過去ログ - レイラ「さようなら、真賀田博士」
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2011/04/09(土) 02:41:05.76 ID:BvaBFfU/o
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2011/04/09(土) 02:44:39.86 ID:bjkclqc70
「ちょっと教授! 真賀田博士からの招待状なんていつもらったの!? ていうかこんなところにほったらかしにして!」
ツタの蔓延る――室内にまで蔓延る洋館。中学生の女の子が、黒い背広をまとってソファに転がる大きなゴキブリに興奮気味に喋りかける。
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2011/04/09(土) 02:48:39.84 ID:bjkclqc70
「こねこ?」
金髪のコウモリヘアーが、かわいく傾げられる。
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2011/04/09(土) 02:53:40.45 ID:bjkclqc70
「先生、話したいことって何ですか?」
今日の彼女は、紫色のコーディネートだった。ヒールから口紅、いつもに比べると控えめなピアスまで。
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2011/04/09(土) 03:01:29.98 ID:bjkclqc70
某所、国立研究所の寮。
「沙羅、何か届いてるわ」
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2011/04/09(土) 03:05:34.69 ID:bjkclqc70
レイラが取りだした封筒を見て、青いインコが首をひねって言う。
「マガタシキはかせ……ですぞ?」
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2011/04/09(土) 03:10:09.86 ID:bjkclqc70
名月の祖父たちは、その日は新しい着物のお披露目会があるので保護者として行けそうになかったが、孫やその友人が子供だけでパーティに参加するのを是としなかった。
りんごの両親も、店を閉めてついていこう、という。りんごや、名月、それ以上にレイラにとってありがたくも心苦しい申し入れだ。
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2011/04/09(土) 03:15:14.62 ID:bjkclqc70
「えぇっ、船上パーティに、わたしが!?」
「すごーい、ステキステキ! あかりちゃん、どんな服着ていく?」
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2011/04/09(土) 03:20:11.94 ID:bjkclqc70
「こ、これは……思ったよりも多いわね」
ひきつった半端な笑顔を浮かべるカノン。
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2011/04/09(土) 03:24:50.62 ID:bjkclqc70
「本当に伊藤さんは来られないの?」
「ごめんなー、亜衣ちゃん、どうしてもセ・シーマの他の仕事で、都合があわへんかってん。
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2011/04/09(土) 03:29:21.08 ID:bjkclqc70
「わたしたちが最初の……えーと、お客? みたいね」
ふらふらしながら美衣が言う。
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