過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)
2011/04/07(木) 23:10:53.52 ID:dEtouHOE0
前回の投下は木曜日
そして今日も木曜日
つまり週一くらい更新という予告は守られたに違いないな……

……ごめん。


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/07(木) 23:11:40.46 ID:dEtouHOE0


・Scenery




26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/07(木) 23:12:49.09 ID:dEtouHOE0

 フィアンマは特にアテもなく、とある路地裏を歩いていた。
 そもそもが、『世界を見て回りたい』などという漠然とした目的の旅である。
 ひとまず列車に乗ってはみたものの、目的地などは存在しない。

以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/07(木) 23:14:12.74 ID:dEtouHOE0



「ッ、なんだ、この路地!?」

以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/07(木) 23:15:17.12 ID:dEtouHOE0

「まあ、種明かしはそんなところだ。――さて」

 先の動作をなぞるように、左手を差し出すフィアンマ。
 後ずさる少年に合わせて、フィアンマもさらに一歩。
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/07(木) 23:16:09.58 ID:dEtouHOE0

 少年は怪訝な顔で彼を見る。
 フィアンマは涼しい顔でそれに応えた。

「……なんであんたが着いてくるんだよ。あんたには関係無いだろう」
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/07(木) 23:16:56.93 ID:dEtouHOE0

 違うと思う根拠くらいあるさ、とフィアンマはおもむろに壁を指す。
 少年が顔を向けると、そこには『Opila』のルーンが刻まれていた。
 フィアンマはそれをコンコン、とノックするように叩く。

以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/07(木) 23:18:28.24 ID:dEtouHOE0




「で? 誰よコイツ」
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/07(木) 23:19:51.88 ID:dEtouHOE0



 恐らく廃屋を最低限住める環境に整えたのだろう。
 世辞にも綺麗とは言えない住居の奥に、少女はいた。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/07(木) 23:20:53.61 ID:dEtouHOE0

 少年が険しい顔で青年の言葉を否定する。
 顔を歪める彼に視線を移し、フィアンマは更に問う。

「どんな仕事だ?」
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/07(木) 23:22:28.36 ID:dEtouHOE0

 勢いよく閉められたドアが軋んだ音を立てた。
 青年はそちらを暫く見て、舌打ちと共にフィアンマに視線を移す。

「ま、こんな感じだよ。正直金を寄越さないならアンタの出る幕は無いが、どうする?」
以下略



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