13:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 22:12:20.74 ID:fTbLwVYo
そうか。学校からそのまま来てくれたんだっけ。そりゃあご飯食べるヒマもないわよね。
よくよく考えてみれば私も昼食を食べていない事に気付いた。
そう意識した途端に耐え難い虚無感が私の内側から苛み始めた(意訳:おなかすいた)。
14:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/05(水) 22:41:57.74 ID:8OxpUgDO
やばい もうイきそうだ
15:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/05(水) 22:47:21.84 ID:lNUORvI0
お勧めスレから来たけど、これちゃんと上琴になるのかな?
最近上琴と見せた地雷が多いから怖い。
16:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 22:51:20.62 ID:fTbLwVYo
とりあえず目に留まったどこにもあるファーストフード店の自動ドアをくぐり、飛び込んできた私たちに目を白黒させている店員に適当に注文した後、学生たちでごった返す店内でどうにか空いているボックス席を見つけて腰を下ろし、そこでようやく一息ついた。
焦ったぁ……確かに私も人目をはばからないというか、直情的に行動した部分はあるけどさ。
まさかあそこまで注目の的になるなんて思わないじゃない。
17:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 22:54:38.18 ID:fTbLwVYo
顔が真っ赤になっているのにも気付かず、私は混乱した頭でようやく理解した。
待ち合わせの場所からアイツを引っ張って逃げたときから今までずっと手を繋いだままだったのだ。
よくよく思い返せば注文の際アルバイトっぽい店員のお姉さんが得も言えぬ苦笑を浮かべっぱなしだったような気もする。
愛想の悪い店員だなとか心の隅で思ってた私がバカのようだった。
18:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 22:57:51.04 ID:fTbLwVYo
私はちびちびとポテトを齧りながら、向かいの席のアイツをぼーっと眺めていた。
半ばやけくそ気味に安っぽいパンズのハンバーガーをばくつく姿に少しだけがっかりして、そして不思議な事にどこか安心していた。
いつもどおりだった。
19:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 23:01:57.00 ID:fTbLwVYo
「それで?」
アイツはもしゃもしょと中身が零れないよう慎重にチョコパイを齧りながらどこか諦めたような表情で私に訊いてきた。
「いきなり呼び出してくれちゃった理由はなんですかね」
20:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 23:09:26.65 ID:fTbLwVYo
「ま、それならそれでいいんだ。またなんか厄介な事が起きたとかそういう事じゃないんだな」
……驚いた。アイツは理不尽な呼び出しに腹を立てるどころか、私に何か起こったのではないかと心配していたのだ。
心配されるような事は、ある。
21:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/05(水) 23:11:00.59 ID:VNA69gc0
がんばれェ
22:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 23:14:50.87 ID:fTbLwVYo
だが、はたして私にそれに見合った理由があるのだろうか。
そう聞かれて頷ける自信はない。
しかし悪いとは思えど、私にとっては他の何よりも重要な理由がある。
23:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 23:25:50.18 ID:9FhubiU0
しっとりとした甘さだぜ
砂を吐きそうだちきしょう
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