146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/07(木) 22:36:19.77 ID:R0NCsjfB0
憂「……っ!」
重い衝撃と激痛。
背中が弾かれたように反り返った。
吐き気がこみ上げてくる。
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2011/07/07(木) 22:50:43.87 ID:R0NCsjfB0
本の数十秒前、憂が澪の鉄パイプを受け止めたとき以上に澪の目が見開かれる。
だが、その表情は驚きから来るというより、むしろ喜びから来ているように憂には思えた。
そう、獲物を見つけた狩人のように。
澪「その未来日記という単語を知っているってことはつまりはそういうことなんだな」
148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/07(木) 23:03:42.12 ID:R0NCsjfB0
だが、憂は自分の判断が大きく間違っていたことをすぐに知った。
確かな手ごたえを感じた。
だが、それは決して彼女の頬を捉えたわけではなかった。
憂の拳はあっさりと澪の右手に受け止められていた。
149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/07(木) 23:22:33.09 ID:R0NCsjfB0
骨が軋む音が確かに聞こえた。
憂の身体が地面を転がる。
澪「ぎりぎりのところで、腕でガードしたか」
150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/07(木) 23:55:08.94 ID:R0NCsjfB0
憂「でも……」
憂はナイフの柄を握っていう腕に力をこめる。
息を大きく吸う。
湿気を多分に含んだ葉の匂いがした。
151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 00:25:51.05 ID:LTvAahyA0
【2011/5/24/PM 1:54】
平沢憂が律をかばったときは驚いたが、だからと言って彼女が脅威的な存在だったのかと言えばそんなことはなかった。
それどころか、簡単に殺せる相手だとすら思えた。
実際、憂はかろうじて澪の攻撃を耐えていたが、どちらが優勢かは言うまでもなかった。
152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 01:13:06.18 ID:LTvAahyA0
顎への一撃は澪の脳髄を派手に揺さぶった。
景色がぐるりと一回転して立っていられなくなった。
そのまま、澪は背中から崩れ落ちた。
澪「かはっ……!」
153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 01:24:40.28 ID:LTvAahyA0
【2011/5/24/PM 1:56】
憂は仰向けで倒れたままになっている澪を見下ろした。
はっきり言って澪は強かった。
154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 01:41:23.57 ID:LTvAahyA0
だが、ここで追撃の手を休める憂ではなかった。
まだ澪は顎に食らった一撃の衝撃でふらついている。
仕留めるなら今がチャンス。
憂は一気に距離をつめると、澪をナイフで切りつける。
155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/08(金) 13:54:37.13 ID:+dqryd/7o
澪さんお疲れっした
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