過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
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50: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 20:36:42.61 ID:po2DgXaE0

だが所詮、無意味な抵抗に終わる。

「仕方ないじゃん。寒いんだもん」

以下略



51: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 20:39:19.12 ID:po2DgXaE0

「………」

コンビニの入り口より十メートル離れた横で、地域の学生達がたむろっている。
これもすっかり日常風景の仲間入りを遂げていた。
以下略



52: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 20:44:21.96 ID:po2DgXaE0

いつも通りに補充している途中、番外個体が顔を覗かせてきた。

「あれ? また銘柄変えるの?」

以下略



53: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 20:48:25.18 ID:po2DgXaE0

左手で袋を携えると隣りでベッタリくっついてくる番外個体が猫なで声で唸り出す。
大抵の男にとってそれは悩殺級だが、一方通行にとっては鬱陶しい以外の感想が出てこない。
仕方なしに袋は右手首に掛けて歩くのだが、これがすこぶるキツイ。
歩き難さも勿論手伝っているのは言うまでもない。
以下略



54: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 20:50:12.67 ID:po2DgXaE0

しかし、前にも言った通り世の中は一方通行の思うがままに動いてくれるとは限らない。

「ひゃひゃひゃ、ミサカに離れろって言わないのはそういうこと? とんだ意地っぱりだね
 こりゃあまあ」
以下略



55: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 20:55:19.27 ID:po2DgXaE0

最終的にこの立位置が変わることはなかった。
もう何もかもが手遅れのようだ。番外個体と同棲して一番身についたのは“無駄な抵抗の見極め方”
だった。

以下略



56: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 20:57:18.89 ID:po2DgXaE0

腕を揉み終えた一方通行はふと座椅子から立ち上がった。

「さて、風呂でも沸かすか」

以下略



57: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 20:59:18.23 ID:po2DgXaE0

「…ん?」

「逃げるよォに締め括ってンじゃねェ」と、心を抉る言葉が強制停止中の耳へ届く。
早々に切り上げて入浴と共にリフレッシュさせようと目論む番外個体だが、一方通行はそれを許さなかった。
以下略



58: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 21:00:56.85 ID:po2DgXaE0

「……ホントにそれだけか?」


今日の彼はいつもより少し疑り深いようだ。
以下略



59: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 21:04:04.45 ID:po2DgXaE0

今考えると、別にわざわざ問い詰める事もなかったのではないか。こんなのでいちいち不安になってどう
するんだ。天井を見上げながらそういった自責に没頭する一方通行。
しかし、抑え切れなかった。それに今となっては後の祭りだ。
いやな自分の一面を知ってしまった気分である。
以下略



60: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/21(月) 21:05:48.83 ID:po2DgXaE0

「何回言っても聞かないんだから……」

時期が時期だけに体調を崩してしまいかねないこの行為を番外個体は何度か咎めたのだが、寝そべると
浅い睡眠に陥ってしまうのはもはや性(さが)なのだろうか。
以下略



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