539:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/05(火) 23:17:53.86 ID:QOFt/DkIo
恐らく、最高のタイミング。
武器を奪い、虚を突き、そして必殺の一手。
だが当たらない。
540:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/05(火) 23:56:43.71 ID:QOFt/DkIo
査楽は滝壺の首に右腕を回し引き摺り起こしていた。
彼女の両手は回された腕を剥がそうと抵抗しているが、指に力は入らず、弱々しくダウンジャケットを掻くだけだった。
「テメェ滝壺を――」
541:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/06(水) 02:20:01.68 ID:9x90pYpVo
沈黙、いや……膠着。
浜面は手を出すことができず。
査楽もまた、滝壺を盾にすれど不用意には動けない。
542:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/06(水) 02:26:53.13 ID:9x90pYpVo
「……分かった」
そう言って浜面はその場にゆっくりとしゃがむ。
鋸を床に置き、そしてまたゆっくりと立ち上がる。
543:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/06(水) 02:41:38.76 ID:9x90pYpVo
「ぎぁ――――――っ!!」
その瞬間三者が同時に動く。
査楽は苦痛の悲鳴を上げ思わず拘束の手を緩め、
544:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/06(水) 03:05:48.24 ID:9x90pYpVo
蹴り飛ばされた査楽には目もくれず、反動を不恰好に着地する事で逃がした浜面は再度疾走する。
なにせ絹旗の全力の蹴りを食らっても平然としていた男だ。
この程度が決め手になるとは到底思えない。
545:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/06(水) 03:50:38.75 ID:9x90pYpVo
「ジャージ、脱いじゃったね」
滝壺はぼそりとそんな事を言う。
「私とお揃いだったのに」
546:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/06(水) 03:55:10.01 ID:9x90pYpVo
「……ううん。前から思ってたけど、はまづらって馬鹿だね」
「オマエ何――」
思わず言い返そうとして、しかしそれ以上の事を浜面は言えなかった。
547:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/06(水) 03:58:31.03 ID:9x90pYpVo
一気にシーン書ききりたいけど無理だった
ぶつ切りになるけどごめんね
548:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/06(水) 06:24:19.14 ID:2nMnNpCDO
更新きてたし乙
549:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/06(水) 10:13:10.71 ID:is0AaArIO
おつ!
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