過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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70:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/20(木) 03:01:23.23 ID:RdTWuuq30
真っ黒なモニターをしばらく彼女はベッドで寝ながら見つめる。
そこにうつる自分の顔。昨日と何にもかわらない彼女がそこにいた。


(元気かな、お母さん、)
以下略



71:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/20(木) 03:05:26.71 ID:RdTWuuq30
佐天の予想通り、しばらくモニターを見つめなければこの携帯はつかない。
厳重なセキュリティ機能がこのタブレット型携帯電話には付与されているのだ。


以下略



72:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/20(木) 03:06:40.12 ID:RdTWuuq30
(皆が知らない、秘密を私が知るって事かー、御坂さん達も、初春も…アケミ達も知らない秘密…)


まだ佐天はなにもしていない。携帯電話とお金を貰い、一日が過ぎただけ。
しかし、それだけで気分は既に一般人とは違う心持ちだった。いや、実は彼女はこれだけでもう十分なのかもしれない。
以下略



73:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/20(木) 03:07:28.87 ID:RdTWuuq30
(うわー…携帯鳴ってるよー…)



そう考えつつ佐天は嫌々ながら携帯のモニターをみる。どうやらメールのようだ。
以下略



74:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/20(木) 03:08:33.72 ID:RdTWuuq30
(…連絡したら今度は俺のこのアドレスに完了報告のメールしといてね、麦野に電話すれば適当に答えてくれるから…だってさ…どーする、涙子!)


佐天はこのメール内容を見た時、冬の柵川中の合否発表よりもドキドキしたそうだ。
しかし、いつまでもうじうじしてられない。佐天の脳裏に浮かぶのは昨日もらった100万。
以下略



75:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/20(木) 03:10:38.89 ID:RdTWuuq30
佐天は電話でアイテムのリーダー麦野を呼び出しをしている最中に家にある掛け時計をちらりと見る。

時刻は八時を少し回ったくらいだ。

以下略



76:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/20(木) 03:11:58.39 ID:RdTWuuq30
佐天は受話器越しの麦野の声に怯えつつも話す。
麦野はため息をつく。


『お前、人材派遣じゃねーんだ、お前が新しい連絡相手?』
以下略



77:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/20(木) 03:12:37.00 ID:RdTWuuq30
慣れないタッチパネル型の文章編集モードでメールの文章を佐天はつくって行く。


(うーん…なんて送ればいいんだろ…?報告完了、とかかな?)
以下略



78:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/20(木) 03:13:05.94 ID:RdTWuuq30
――第十五学区の麦野沈利のアジト

アジトと形容すべきだろうか?
いや、ここは彼女の豪邸と言っても良い。
以下略



79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/20(木) 03:15:00.26 ID:5bVEXwja0
アイテム作品よめて幸せ>>1頑張って


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