過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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741:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:29:47.16 ID:2nJkUX9vo

「……それでは、その問題がクリアできない限り、教材の開発は行えないのでは?」

白井が訊ねる。
当然の質問だ。
以下略



742:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:30:36.64 ID:2nJkUX9vo

「残念ながら、まだデータ不足でね。
 普遍性を求めるのならば様々な系統の『高位能力者の演算パターン』のデータが必要なのだが、順調に集まっているとは言えないんだ。
 実を言うと、『学舎の園』を訪れているのはそのためなんだよ」

以下略



743:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:31:06.23 ID:2nJkUX9vo

「……その教材作り以外には、絶対使わないわよね?」

「使わない。決して他の事に流用したりはしないよ。
 ……もっとも、あまり信用もないだろうしな。こればかりは信じてくれとしか言えないが」
以下略



744:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:32:45.65 ID:2nJkUX9vo

「……それにしても、同じ『幻想御手』を使ったのに、能力が伸びた人と伸びない人がいるのはどうしてなんでしょうね?」

「それに関しては、いくつかの条件があると推測されている」

以下略



745:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:33:37.19 ID:2nJkUX9vo

忘れはしない。
きっと忘れられない。
半ばあきらめていた能力が、この手によって発動した時の興奮と快感は忘れられるものではない。
今思い出すだけでも、心が躍る。
以下略



746:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:34:38.31 ID:2nJkUX9vo

誘惑に負けず、挫折に負けず、失敗に負けず、目の前にそびえる壁を乗り越えるためにありとあらゆる手段を取れ。
その過程で築かれるのが決して折れたりしない強固な唯一無二の『自分だけの現実』。

挫折なき強者などいない。
以下略



747:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:35:34.01 ID:2nJkUX9vo

「──いやー、今日は楽しかったですね」

木山が去ったのちも、四人は常盤台中学の見物を続けた。
本物のお嬢様が淹れる紅茶に初春が大興奮したり、美琴のクラスに掲示された論文に柵川中組が知恵熱を出したりといろいろなことがあった。
以下略



748:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:36:00.34 ID:2nJkUX9vo

「……あーあ、大変なことになっちゃったな」

何度も言うように、柵川中は進学校でもないただの中学校だ。
文化祭のレベルもたかが知れている。
以下略



749:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:36:39.04 ID:2nJkUX9vo

「……超能力は意志の力、かぁ。確かに、私は意志薄弱かもなぁ」

「……佐天さん?」

以下略



750:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:37:44.04 ID:2nJkUX9vo

佐天は自分の頬をぱぁんとはたき、突如走り出す。

「よしっ! 帰ったら早速あの時の事を思いだしながら特訓だ!」

以下略



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