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2013/01/05(土) 13:51:31.02 ID:qdef4F6AO
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2013/01/05(土) 13:55:25.63 ID:qdef4F6AO
優しく促すと、リィンはばつが悪そうに俯き、それから恐る恐るといった様子で口を開いた。
「夢を、見るんです」
「夢?」
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2013/01/05(土) 13:59:38.29 ID:qdef4F6AO
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はやては広大な金融街の中、大通り脇に設置されていたベンチに腰掛けている竹田崎と向かい合っていた。
472:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 14:04:09.45 ID:qdef4F6AO
「まぁキミのアセットだけがそうなんだから、それが偶然とは考えられないし、何がしかの意味があると考えるのが妥当だね……キミの存在も含めて」
―――私の、存在……
子供で、足が不自由だというハンディを抱えているのにアントレとして選ばれた自分。
473:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 14:08:40.72 ID:qdef4F6AO
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474:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 14:12:52.08 ID:qdef4F6AO
「万能じゃないのね、その魔法も」
「そりゃあそうですよ。こっちの世界にあるおとぎ話にあるような、万能の力を持った魔法なんてありません」
475:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 14:17:45.85 ID:qdef4F6AO
そんなエイミィを見てジェニファーは「……まぁ、頑張りなさいよ」と言いながら、スーツのポケットをおもむろに探り始めた。
そして何かを取り出すと、それをエイミィの顔に突きつけた。
「……なんですか、それ」
476:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 14:20:43.62 ID:qdef4F6AO
「そりゃあそうでしょう。八神はやてにはまだあれだけのディールを計画できる力は無いでしょうし。
まぁ、高町士郎はよくやってますよ。八神はやてに金融街やギルドのイロハを教えて……あの様子を見る限り、八神はやての面倒を見る気持ちに嘘偽りや企みは無さそうだ」
「そのおかげではやてちゃんも車椅子を乗りこなす練習、頑張ってましたよね。今回のディールも楽しそうでしたし」
477:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 14:24:41.38 ID:qdef4F6AO
「……はやてちゃんの生活を支えていたっていう人のことですか?」
「そう。つい最近、その人物が八神はやてとどういう関係にあったのかが、また新しく分かりましてねぇ。そこから八神はやてが金融街に呼ばれたであろう理由も見えてくるようになりまして」
そこで二人の会話を聞いていたジェニファーが口を挟んだ。
478:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/05(土) 14:31:05.67 ID:qdef4F6AO
「それが、はやてちゃんの父親の友人ですか?」
エイミィが聞くと、竹田崎は「その通り!」と話を続けた。
「個人の完全な特定は出来ませんでしたが、調べたところ確かなのは欧州に住んでいる人間であること。
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