143: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/03/08(火) 20:19:11.49 ID:hplLs8wro
(………これはなかなか強敵ね)
相手が少しでも人間的な反応を示してくれていれば、付け入る隙があるかもしれない。
144: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/03/08(火) 20:19:59.23 ID:hplLs8wro
(『妹達』か……)
噂にすぎないと、下らない都市伝説だと思っていた。
いや、思おうとしていた。
145: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/03/08(火) 20:20:59.26 ID:hplLs8wro
「お腹がすきました、とミサカは空腹を宣言します」
「はぁ?」
146: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/03/08(火) 20:22:05.50 ID:hplLs8wro
「これは……もぎゅもぎゅ……なかなか………もぎゅもぎゅ…美味しいですね……もぎゅ」
「口の中にもの入れて喋んな」
口いっぱいにハンバーガーを頬張るミサカの頭を軽く小突く。
147: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/03/08(火) 20:24:16.98 ID:hplLs8wro
「外の世界で初めて見たものが、これを食べる学生でしたので、とミサカは思い出を語ります」
「そっか………なら、存分にお食べ。美琴お姉様直々の奢りなんて、滅多に出るもんじゃないわよ?」
148: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/03/08(火) 20:26:10.75 ID:hplLs8wro
日もとっぷりと暮れ、照明に照らされたベンチに、見た目そっくりの少女が二人腰掛けている。
妙に艶やかになったミサカの隣で、美琴はうだーっと背もたれに身体を預けている。
「疲れた」
149: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/03/08(火) 20:28:29.43 ID:hplLs8wro
「他の人と、今回はお姉様とだったわけですが、何かを共有できたことは嬉しく思いました、とミサカは思い出を胸に秘めます」
「な、何言ってんのよ……」
150: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/03/08(火) 20:30:28.36 ID:hplLs8wro
(だけど……)
「また、ね」
151: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/03/08(火) 20:33:47.27 ID:hplLs8wro
「うん、思ったより悪くないんじゃない?」
ふふん、と満足気に笑う。客観的に見れる分、鏡よりもいい見本になっていた。
152: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/03/08(火) 20:36:26.28 ID:hplLs8wro
と、いうことで今日の分終わり〜
今日から佐天の日に向けて『みこさて』書いて、そっから新約読んで……
349Res/214.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。