302: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/05/28(土) 05:13:11.22 ID:NFLpaoqXo
当時の一方通行にとっては不思議でならなかった。
その能力によって、見た目にも変化が出だした一方通行に臆することなく差しのべられたその手に。
どうして一緒にいてくれるのか、と聞いた事もあった。
303: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/05/28(土) 05:13:38.60 ID:NFLpaoqXo
(あァ?)
特別にガタイが良いわけでもなければ、チャラチャラした格好なわけでもない。
キッチリとした服装をした知的そうな男だった。
304: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/05/28(土) 05:14:06.34 ID:NFLpaoqXo
(満足してるか、だと?)
ギロリ、と鋭い目で男を睨む。
一方通行が視線に感情を宿らせるのは珍しいことだった。
305: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/05/28(土) 05:14:33.73 ID:NFLpaoqXo
「確かに貴方は学園都市『最強』だ」
「何が言いてェ?」
306: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/05/28(土) 05:14:59.21 ID:NFLpaoqXo
もしそうであるならば。
誰も手を出そうと思わない、誰も近づこうと思わない絶対の存在になりさえすれば。
「………おもしれェ」
307: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/05/28(土) 05:19:39.53 ID:NFLpaoqXo
おはよう!!
今回はココまで。
この話も終盤って事で、あと……3回くらいかな?
308:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 09:40:06.71 ID:QUjlG4og0
>>307
……あれだよ、ほら、いてもたってもいられずに飛び出しちゃったんだよ
309: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/05/31(火) 19:01:28.80 ID:RaCc1kI5o
3
「ふむ……急患と言うから何事かと思えば」
310: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/05/31(火) 19:01:58.87 ID:RaCc1kI5o
「でも……行かなきゃだめなんです」
「君も僕の患者だ。処置を受ける前に帰すわけにもいかないんだけどね?」
311: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/05/31(火) 19:02:26.48 ID:RaCc1kI5o
「で、でも……アイツは関係なくて……アイツが怪我を、傷を負う理由なんてないのに……」
美琴の言葉が震える。
無力な自分を責めているようだった。
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