42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/04/20(水) 23:30:59.99 ID:Izz9OTRl0
これはこれで…
いいかもしれぬ
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]
2011/04/21(木) 00:28:55.36 ID:s4quCguC0
乙です
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/04/21(木) 16:41:29.50 ID:tGrQ2dEfo
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白のドレスは血に塗れ、武器を握る手に力は入らなくなりつつあった。
それでも少女は、大切な妹の意志を守らずには居られなかった。
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/04/21(木) 16:42:23.35 ID:tGrQ2dEfo
「がっ!!」
魔女の背中に容赦なく叩きつけられると、直接伸び上がった樹木の如き体に臓腑を貫かれ、動くことすら出来なくなる。
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/04/21(木) 16:42:53.89 ID:tGrQ2dEfo
少女を貫いた触手を、マスケット銃の一斉射によって弾き飛ばすと、巴マミは少女を抱き、魔女から大きく距離をとる。
「……先輩。
私、ダメでした」
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/04/21(木) 16:43:29.70 ID:tGrQ2dEfo
「ティロ」
呼び声と共に放たれる魔力そのものの銃弾は、触手を消し飛ばし、祈りの大地すらも直接砕き、太陽のオブジェは静かに沈んだ。
魔女は悲鳴を上げることもなく、そのまま消滅し、グリーフシードを落とした。
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/04/21(木) 16:44:11.04 ID:tGrQ2dEfo
「先輩は強いなぁ……私、こんなに弱くってさ……」
少女の目から流れる涙が、屋上のコンクリートを幾許か濡らす。
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/21(木) 16:44:37.39 ID:tGrQ2dEfo
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/04/21(木) 16:45:23.74 ID:tGrQ2dEfo
そして、それは一蹴される。
「……え?」
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/04/21(木) 16:45:51.44 ID:tGrQ2dEfo
マミの目は冷たく、少女はこんな彼女を見たことはなかったが、何故か不自然さを感じることは出来なかった。
「もしかして、今さら人を辞めるのが怖いの?
不可思議な力で、人智を超えた願い事を祈って、自分が人間のまま、死ねるとでも思ったの?」
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/04/21(木) 16:49:20.06 ID:tGrQ2dEfo
「あ、あああ、あああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
自らのソウルジェムの濁りは、既に体を動かすことさえ出来ないレベルへと達していたが、彼女は怒りに任せ白のドレスをもう一度体に纏わせた。
穢れた魂は鈍い光を発し始め、幾つものヒビがソウルジェムの上を走る。
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