過去ログ - 九曜「───だが────断る───」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:27:56.16 ID:MS1/R1yAO



 そこに居たのは、烏の濡れ羽色の艶やかな髪と、それに反した透ける様に白い肌を携えた少女。
天蓋領域のインターフェース、周防 九曜だった。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:30:38.95 ID:MS1/R1yAO


 ――自室。周防を勉強机前の椅子に座らせ、俺はベッドに腰掛ける。
 会った回数は片手で数えられる程度。会話らしい会話をした事もない。
 そんな相手と二人きりだと、嫌な居心地の悪さに襲われる。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:32:26.23 ID:MS1/R1yAO

 俺の突っ込みに、これでは足りないと踏んだのか、姿勢も顔色も変えず、周防は言葉を紡ぐ。

「───コミュニケー──ション───」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:34:03.86 ID:MS1/R1yAO

 電話しろ、の一言だけ留守電に残すと、もう一度周防に向き直す。

「やれやれ……。橘や佐々木自身じゃダメなのか?」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:37:58.65 ID:MS1/R1yAO

 無表情であるにも関わらず、明らかに不思議そうな顔をしてる周防を、冷静に諭してやる。

「最近じゃ長門の分析力は一番だと自負してはいるが、それでも流暢に対話できてる
 わけじゃないんだぞ?」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:40:49.42 ID:MS1/R1yAO




「―――力技で押し通されちまった……」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:45:33.94 ID:MS1/R1yAO

 俺も話が上手い方ではないし、普段関わりの無い人物相手に、ネタを絞り出すのは
容易じゃない。
 何より、こいつに世間話の概念は無いだろう。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:48:08.29 ID:MS1/R1yAO



 周防を連れ立って妹の後を追うと、階下から良い匂いが登ってくる。
 こんな現象が今まであっただろうか?
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:51:12.02 ID:MS1/R1yAO



(――本当に溶け込んでやがる。流石は宇宙パワーだ……)
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:54:59.57 ID:MS1/R1yAO



 ――結局、箸をフォークにチェンジさせ、形だけの食事を終わらせた後、再び俺の部屋へと
いそいそ舞い戻る羽目になった。
以下略



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