828:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/11/06(日) 07:45:13.85 ID:p4laV2rSo
それを勝てない理由というには、弱すぎるだろう。
空豆「二つ。ちょっと考えれば、判っただろうに。夜は、ワルプルギスの夜はまだ、空に在る。……だから、『夜明け』が今ここに居ちゃいけない」
それは理屈と呼ぶには、ひねくれすぎているだろう。
829:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/11/06(日) 07:49:51.41 ID:p4laV2rSo
手足の感覚がハッキリと戻ってくる。
まだ自分を撫で続ける影を、杏子は振り払う。それだけで相手は、ぼろぼろと崩れだした。
真っ黒な聖母の顔が散る。その向こうに、着流しの。
830:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/11/06(日) 07:52:57.60 ID:p4laV2rSo
見知らぬ人々が己の神を────父を崇拝する事を望んだ。
そのためなら、何もかも。ほんとうのカミサマさえも。
それが佐倉杏子、根源の魔法。
歪曲聖教。
831:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/11/06(日) 07:55:32.35 ID:p4laV2rSo
(……そんなんじゃ)
何が悪い?
(ない)
832:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/11/06(日) 07:57:40.63 ID:p4laV2rSo
「ごめん。杏子さん。ごめんね」
愛されたいと献身を掲げ、殺されたいと悪意をかざす。
「僕が全てを喰らいたいのは、君のためでもある。けど、そうだね。ダメだよね。そうじゃないんだよね」
833:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/11/06(日) 08:00:16.97 ID:p4laV2rSo
佐倉杏子は、ふと、気温が上がったと感じた。
ぬるく優しい空気。
古い記憶を呼び起こす。
枕元にビスケットがあった?
834:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/11/06(日) 08:06:02.91 ID:p4laV2rSo
気づけば、佐倉杏子は、空を見ていた。
上体が仰向けに地面へと倒れこんだので、瞼を開いていれば、見ざるを得なかった。
ぶ厚い雨雲が広がるばかりの、空。
空というのは、青いはずじゃないか。杏子は不満に思う。
835:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/11/06(日) 08:17:55.76 ID:p4laV2rSo
今日はここまで。やっぱ空豆ちゃんって名前は微妙だ
836:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[sage]
2011/11/06(日) 18:04:44.10 ID:l5Tk27cSO
やった投下きたあああ!
これで今年は生きていける
837:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(京都府)[sage]
2011/11/17(木) 00:34:08.63 ID:Muo29WHY0
久々に来たら。やっと来たーーーーーーーーーーー!
相変わらずの壊れぷりで安心した。
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