64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/08/20(土) 01:38:10.53 ID:2FSGK+/b0
男「今までそういう事なかったんだがな……日頃の疲れか」
男「給料は良くなったんだが、大学教授ってのも面倒な仕事だよな」
男「って、もうこんな時間か！ まだまだ新任だってのに講義に遅れたら評判も悪くなるってのに」
65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/08/20(土) 01:51:33.28 ID:2FSGK+/b0
ｻﾞﾜｻﾞﾜ ｶﾞﾔｶﾞﾔ
ｻﾞﾜｻﾞﾜ ｶﾞﾔｶﾞﾔ
「おい、あれ見て見ろよ」
「げぇ、グロいな。事故現場なんて始めて見たよ」
66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/08/20(土) 02:05:24.81 ID:2FSGK+/b0
ﾋﾟﾁｬｯ… ﾋﾟﾁｬｯ…
勇者「ここは……どこかで見た事があるな」
勇者「洞窟の中か。しかし不思議だな。灯りがないのに明るい」
67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/08/20(土) 02:13:24.59 ID:2FSGK+/b0
勇者「あの時俺が殺したのは、“魔物の王”だ。俺は――」
友「俺を解放してやった、とでも言いたいのかい？」
勇者「勿論だ」
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/08/20(土) 02:26:58.94 ID:2FSGK+/b0
男「！」ﾋﾟﾀｯ
勇者「！」ﾋﾟﾀｯ
錬金師「……」
69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/08/20(土) 02:40:49.00 ID:2FSGK+/b0
幻術師「よくわかっているな」
錬金師「二度も見せられて理解出来ない方がおかしい」
幻術師「お前が見た恐怖とは、一体何だったのだ？」
70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/08/20(土) 04:08:52.73 ID:2FSGK+/b0
幻術師「良いのか？ 三対一なら私にも勝てるかもしれないだろうに」
錬金師「足手纏いと言うのは本音だ。先程のように操られるのがオチだ」
幻術師「では先程のように解いてやればいいではないか」
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/08/20(土) 04:24:33.96 ID:2FSGK+/b0
錬金師「“セクタ”！ “ブレフィ”！ “ブレフィ”！」
幻術師「っ！」
幻術師「……ハッ、どうやら何も起こっていないようだが」
72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/08/20(土) 04:42:12.96 ID:2FSGK+/b0
男「でも、錬金師さんは錬金弟子さんに短縮詠唱を教えてないじゃないか」
勇者「そこは少し疑問に思った。もしかしたら、短縮詠唱を知り尽くした故の方針かもしれない」
勇者「それでも確かに、錬金師さんの短縮詠唱は普通じゃないんだ」
73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/08/20(土) 05:02:46.18 ID:2FSGK+/b0
錬金師「何を、勘違いしている」
幻術師「ここに来てまだ強がるか！ 見上げたものだ」
錬金師「有頂天になっている所悪いが、もはやお前の魔法など解くのも容易くなってきたんだ」
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