AAS



18: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 23:05:51.06 ID:dy8vOWdb0


 Pがこの話題を持ち出したのは、特に深い意味はないのだろう。でも、彼が言った言葉が、不思議と私の心に沁み入った。実際、自分のアイドルとしての方向が、気になるときがある。その時は自分を信じようと努めるが、やはり、どこか心の奥で一抹の不安が残ってて、それをぬぐい切るのは難しいものだ。

 でも、私は少しだけ肩の力が抜けた心地がした。それはきっと、彼がプロデューサーだからであり、そのプロデューサーがその道を信じていてくれるからだろう。
以下略 AAS



19: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 23:06:26.58 ID:dy8vOWdb0


 通りは居酒屋やバーといったお店の明かりが灯り、行きかう人で賑やかだ。冬の空気は冷たいが、書き入れ時の飲み屋街は熱気を帯びている。

 私たちは家路へ向かう。私の家も彼の家も、この店から歩いて五分くらいの近さだ。
以下略 AAS



20: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2022/01/06(木) 23:07:03.09 ID:dy8vOWdb0


「ねえ、P」

「どうした?」
以下略 AAS



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