6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/30(水) 07:56:34.12 ID:9b91y1IMo
鍵はかかっていなかった。だからと言って勝手に入っていいわけはないのだが、相棒は躊躇しなかった。
「ノックはした、誰も出てこない、俺たちは凍えてる、なら入る。この道筋は間違っているか?」
「……いいや」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/30(水) 07:58:53.36 ID:9b91y1IMo
「――!?」
のけぞって倒れる。轟音に視線を振ると、館の扉が炎に包まれていた。
魔術。誰が。そこまで考えて失敗を悟る。幸運にも何者かからの攻撃は外れた。しかし二撃目がないとは限らない。出所をたどるべきだった。
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2011/03/30(水) 07:59:40.72 ID:9b91y1IMo
to be continued...
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/30(水) 08:44:52.82 ID:HEW5kM5SO
ほぅ。面白そうじゃん
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/30(水) 11:48:40.69 ID:rQ0iyY/9o
待ってた。 乙乙
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/30(水) 11:49:08.74 ID:oV056XMm0
>>1
キタイシテルヨ
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/30(水) 23:02:59.58 ID:9b91y1IMo
「クビって、そりゃ一体どういうことだ!」
執務室に怒声と机を叩く音が響いた。
ウィリアムはぎょっとしたが、それらの主である相棒は気付かなかったようだった。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/30(水) 23:03:57.78 ID:9b91y1IMo
「……だが、そんなの重すぎるだろ!」
「命令違反、勝手な行動。十分すぎると思うが」
騎士団長の言葉に、う、と相棒が詰まる。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/30(水) 23:05:39.25 ID:9b91y1IMo
本来ならば。そう、本来ならばウィリアムたちのような見習いなんぞに騎士団長が直接伝えることではない。
相応の者に相応の伝え方をさせて、後はぽいだ。
いや、それだけで済めばいい。
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/30(水) 23:07:59.59 ID:9b91y1IMo
オルトロック・アロー。彼は剣の王国にある三大貴族の内の一つ、アロー家の家の息子である。
剣の王国においては王と、それに任命された騎士団長が軍事力の全てを司る。しかしそれでも無視できないものというのは存在する。
それが彼のような者だ。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/31(木) 00:27:09.02 ID:GfgkKPq6o
騎士団長の話が終わって。二人は事務所内の廊下を歩いていた。
早足で歩く相棒の後ろをウィリアムが追いかける。
「ロック」
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