過去ログ - 上条「精神感応性物質変換能力?」
↓ 1- 覧 板 20
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/02(水) 02:02:58.71 ID:n9h629k6o
御坂美琴に『一方通行』と刺し違える気はない。彼女は既に『一八六手』の先を読んでいて、
『どこまでのダメージ』と引き換えに『どれだけのダメージ』を与えられるかを超高速で思索
しており、腕一本、脚の一本までは許容を済ませ、いまは寧ろカエル顔の『協力』を失わな
い――『妹達』の治療が最優先なので――ギリギリの線を探っている。
そんな彼女が、『殺さない程度』って、どの程度? 『超能力を吐き出すための塊』が残れ
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/02(水) 02:03:35.14 ID:n9h629k6o
× × ×
「七割、といったところね」
『能力』の過剰使用による憔悴に荒い息を吐き、美琴が報告する。連中のヘッドクォーター
の混乱を想像して、凶暴な笑みが零れる。
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/04(金) 01:03:22.92 ID:eNXIowjAO
逃げてー!アイテム逃げてー!ロリコンだから絹旗は助けてくれるかもしれないけど逃げてー!
原作後のカズマは大概チート入ってるよな…衛星殴り落とすなんてそりゃ余裕だよな
>>1乙
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/06(日) 00:53:44.88 ID:w7eVuDLu0
>>1乙!
今後も楽しみだぜ
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 23:05:29.70 ID:/YtqN7c5o
夜が明けないどころか対『アイテム』戦の途中までですが、まあキリはいいので
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 23:06:11.86 ID:/YtqN7c5o
八月十六日 午前三時 第一八学区 水穂機構・病理解析研究所
「そっちはどう?」
「もう終わってるぜ。次はどっちだ?」
美琴の問いに、携帯電話の向こうからカズマが応えた。通話越しにも鮮明に聞こえる断続し
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 23:07:04.25 ID:/YtqN7c5o
流電スポーツ人間工学開発センターを撃滅したカズマに合流地点を伝えると、黒煙を吐き出
す水穂機構・病理解析研究所に一瞥をくれ、美琴も移動を始めた。
目標座標への方角を確かめ、その正面に建つビルに向けて走る。壁面を駆け上がり、屋上を
走り抜け、その縁を蹴って跳躍、信号機を足掛かりに道路を越え、目の前のマンションのベラ
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 23:08:20.89 ID:/YtqN7c5o
「よっ! 待たせたな」
Sプロセッサ社・脳神経応用分析所の正面を睨む美琴に、着地したカズマが声をかける。
「私も来たばかりよ。――見て」
現存する最後の研究施設に、重装備に身を固めた学園都市の犬どもが群がっている。
「雁首揃えてお待ちかねってか」
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 23:09:36.28 ID:/YtqN7c5o
遠くからの振動と悲鳴、怒号、やけくその爆笑が途絶え、重要区画へ繋がる三階ぶち抜きの
機械室に、反逆者カズマの姿が現れた。
「雑魚を片づけたら真打ちが登場ってか、そうこなくちゃな。……ん?」
四天王のごとくポージングをキメる精鋭の顔を見渡し、彼は怪訝な様子になる。
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 23:10:14.74 ID:/YtqN7c5o
「いまは何時だ?」
「え?」
「……?」
「四時……三〇分です」
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 23:11:05.37 ID:/YtqN7c5o
絹旗がトテチテと車に向かい、カズマは二人の方を見る。
「次はお前だ。金色の」
「ハッ! 結局、このフレンダ様の出番って訳よ!」
「やかましいわ。そんで、お前の特技は何だって?」
202Res/279.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。