51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/06(日) 23:52:04.89 ID:pQ8U3muAO
俺は彼女にハルヒとの出会いから長門と知り合い部室を借りうけるまでの経緯、そして現在の部員探しまでを伝え、あまり言いたくはなかったが部の目的が宇宙人や未来人、超能力者を探すことだと伝えた。健全な高校生なら確実に引いちまうだろう。
しかし朝比奈さんは。
「なるほどね、経緯は変わっても長門さんが加入する事実は決して動かないわけか……」
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/06(日) 23:53:51.34 ID:pQ8U3muAO
「……貴女は何か部活動にてないんですか?」
正面突破を放棄した俺は側面からの攻撃を試みる。
「ああ、書道部にね」
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/06(日) 23:55:30.87 ID:pQ8U3muAO
どうやら朝比奈さん加入は我々の部活動にとっての強制イベントだったようだ、結局のところ俺には朝比奈さんのお願いという名の脅迫を受け入れる以外の道は残されていなかったんだからな。
あのまま朝比奈さんを泣かせ続けたら全世界の男共と一人で戦争するか速やかに自害するしか選択肢はないかったのだ、まあ仕方ないこととハルヒも認めてくれるだろう。
「いいですか、朝比奈さん。ハルヒはデリケートな奴ですから脅かすようなマネをしちゃダメですよ?」
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/06(日) 23:57:05.50 ID:pQ8U3muAO
「つまり1950年代の作品と比較すると1960年代のSF作品は必ずしも近代科学に対して好意的ではなく……」
「しかもただの科学への賞賛や批判だけでは終わらずにSFを人間の抱えるあらゆる問題に対する文学的思索の手段としたことがこの時代の作品の特徴なんだね?」
「いかにも。しかしこうして外宇宙的な作品から内宇宙的、内省的になった作品に大衆はついてこれずSFというジャンルそのものが衰退していったわけさ」
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/06(日) 23:58:38.53 ID:pQ8U3muAO
「あ、お帰りキョン」
「随分と早いおかえりで」
出掛ける前まではあんなになついていたハルヒが帰ってきてみればああ居たの? 的な扱い。長門までも「今は話が盛り上がってるから後にしてくれない」と言いたげな視線を向けてくる。少し、いやかなり傷付いたぞ。もしかしたら一日働いて家に帰ってきた父親の気分とはこういうものかもしれないな。俺は全国の働くお父さん達に感謝の気持ちを込めながら
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/07(月) 00:00:19.09 ID:nzZf+iKAO
「ああ、それはこの人が勝手に……」
「な、なんですかー? なんであたしをこんな所に連れてきたんですかー?」
……はい?
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/07(月) 00:02:28.22 ID:nzZf+iKAO
結局俺は朝比奈さんが素に戻って「冗談よ、じょうだん」とカミングアウトしてくれるまでハルヒの攻撃と口撃にさらされ続けるハメになった。
その後朝比奈は唖然としたままの俺とハルヒに、
「なにはともあれ、これからよろしくね」
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/07(月) 00:05:39.21 ID:nzZf+iKAO
明日仕事とか鬱だ、死のう
てかハルヒが全然鬱じゃないよね
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/07(月) 01:43:30.53 ID:41ipxURHo
私は一向に構わん!
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/07(月) 03:34:30.05 ID:x8huHddAO
ハルヒかわいい
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/07(月) 22:14:26.10 ID:nzZf+iKAO
部活の名前を決めましょう。
入部前から散々部内の人間関係(主に俺とハルヒの)をかき回してくれた朝比奈さんが入部して一発目に提案したのはハルヒの部活に名前をつけることだった。確かにいつまでも新部活動や我々の部活では呼びにくいことこの上ない、朝比奈さんの提案にしてはかなりまともな部類に入ることは間違いない。
「えっと、誰かアイデアがある人いますか?」
380Res/250.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。