過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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247:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/07(土) 03:53:00.99 ID:sNwVsL2yP
地面から、空中から、生き残ったビルの上から

そして、炎が、巨大な水のうねりが、雷が、風が、プラズマが、超電磁砲が、銃弾が、ロケット砲が、その他攻撃と言えるあらゆる残された攻撃能力が、その巨人へ向かう

それは、破壊者である巨人とっては痛くも痒くもない程度でありながらも、確実に煩わしさを感じさせている
以下略



248:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/07(土) 03:54:15.55 ID:sNwVsL2yP
しかしながら、一方通行には止める時間など無かった

上ずって凹んだ顎を更に凹ませんと突貫した女の姿に、一方通行は舌打ちをして、次なる行動を考える

こうなれば、がむしゃらに攻撃を繰り返せる存在は自分だけだろう。そう言う存在が巨人の攻撃を引きつけてくれなくては、周辺で展開している人間たちは一瞬で蒸発してしまう
以下略



249:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/07(土) 03:55:42.82 ID:sNwVsL2yP

「今度はアイアンマンのご登場か」

声の主に機械の塊も反応した

以下略



250:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/07(土) 03:57:16.88 ID:sNwVsL2yP

ステイル「どういうことだ?」

イェス「単純な話さ。救世主は聖地に現れる。逆に言えば、聖地の中ならば、誰がそうなのかは分からない。何しろ救世主だ。私の力でも完全にどうこうできるものじゃない。この上条当麻のようにね」

以下略



251:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/07(土) 03:57:47.24 ID:sNwVsL2yP

その体、右腕を覆っていたジェル状の混合物が、ブァッという音とともに瞬間的に気化し、素肌が一瞬露になる

音に反応してステイルの方へ視線を移した上条には、心なしか、その表情に怒りが混じっているように見えた

以下略



252:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/07(土) 03:59:30.78 ID:sNwVsL2yP

ステイル「騙されるなよ上条当麻。その正しさも怪しいものだ。君は正論と言ったが、その正論の為に、自国内で、しかも善良で非暴力的な魔術組織ですら、協力を拒否しただけで皆殺しにするなんてやり方を採っているんだ」

ステイル「しかも、その協力の方法も運が良くて傭兵、目を付けられれば殆ど拷問に近いやり方で老若男女問わずモルモットにされる。これはその犠牲者のリストだ。犠牲の甲斐と言うか、随分と深いレベルまで理解を進めたみたいだけどね。日ごろ人権を理由に他国へ露骨な干渉をしている国の癖に、よくもやったものだ」

以下略



253:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/07(土) 04:00:40.56 ID:sNwVsL2yP
「五和!!」

吹っ飛ばされた女の元に、他の女性が駆け寄った

打ち所が悪かったのか、彼女の返事は無い
以下略



254:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/07(土) 04:01:10.49 ID:sNwVsL2yP

彼らは必死だ。既に、仲間を失っているのだから。あの悪夢のような、女教皇の襲撃によって。もうこれ以上の欠員を出したくは無い

それぞれが持つ現代では一般的でない、サーベルだのと言った得物の中で槍などの長手物を二本並べ、紙を利用した術式で即席担架を作り出した

以下略



255:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/07(土) 04:03:01.10 ID:sNwVsL2yP
五和の方へ向かっていた天草式の面々の意識が、突然の音と飛ばされた教皇代理の方へ自然と向かう

その最悪な光景に、五和の傍に居た天草式のメンバーは言葉が無かった

「斎字!!」
以下略



256:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/07(土) 04:03:31.89 ID:sNwVsL2yP
明確な敵対意思を、目の前の二つの存在が露にした。それは、彼にとって面倒なことだった

今までは一つの上条当麻を死なない程度に追い込めばよかったのだが、逆に腹を括られ、更には敵意を剥き出しにされた。完全でないとは言え、その力は侮れない。その存在が一番不確定な要素なのだから

そしてその一因である横に立つ男も、事前に有った情報と見た目から所属まで異なっている。その変化は難しい
以下略



257:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/07(土) 04:04:28.16 ID:sNwVsL2yP
全壊とはいえなくとも、それだけである程度、エネルギーチャージが必要な砲台使用に影響を与えられただろう

イェスとしてもそのまま背に乗られたままでは厄介なので、脚を使った跳躍によって窪んだ空間の端へ移動し、その揺れと慣性で上条を背中から転がり落とした

上条(やはり、当麻が居なくてはこの程度までしかできませんね。空間的拡大も、現実殺しも厳しい。砲撃自体も完全に無力化できたわけでは無いですし)
以下略



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