過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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539:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:51:38.08 ID:J4PEtpCFo
ゲーセンから出ると最終下校時刻が近付いていた。
三人は夕日の多摩川の土手沿いを仲良く歩いていた。
部活がえりの学生やまだ練習中の学生達が頻繁にすれ違っていく。


以下略



540:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:52:22.16 ID:J4PEtpCFo
――対岸

多摩川の川幅は広い。
といっても霞ヶ浦程でもないのだが、やはり対岸にいる人がどんな人なのかは双眼鏡でもない限り確認は難しいだろう。

以下略



541:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:53:02.78 ID:J4PEtpCFo
「…うっさい…!」


「あ!あんな所に!」

以下略



542:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:54:22.50 ID:J4PEtpCFo
美琴は八月の後半につんつん頭の少年に遭遇し、一方通行の狂った計画を話した。
彼はそれに応え、何の見返りも求めずに戦い、勝利した。


もう不毛な争いは終わった。
以下略



543:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:55:34.08 ID:J4PEtpCFo
彼女はあの時の事を不意に思い出すたびに、ゆらと自分の内面に形容しがたい憎悪の念が吹き出るのを知覚する。
かといって、とりたてて何か復讐しようとかそういう気持ちになるのではない。
しかし、実際に一方通行やあの女達にまた会ったらどうなるのだろうか?と美琴は思う。


以下略



544:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:56:19.50 ID:J4PEtpCFo
(うわ、野球部邪魔…)


大会に向けての追い込み練習だかしらないが、美琴にとってはただの邪魔な壁程度にしか映らない野球部。
その何十人もの列が通過していくと佐天と話している人達が土手から降りていくのがちらと見えた。
以下略



545:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:56:45.64 ID:J4PEtpCFo
――調布の市街地

ステファニーはホテルでゆっくりと沈みゆく太陽を眺めていた。
高層ビル群に隣接してるこのホテルから見る学園都市の夕日は格別だった。

以下略



546:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 02:02:34.58 ID:J4PEtpCFo
「デーニッツ」

『レーダー』

「ウルトラ」
以下略



547:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 02:04:28.53 ID:J4PEtpCFo
「俺がアイテムの連絡係の護衛役に抜擢された」


「ええ!?本当ですか?」

以下略



548:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 02:04:54.41 ID:J4PEtpCFo
――木原数多が勤務しているとあるオフィス

顔に刺青が入った男を見たことがあるか?
あまり居ないだろう。

以下略



549:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 02:05:34.32 ID:J4PEtpCFo
数多の間延びした声とは裏腹にザッ!と数十人の隊員の踵を揃える音が聞こえてくる。
彼はその音が自分の耳に届くか否かという時に淡々とした口調で話し始めた。


「妹からオーダーが入った。アイテムのボディガードとアイテムの連絡係の監視、それと、あ、そーだ、忘れてた、あと、肝心のアイテムの監視だ」
以下略



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