過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:26:23.60 ID:lQtguuolP
明らかに対人用ではなく、対戦車、もっと言えば対要塞等施設用としか考えられない

イェス「なんと、今のを避けるとは。これは追い込みの思考パターンに修正を加えなければな」

必死さの無い、落ちついた声が響く
以下略



167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:26:52.35 ID:lQtguuolP
母親を失った少女を比較的倒壊の進んでいないビルへ連れて行くと、そこにはある程度の人間が避難していた

老若男女問わずで座り込んでいた。殆ど無傷な商業施設を内包したそこならば、しばらく飲み食いには困りそうにない

だが、剣や槍を持っている人間がそのままそんな場所に近寄れば、逃げ込んできた人々は恐怖する
以下略



168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:27:21.78 ID:lQtguuolP
(能力と言うものを長時間かけて習得・進展させた者には、それだけの使用経験と親和性があるからなのかね、これは)

目の前、という表現は正しいのかと言われれば、正しくないと言えるだろう

なにしろ彼には目という生体器官は無いのだから。代わりにあるのはその地下空間を覆う大量のセンサー類だ。しかもそれらは元々、彼を観察する為に有ったと言える物でもあった
以下略



169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:27:51.95 ID:lQtguuolP
そして、鋼だろうが何だろうが引き裂くように、刃に対して術式的な仕様を施した高速飛行可能な円盤チェーンソー

行動を自立的に判断する最上の要素に、他味方機からの座標情報のやり取りが当然仕組まれている。味方同士でぶつかり合うなど、自立兵器としては最悪だ

最悪のそれが起きてしまったのは、最大の想定外である、彼女の人間離れした行動判断速度がある
以下略



170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:28:21.84 ID:lQtguuolP
能力の活用方法を、知りたかった?

愉快ね。まだこのAIは気付いてないみたいじゃない

「チェック・メイト」という言葉が聞こえて、彼女の口元が緩んだ
以下略



171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:28:51.97 ID:lQtguuolP
棒読みでバレバレな演技をした彼女が両手を拡げると、その間で紫電が行き来していた

それは、あやとりをするかのように、ペットの蛇を腕に巻き付けるようでもあった。つまり、間違いなくその電撃は安定していて、彼女の思い通りということだ

とても対能力者用演算妨害装置の影響下とは思えない
以下略



172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:29:21.85 ID:lQtguuolP
「ヒャッハー!! 派手にやるじゃないか、青髪の奴ァよう!」

上条の目の前で、チャールズ・リバーと言う名の河を挟んだ対岸の大学にオレンジ色の光が降りかかった

激しい音の中、溶け壊れるキャンパス。極音速爆撃機の"地殻破断"によって生じた亀裂に、後続機のウェポン・ベイから固形物が落とされる
以下略



173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:29:52.84 ID:lQtguuolP
「そーそー。死んだ仲間の為にも喜んでやんなきゃなんねぇからな」

それでも、どうしてここまでする必要がある、という疑念を持ってしまう

彼らの目からは、どこか狂信的なものを感じとられた。まるで、洗脳されてしまったかのような
以下略



174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:30:24.46 ID:lQtguuolP
御坂「こ、この揺れは何よ!!」

地下の広い空間に、少女の声が響く

しかし、爆撃の音と揺れが、その声も少女のバランスも圧殺した
以下略



175:前レス 悶える⇒耐える で[saga sage]
2011/04/19(火) 11:31:05.67 ID:lQtguuolP
『随分とやられたい放題となっているが、君はコレで良いのか?』

窓の無いビルの内部、アレイスターと呼ばれる男がいる空間に、声が響く

既に科学的なプロセスを用いた方法での遠隔的な通信は、この学園都市では行えない
以下略



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