過去ログ - 一方通行「いい子にしてたかァ?」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/26(水) 20:19:57.95 ID:vT7MvEmoo
スレタイwwwwwwww
乙です、期待させてもらいます!
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/01/26(水) 20:20:44.31 ID:G1QZjYMk0
頑張れ、そんな>>1をわたしは応援してる
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2011/01/26(水) 20:23:54.79 ID:xx8Jb3i40
良い子にしてましたぁ!
5:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2011/01/26(水) 20:28:01.96 ID:KPu69xg30
指の間を砂が滑り落ちていく感触が好きで、少女は飽きることなく砂をスコップで叩く。
崩さないように、慎重に力を加減して形を整えていく。
先ほどまで一緒にお城作りに精を出していた友達はすでに母親が迎えに来て帰ってしまった。
6:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2011/01/26(水) 20:30:32.04 ID:KPu69xg30
まるで、遠くからの足音や匂いで、いち早く主人の帰りを察知する犬のようだ。
カツカツと、杖を突く乾いた音が夕闇のなかではっきりと聞こえてくる。
絹旗がようやくはっきりと人影を確認し終えると、少女は絹旗の横を風のように走り去る。
7:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2011/01/26(水) 20:31:39.83 ID:KPu69xg30
困っているのは口調のなのはその柔らかく緩んだ表情でも十分に伺える。
嬉しさを抑え切れぬ掠れた低音は、側で聞いているだけの絹旗までどきりとしてしまう優しさに満ちていた。
細くしなやかな指が、少女の栗色の髪を優しく梳いていく。
8:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2011/01/26(水) 20:37:21.94 ID:KPu69xg30
「ま、いつも世話になってるのはマジだからな。明日もよろしく頼むわ」
最後に、ひと撫ですると、絹旗は反射的にうなずく。
園児の前で子供扱いされたことの恥ずかしさと、
9:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2011/01/26(水) 20:38:15.83 ID:KPu69xg30
「オイ、あんま引っ張ンな。転ンじまうだろォが」
「これこれ、あーくんこれ」
10:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2011/01/26(水) 20:39:12.35 ID:KPu69xg30
「せんせぇ。さよぉなら」
「はい、さようなら。また明日ね」
11:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2011/01/26(水) 20:39:53.70 ID:KPu69xg30
「よっちゃんがお母さんでね、それでそれで」
少女は先ほどからひっきりなしにしゃべっている。
今日あったことを一から順に説明しなければ気が済まないのだ。
12:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2011/01/26(水) 20:42:12.80 ID:KPu69xg30
とりあえず今日はここまで。
色々意見を賜った結果、どうせなら開き直ってしまえと娘の名前は自分で考えたやつにしました。
出来るだけ淡々としてほのぼのとしたお話を目指していこうと思っています。
それではまた。
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