過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
1- 20
951:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:23:24.63 ID:zxuPn9f5o

二人がやってきたのは地下街だ。
以前ゴスロリ女や岩石の巨人の襲撃を受けたり、二人でハンディアンテナサービスの契約をしたりと色々縁深いこの場所も今はお祭り一色だ。
出店の数もいつもの倍以上はある。
二人はその中のアクセサリー店が並ぶ一角で足を止め、煌びやかなアクセサリーを見ていた。
以下略



952:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:24:39.37 ID:zxuPn9f5o

一通り見て回り、上条が美琴を振り返る。

「んで御坂、気に入ったアクセサリーは見つかったか?」

以下略



953:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:25:12.52 ID:zxuPn9f5o

それは、細いチェーンに銀色の指輪が通されたデザインだ。
指輪には、両手に包まれた王冠の乗ったハートの意匠があしらわれている。
そのネックレスを差し出された瞬間、美琴の心臓が大きく跳ねる。

以下略



954:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:26:28.77 ID:zxuPn9f5o

細いチェーンを首にかけ、綺麗な指輪をいじる。
あくまで飾り用の指輪であり美琴の指にはサイズが合わないのだが、それでも嬉しいものは嬉しい。
印章を眺めるだけで自然に笑みがこぼれてくる。

以下略



955:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:27:40.25 ID:zxuPn9f5o

とある高校の学生食堂は一端覧祭のためにカーテンやパネルなどでいくつかのブロックに仕切られ、それぞれ飲食系の出し物のために使われている。
上条のクラスもその一角で喫茶店を開いていた。

「カミやん、来ぃへんなぁ……」
以下略



956:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:29:05.42 ID:zxuPn9f5o

ざわ……ざわ……と周囲を取り囲む上条のクラスメイトたちの視線に、美琴は思わず萎縮する。
元春と青髪ピアスに見つかった二人は有無を言わさずに連行され、喫茶店の中央の席へと座らされた。

数グループごとの交代制なのだろう、メイド服を着こんだ女子と、執事服を纏う男子が約5人ずつ。
以下略



957:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:30:10.97 ID:zxuPn9f5o

「……それで」

元春が上条の椅子の向きを90度変え、メイド服の中でも一番の自己主張をする部位を持つ少女、吹寄制理がずいと上条の前に仁王立ちする。
小さく縮こまる上条。吹寄の背後に立つ少年少女らがその迫力を更に引き立てている。
以下略



958:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:30:49.17 ID:zxuPn9f5o

「あ、あの!」

いきなり声を上げた美琴に、全員の視線が集中する。
耳まで真っ赤にしながら美琴が弁明をする。
以下略



959:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:31:32.36 ID:zxuPn9f5o

「ゆ、有罪って不当判決だー! 弁護士を呼べ―! 控訴してやる!」

「うるさい。被告人上条当麻には一切の反論および上告の権利は与えられていないわ。
 というわけで、野郎ども!」
以下略



960:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:32:24.07 ID:zxuPn9f5o

一人残された美琴の前に、他のテーブルから椅子を引っ張ってきた吹寄が座った。

「……えーっと、御坂美琴さん、よね?」

以下略



1002Res/817.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice