527:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/19(金) 03:40:30.12 ID:oSMg4VLmo
美琴「……最初はすぐ起きるものだと思ったけど、こうやって見ると心配になってくるわね」
イン「このまま目を覚まさない、なんて無いよね……?」
528:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/19(金) 03:41:31.09 ID:oSMg4VLmo
イン「……どういう事?」
冥土帰し「人間は危険な状態に陥ると無意識に身体が様々な動きをみせる、というのは良くある事だね?
529:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/19(金) 03:42:12.81 ID:oSMg4VLmo
『そうだ、このまま目を覚まさずに眠り続けちまえよ。もう十分だ、ゆっくり休め。
テメェは何もしなかった訳じゃねえんだ、誰もテメェを責める事なんてしねえよ』
530:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/19(金) 03:42:54.21 ID:oSMg4VLmo
上条(俺は自分が正しいって思い続けた事を相手に伝えた。でも、それは相手を否定する事でもあった)
『ああ、そうやってテメェは否定し続けた。相手の事を深く考えず直感的に、そして衝動的に思いついた言葉でな』
531:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/19(金) 03:43:29.51 ID:oSMg4VLmo
『……誰かを救い喜ぶ者が居る一方で悲しむ者も居るんだ。そうやって自己を正当化しようとするな』
上条(それは質問の答えになっていないだろ? 俺は間違っているとアンタは言った。
532:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/19(金) 03:44:24.30 ID:oSMg4VLmo
冥土帰し「――そもそも、話を聞く限りでは彼は説教をしていたとは僕には思えないけどね?」
美琴「……でも、本人が説教をしたいって」
533:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/19(金) 03:46:04.56 ID:oSMg4VLmo
上条(助けを求めてるって事は……アンタは、苦しんでたのか? 何があったんだ?)
『…………』
534:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/19(金) 03:47:19.19 ID:oSMg4VLmo
上条の存在していた空間に変化が訪れた。周りの液体は消え上条は今、自らの足でその場に立っている。
暗闇で何も見えなかったはずだったが、今は目の前に何かがある――誰かが存在しているのが分かる。
535:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/19(金) 03:47:49.94 ID:oSMg4VLmo
上条「……どうして俺の前に出てきたんだ」
「何度も言ってるだろ? テメェは身体も精神も限界を迎えた、だから俺がその本能の代弁者として現れたんだよ」
536:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/19(金) 03:48:20.23 ID:oSMg4VLmo
イン「……とうまは、ずっと苦しんでいたのかな」
美琴「さあね……でも、コイツの事だからそれにも気付かずにいたって所じゃないかしら」
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