過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.9
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◆NAZC84MvIo
[sage saga]
2011/05/04(水) 00:04:23.58 ID:iWfXVOwW0
そんなこんなで桐乃や黒猫たちに振り回されている日々を送っていたところ、
ある日あやせからとんでもない頼み事をされたのだった――
「お兄さん、ご相談があります」
以下略
946
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◆NAZC84MvIo
[sage saga]
2011/05/04(水) 00:04:49.44 ID:iWfXVOwW0
真新しい衣服を身に纏い、俺は空を仰ぎ見る。澄み切った快晴からは暖かい日差しが降り注ぎ、冬の寒さをやわらげる。
クリスマスのイルミネーションに彩られた街並みを、おしゃれな格好をした若者達が歩いていた。
「お、お待たせしましたっ」
以下略
947
:
◆NAZC84MvIo
[sage saga]
2011/05/04(水) 00:05:27.51 ID:iWfXVOwW0
「話はあやせちゃんから聞いてるのよね?」
「ええ、大体は」
「だからね、京介君。あやせちゃんと別れて頂戴。お金なら言い値で払うわよ?」
「フッ、お断りします。お金の問題じゃないでしょう?なぜならっ!俺はあやせを愛しているからっ!!!」
以下略
948
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◆NAZC84MvIo
[sage saga]
2011/05/04(水) 00:06:01.51 ID:iWfXVOwW0
「まずはどこに行く?」
「きょ、京介さんの行きたいところでいいですよ」
「そ、そうか。それじゃあそうだな・・・」
なにせデートなんて生まれて初めてなものでどうすりゃいいのかわからない。
以下略
949
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◆NAZC84MvIo
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2011/05/04(水) 00:06:37.29 ID:iWfXVOwW0
「あっれ、あやせじゃねー?」
「か、加奈子!」
「うーす」
見るからに意地の悪そうな笑みを浮かべるツインテールの少女は、以前家に来たこともあるあやせのモデル仲間だ。
以下略
950
:
◆NAZC84MvIo
[sage saga]
2011/05/04(水) 00:07:34.69 ID:iWfXVOwW0
時刻は夕方という頃、デートを終え俺たちは監視の目があるため最後は別々に家に帰ることにした。
あやせを駅まで送り、俺はそのままとめておいたチャリにまたがり家路を急ぐ。
俺が帰りつく頃にはあやせはもう家で俺の帰りを待っていた――
以下略
951
:
◆NAZC84MvIo
[sage saga]
2011/05/04(水) 00:08:07.27 ID:iWfXVOwW0
「はあ?あやせに彼氏?」
「そうだ!お前は何か聞いたことは無いか?」
「あるよ、クリスマスよりちょっと前の日にデートしてたところを見たってクラスの子が言ってた」
以下略
952
:
◆NAZC84MvIo
[sage saga]
2011/05/04(水) 00:08:46.71 ID:iWfXVOwW0
「ただいまー」
あやせの彼氏が誰なのかはっきりしないまま、もやもやした気持ちを抱えていたこの数日。
家に帰ると見慣れぬ靴が一足置いてあった。誰か客が来ているのか?
以下略
953
:
◆NAZC84MvIo
[sage saga]
2011/05/04(水) 00:09:34.53 ID:iWfXVOwW0
「・・・・・だったらどうなんだよ?」
桐乃の言葉を一切否定せずにあやせに聞いてみる。こいつだって俺に何も話してくれなかったじゃねーか。
「俺と桐乃が付き合うのに、なんの不都合があるんだよ!!」
以下略
954
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◆NAZC84MvIo
[sage saga]
2011/05/04(水) 00:10:29.66 ID:iWfXVOwW0
あやせの嗚咽だけが響く静寂を引き裂いたのは桐乃だった――
「泣いててもいいから早く言っちゃいなよ」
以下略
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