過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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2012/06/15(金) 23:30:53.46 ID:CypdjJ6do
国の助力は期待できない。世界は今混乱していて、こんな辺境まで手を回してはくれない。
住民達には期待できない。そもそも一般市民に対応できる問題ではない。
ローマの末端には期待しない。信用できない連中に、下手なことはさせない。
以下略
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2012/06/15(金) 23:31:55.11 ID:CypdjJ6do
「戻ったぞ」
青年が歩きついたのは、彼ら薄明かりが一時的に拠点としている場所だ。
とはいっても、簡単なキャンプなどで最低限の機能のみを成り立たせているだけのものなのだが。
以下略
338
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2012/06/15(金) 23:32:57.52 ID:CypdjJ6do
「……そうだな。やるべきことは山積しているんだ」
それでも。
彼の部下達の間に流れる空気も、けっして重苦しいものでは無い。
以下略
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2012/06/15(金) 23:33:57.56 ID:CypdjJ6do
「そちらから出向いてもらえるとは有り難いな。しかも一人とは、亡命でもご希望か?」
以下略
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2012/06/15(金) 23:37:08.31 ID:CypdjJ6do
「それはこちらとしても同じだ。貴様達に譲り渡すものは、何一つ無い」
略奪者はこちらだ。その事実をかみ締めながらも、少年は目を開いた。
彼らが大切に抱きしめる全てを理不尽に奪おうとしているのは自分達だ。
以下略
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2012/06/15(金) 23:38:07.76 ID:CypdjJ6do
「……ゴーレムか」
「よく分かったな、こんなので」
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2012/06/15(金) 23:39:06.20 ID:CypdjJ6do
結局、最後まで青年は自らの行いの一切を悔いることは無かった。
それでも敗北は訪れる。奇跡は案の定起きず、当たり前の結果がやってくる。
以下略
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2012/06/15(金) 23:39:44.12 ID:CypdjJ6do
「そんなものがどこにある?」
フィアンマは再び薄明かりの方へ視線をやった。
気絶していた者もいたが、徐々に意識を取り戻してきている。
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2012/06/15(金) 23:40:36.16 ID:CypdjJ6do
「ややこしいからお前達は後回しだ」
「テメエ本当にふざけんなよ」
以下略
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2012/06/15(金) 23:41:22.76 ID:CypdjJ6do
そして訪れる夕闇、残された薄明かり。
語りかけるのは、炎を名に冠する男。
以下略
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2012/06/15(金) 23:42:22.33 ID:CypdjJ6do
空の袖が揺れる。
それ以上に空虚に、フィアンマは歩む。
「お前達にとっては命を賭すに値するものなんだろう。なら意地でも捨てるなよ」
以下略
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