過去ログ - 一夏「なんでお前が?」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2011/06/19(日) 18:11:22.39 ID:3t8PjP0Y0
時は少々過ぎて一時間目の終わり。
この学校、IS学園はコマ限界ギリギリまでIS関連の授業が詰め込まれているため入学式のその日から授業があるのだ。
そして五反田弾は机に突っ伏していた、一時間目のIS基礎理論の授業だが、正直ついていけなかった。他の生徒たちは教師の話を聞き、時折うなづいたり教師に質問したりしていたが・・・

俺、というか俺たち。隣で机に突っ伏してる一夏も同じような状況らしい。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2011/06/19(日) 18:12:14.42 ID:3t8PjP0Y0
「おぅ、わかった」
一夏にこういう風に女生徒が話しかけてくることは多い、それはそれは多い。一夏は女生徒に好かれる、まぁモテるからだ。
しかしさっきの女生徒はどうにもそういった手合いとは違ったように思えた、なにかこう・・・

思考を巡らせようとしていると周りの雰囲気が少し妙なことに気づく。捕食者が獲物を狙うような感じの。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2011/06/19(日) 18:12:57.87 ID:3t8PjP0Y0
二時間目が終わり休み時間、先ほどよりはまだ慣れたのか俺と一夏は机には突っ伏してはいない。内容を理解できたのかと言えばそうではない、分からないことに慣れたのだ。
「なぁ弾、そういえばコレは最初に聞いておくべきだったんだが」

「なんだよ、聞きたいことって」
正直俺には一夏がなにを聞きたいかは分かっている、と言うより千冬さんが出てきていなければもっと早くにこの話はできていたはずだ、あれには俺もびっくりしたし。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2011/06/19(日) 18:14:01.29 ID:3t8PjP0Y0
「訊いてます?お返事は?」

「あ、ああ。訊いてるけど・・・どういう用件だ?」
一夏が答えると、その女生徒は大げさに声をあげた。
「まぁ!なんですの、そのお返事。私に話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度があるんではないかしら?」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2011/06/19(日) 18:15:31.01 ID:3t8PjP0Y0
少し時間を置いてようやく俺の容態は落ち着きお嬢(セシリア)と話せるまでに回復した。
「悪いな、ちょっと昨日見た漫画の内容を思い出してな」
かなり苦しい言い訳だがしないよりはましだろう。
「思い出し笑いでもタイミングが悪すぎますわ、わたくしが笑われたのかと思いましたわ」

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2011/06/19(日) 18:16:35.02 ID:3t8PjP0Y0
「え?入試ってあのIS動かして戦うってやつ?」

「・・・それ以外に入試などありませんわ」
ようやくセシリアがこちら側の言葉に反応した。

以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2011/06/19(日) 18:19:25.58 ID:3t8PjP0Y0
キーンコーンカーンコーン
話しに割って入ったのは三時間目の始業のチャイムだった。
今の俺たちには福音にも聞こえる。

「・・・っっっ!!またあと出来ますわ!!逃げないことね!よくって!?」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2011/06/19(日) 18:20:52.99 ID:3t8PjP0Y0
「待ってください!納得いきませんわ!」
やっぱりさっきのセシリア・オルなんとかだ。さっきあれだけ声を聞けば分かるようになるもんだ。

「そのような選出は認められません!大体、男がクラス代表なんていい恥さらしですわ!わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような
屈辱を一年間も味わえとおっしゃるのですか!?」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/06/19(日) 18:22:42.88 ID:ah2X5I2AO
面白いな。完結まで頑張って。


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2011/06/19(日) 18:22:58.07 ID:3t8PjP0Y0
「言っておきますけど、わざと負けたりなどしたらわたくしの小間使い。いえ、奴隷にしますわよ」

「侮るなよ。真剣勝負で手を抜くほど腐っちゃいない」

「まぁ、なんにせよこのイギリス代表候補生のわたくしセシリア・オルコットの実力を示すまたとない機会ですわね!」
以下略



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